見出し画像

テクニカル分析を深掘りしていく①~テクニカル分析とは~

テクニカル分析とは?

テクニカル分析とは、為替相場の価格変動や取引量などの過去のデータを基に、将来の価格動向を予測する手法です。主にチャートを用いて分析を行います。テクニカル分析の基本的な考え方は、「価格は全ての情報を反映する」「価格はトレンドに従う」「歴史は繰り返す」という3つの前提に基づいています。

◉テクニカル分析の代表的な手法

  • チャートパターン分析:

  • ヘッド・アンド・ショルダー: トレンドの反転を示唆するパターン。

  • ダブルトップ/ダブルボトム: 価格が2回同じレベルに達した後に反転するパターン。

  • トライアングル: 継続または反転のシグナルとなるパターン。

  • トレンド分析:

    • 移動平均線(MA): 過去の価格の平均値を追跡し、トレンドの方向性を確認する。

    • MACD(移動平均収束拡散): 短期と長期の移動平均線の関係を分析し、売買シグナルを提供する。

  • オシレーター系指標:

    • RSI(相対力指数): 市場が買われ過ぎか売られ過ぎかを示す指標。

    • ストキャスティクス: 過去の価格範囲内での現在の価格位置を示し、反転ポイントを予測する。

  • ボリンジャーバンド:

    • 価格の変動幅を示すバンドを描き、価格がバンドの上限や下限に達することで売買シグナルを提供する。

《POINT》
分析だけでもチャートパターン分析トレンド分析がある。方向性はあってると思っていても転換パターンを見落とせば高値掴み、安値掴みに繋がる。分析の重要な点としては『チャートパターンで値動きのクセを見抜き、トレンドをマルチタイムに見て方向性を見極める』こと。
オシレーターを利用することも見極める材料の一つだし、ボリンジャーバンドを活用するのも効果的です。

◉テクニカル分析のメリット

  • 迅速な判断: チャートやオシレーター指標を視覚的に確認できるため、迅速な判断が可能になる。

  • 客観性: 過去のデータに基づくため、主観的な判断を排除できる

◉テクニカル分析のデメリット

  • 過去のデータ依存: 過去のデータに基づくため、突然の市場変動には対応しづらい。

  • 複雑な手法: 多くの指標やパターンが存在し、それぞれの理解と使い分けが必要。

《POINT》
例えば『金(GOLD)は希少性のある現物資産なので右肩上がりに上がるだろう』という主観。思い込み。
もしかしたら、そこまで的外れな考えではないかもしれない。
しかし相場は、常に上下に動き方向性を変えながら進んでいく。
だからこそ主観と値動きが合わないことは絶対に出てくる

では方向性は合っていたのに大きな損失になったとしたら…それは『固定観念などの主観が邪魔して、柔軟な対応ができていなかった』というのが大きな原因になる。

《参考例》
「多分…富士山は噴火すると思う。それも近々。。」
と強い固定観念で富士山観測をしている学者がいたとする。
大きな地震がきた瞬間!
「はい来ました!!マグマ上がってくる時の揺れです!!緊急事態宣言と避難勧告おねがいします!!!」
ってしっかり分析もせずに先走っちゃったら学者としてダメなわけです。

FXでもあるあるがありますよね。
長いヒゲ出た!これは下落する!!と思い…
次足の下げ始めた瞬間に飛び乗りエントリー!!
あれ?下げない?
下がるはずなのにな?!

ちょっと上げたから追加だ!ナンピン!!
そのまま『下がるはず』と主観に支配されお祈り開始し担がれ損切できずゼロカット。
エントリーについて見直しする…
いやそこも重要かもしれないけどもっと重要なこと見落としてません?
👆この痛ましい事故の原因はどこでしょう?

太字の上の状況と下の状況は真逆です。しっかり引きつけてヒゲ見てエントリーするのは別におかしいことじゃありません。
人間なんで間違った取引もします。
問題は主観に縛られ状況が悪化しているのに自分で自分の首を絞める行動をしてしまっているのです。
分析といっても足跡を見てるだけで目的地までのカーナビの地図見てるわけじゃないんです。
全てはヒゲを見た時のこれ下がる!という固定観念から始まった事故です。

分析のポイントは固定観念を捨てて視覚的に確認して判断すること。
間違っていたらその取引はクローズしましょう。

〇テクニカル分析は、ファンダメンタルズ分析(経済指標やニュースを基にした分析)と併用することで、より効果的に相場を予測することができます。

ということで、テクニカル分析を行う際には、以下の点に注意することが重要です!

◉テクニカル分析の注意点

  1. 偽のシグナルに注意:

    • テクニカル指標やチャートパターンは常に正確なシグナルを出すわけではありません。市場のノイズや急激な変動により、誤ったシグナルが出ることがあります。

    • フィルターをかけるために、複数の指標を組み合わせて確認することが推奨されます。

  2. 相場の転換に注意:

    • 長期的なトレンドが突然反転することがあります。これを見逃さないためには、トレンドの強さや市場の状況を常に監視することが重要です。

  3. 過度の信頼は禁物:

    • テクニカル分析は一つのツールに過ぎません。過度に依存すると、重大なリスクを見逃す可能性があります。ファンダメンタル分析や市場のニュースも併せて考慮することが重要です。

  4. 過去のデータは未来を保証しない:

    • テクニカル分析は過去のデータに基づいているため、未来の相場が過去と同じ動きをするとは限りません。市場の環境や状況が異なる場合には、過去のパターンが当てはまらないことがあります。

  5. 取引量の確認:

    • 価格の動きだけでなく、取引量も確認することが重要です。取引量が少ない場合、価格の動きは信頼性が低くなることがあります。

  6. 心理的なバイアス:

    • 自分の期待や恐怖が判断に影響を与えることがあります。客観的なデータに基づいて判断することを心掛けましょう。

  7. リスク管理の徹底:

    • 損失を最小限に抑えるためのリスク管理を徹底することが重要です。ストップロス(損切り)注文を活用し、予想外の損失を防ぐようにしましょう。

  8. 継続的な学習と改善:

    • 市場は常に変化しているため、継続的に学習し、分析手法を改善することが必要です。新しい指標やツールを試し、最適な戦略を見つける努力を続けましょう。

  9. デモ取引での練習:

    • 実際のお金を投入する前に、デモ取引を通じてテクニカル分析のスキルを磨くことが推奨されます。これにより、リアルな市場環境での実践的な経験を積むことができます。

テクニカル分析は強力なツールですが、適切な注意を払わないと誤った判断を下すリスクもあります。慎重に取り組み、総合的なアプローチを取ることが成功の鍵です。


teamALBでは、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析を学び共有しています。値動きを見極められる成長できる環境をトレーダー自身が、トレーダーの為に作っています。
定期的に開催されるDiscordのVCでも負けないトレードを深掘りしています。無料コミュニティーなので下記に当てはまる方は、是非気軽にご参加ください。
負けトレーダーから生まれ変わりたい
熱量なら負けない
とにかく学びたい
いろんな意見を聞いて参考にしたい

切磋琢磨できる環境です。参加お待ちしています。
ALBの参加は
こちらからどうぞ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?