2019年ミュージカル市場動向
こんにちは。オリジナルミュージカル制作にゼロから挑むユッキーナです。今回の記事では、ミュージカル市場の最新動向をお伝えします。
いつのまにやら、空前の大ブームと言われているミュージカル。さて、その実態はどんな様子なのでしょうか? のぞいてみましょう!
市場規模
2018年のミュージカルの市場規模は、前年度比16.1%増の700億円と推計されています。
前年度比16.1%ということは、昨年に比べて約97億円も多く売り上げた!ということですね。
過去10年ほどは10%減~5%増の間で推移していたので、16.1%増という数字は確かにミュージカルブーム到来と断言してもよさそうです。
ちなみに、国内公演では、劇団四季、宝塚歌劇団、東宝ミュージカルの三強が国内ミュージカル市場の約8割(市場規模ベース)を占めるという構造そのものは2018年も変わらないそうです。
じゃあ、その約97億円はどうやって稼いだのでしょうか?
ここで以下のグラフをみてもらいます。これは過去5年の国内でのミュージカル公演回数の推移です。
2016年問題といって、2016年に大型劇場がどんどん閉鎖してしまったため、2017年はぐっと公演数が減ってしまっていますが、2017年と2018年の公演数を比べてみると、ほとんど変わらない、もしくは微減であるようです。
公演回数が減っているのに、市場は拡大している。それってどういうことなのでしょうか!?
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