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中学受験、入試の点数と成績の相関が低いのはなぜか。

多くの学校で「入試での順位とその後の在学中の成績は関係ありません」と話をされています。
それを持って「入試では学力を測れていないのではないか」とするのはちょっと違うと思うのです。
これを先日使ったポイント制で検証してみたいと思います。

ここでは、合格ラインが600,000ポイントの学校を検証してみたいと思います。

合格ラインが600,000ポイントの学校ですと、在籍している生徒の持ちポイントの幅は600,000~650,000ポイントになると思われます。

そして、中学・高校での学習内容は小学生とは比較にならないほど難しくなります。そのため、学習効率が能力によって格段に開いてきます。
能力が120の場合、120×120×120÷10000=172.8となると考えます。
能力が100の場合は、100×100×100÷10000=100のままです。
能力が80の場合は、80×80×80÷10000=51.2と学習効率が落ちる計算になります。

合格ラインが600,000ポイントの学校で平均的な能力は120と推測します。
入学時に余裕の650,000ポイントで入学した生徒。
小学校時代に大分頑張り能力が115だったとします。
「合格したら遊んでよい」と言われて、中1の時に遊びすぎて学校の授業も疎かにしてしまったと考えると、中学時代の1日の学習時間は授業中だけの5時間になってしまいました。
そうすると、中3でのポイントは
5×300×3×115×115×115÷10000+650,000=1,334,393ポイントとなります。

その一方、こつこつと努力を続けて合格した能力110の生徒の場合。
入学時はぎりぎりの600,000ポイントで、入学後も授業を真面目に聞き、自宅学習もしっかりと続けたと考えます。
そうすると、1日当たりの学習時間が7時間になります。
7×300×3×110×110×110÷10000+600,000=14,438,530ポイントとなります。

もともとの能力が多少低くても日々の学習を積み重ねれば学校内での順位は上げることができますし、能力があっても油断をすればたちまち落ちていくという事です。
また、同じ学校に入学する生徒の能力差はさほど大きくありません。
入試の時の得点差よりも、その後の努力の方が学校の成績に与える影響は大きいと言えるでしょう。

学校の成績はこのような単純なポイント制ではありません。様々な要素が加わります。ですから、必ずしもこの考え方が当てはまるわけではありませんが、ひとつの指標として捉えていただければと思います。

中学入試までのことについては、こちらに書いています。

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