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静岡県袋井市を所在地とするブランディング企業としての2024年の動き方

世の中がお休みモードの時こそ『自分のこと』をゆっくり考えられるということで、株式会社プロトペラとしての2024年の動き方を整理しながら書き記します。

*もちろん年間の中で動きながら随時調整していきます


【株式会社プロトペラとは】

静岡県の西部である袋井市を所在地とするブランディング会社です。2019年7月設立なので、4年半が経ちました。

東京から地元へUターンし、完全に独りでツテなしゼロスタートだった会社ですが、おかげさまで多くの方に知って頂き、現在は市の公共事業である創業支援コーディネートを担当したり、地元の観光協会理事に就任させて頂いたりもしています。

会社の柱は「企画ブランディング」です。様々な企業や事業者の相談に乗り「商品開発、販売戦略、仕組み作り」について、長期的なゴールと直近での動きを設定する(必要に応じてカタチにもする)そして調整しながら成果に繋げていく伴走支援が主な事業内容です。

違う言い方をすると『事をデザインする』プロダクトデザイン会社でもあります。


【前提:プロトペラの起業理由】

<目的>
全ての人の可能性と選択肢を増やしたい。こうするべき論に紐づく不必要な批判(可能性を潰す行為)を世の中から減らしたい。そのための「これもアリだよ」という知見や体験を提供したい。

<その手段としての事業内容>
未来を良くする変化を生むブランディング(事業相談・仕組み作り・商品開発など)を行う。

→あらゆる指標が日本の平均値(中心地)である静岡県を拠点に動くことで、多くの地域や業種にも適応できる『汎用性の高いノウハウ』が蓄積できるはず。

→更に、静岡県(特に西部)は「交通の利便性が高い」「気候が良い」「食材が何でも揃う」「産業・レジャー・観光、あらゆる仕事が成り立ちやすい」という、暮らすのも働くのも多種多様なパターンをカタチにしやすい地域だと感じる。

【判断基準の軸】

◎それは『長期的に』可能性を広げていくものか
◎それは『これからの』世の中を良くする事業か

【意識してきた動き方】

◎すぐに理解されることを求めない
◎いきなり幅広く理解されることを求めない

北風ではなく太陽で動く。強火で一気に焼くのではなく炭火でじっくりと熱を通すイメージで動く。それが結果的に「数年後の当たり前」に繋がる。

【個人的に感じる社会課題】

日本は2004年をピークに人口が減少モードに突入している。作れば売れる時代でもなく、量(数)を増やすことの優先度を上げるほど歪みが増しやすい。販売でも求人でも地域づくりでも『選ばれる努力(戦略)』が必須。製造業メインな地域である静岡県西部には特に。

選ばれるために必要な3ステップ:
1. 知ってもらう
2. 興味を持ってもらう
3. 触れてもらう
それぞれで何のために何をするか。

【個人的に感じる重要ポイント】

ネット・スマホの普及を経て『細分化』と『多様化』は加速する一方。コロナ禍による制限も取り払われて、世の中の『交ざり具合』も加速する一方。

重要なのは、何かの枠に当てはめるのではなく、状況に合わせて柔軟に対応(変化)できること。そして、安易に成功事例を追うよりも、失敗事例を知って、備えとして『余白(のりしろ)』を持つこと。

→前例を真似るのではなく、前例を作る心持ちで

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というわけで、2024年に強めたい動きは『令和の働き方の加速』です。

大きく分けると2つ。

①時間や場所を選ばないノマドワークの加速

2023年2月に社用車として迎え入れた『スペーシアベース』を活用した『景色が変わる働き方』を引き続き続けていきます。

車社会ならではの特性を活かした働き方の提案です。詳しくはコチラを↓

また、ノマドワークを通じて、時間による勤務ではなく、いつまでにコレをやるという『成果物に対する報酬』という感覚が浸透していくように自分の働き方の発信も続けていきます。そうすることで、より多くの人が自分の暮らし方や能力に合わせた働き方ができるようになるはず。

ついでに、この不可解な現象も減ってほしい↓

ちなみに、地元でも着実にコワーキングスペースが(そこを利用する事業者も)増えているのは嬉しい流れですが、まだまだ機密情報の取扱いへの意識が甘かったり、仕事ください的な人の集まりでは新しい何かが生まれにくかったりすると感じるのが正直なところ。

コワーキングスペースでの『実際に利用する人にとってプラスな環境づくり』に(仕事として)関わりたいです。

②目的に合わせたユニット型の動きを強める

これまでの事業の在り方は『雇用によって社員を増やすこと』が評価を得る絶対条件のような風潮がありました。しかし、これからの時代では、ランニングコストやスピード感の遅さなどの『重さ』が事業継続の大きな負担に繋がってしまう可能性が高いです。

代わりに、個人〜小規模レベルの事業者が目的に合わせて業務連携して、クライアントの目的や規模に適した柔軟な動き方で成果に繋げていく。このような働き方が必要だと感じています。

音楽活動で例えると、運命共同体のようなバンドを組むのではなく、目的に応じて期間限定で必要なメンバーが集うユニットで動くイメージ。

そんなユニット型での動きを進めていきます。直近では2つ。

<その1>
ユニット名『add brand』


既に多くの業界で始まっていて、今後は世の中に確実に浸透していく『エシカルブランディング』を目的としたユニットです。

エシカル=倫理的。その商品やサービスが世の中に(社会・環境などに)どんなプラス効果をもたらすのか、または課題解決に結びつくのか。それらの「事業の姿勢」を含めて選ばれるようになるためのブランディングを行います。

2〜3年かけて進めることを前提とし、まずは今どんな需要があるのかを見極めて「マーケットイン型」で短期的に売上を生み出し『余剰(余裕)』を作ります。その余剰として生まれた予算を活用して、長期的なブランディングに繋がる『社会に役立つ』そして『本当に作りたい』商品やサービスをカタチにしていきます。

<その2>
*ユニット名未定

販路拡大や広告宣伝などは「単発」で施策を行っても、良くて一過性の賑わい作りで終了してしまいます。ブランド化する、そして定着させるためには、ある程度の期間を伴奏してお付き合いする必要があると強く感じています。

そのため、1年間を通して『伝わりやすい動画を複数本』『認知を広めるためのSNS活用』『関係性を深めるためのツール活用』『全体の舵取りをする企画ディレクション』それぞれに特化したメンバーによる座組でブランディングを行います。

この年末年始で準備を進めていて、年明けから早速動き始めていきます。

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【創業支援について】

2年連続で地元である静岡県袋井市の創業経営支援事業のコーディネートを担当し、講師の地産地消となる新しい試みはおかげさまで想定以上の評価につながっています。

コーディネーターとしてこれまで強く意識してきたのはこの辺り。

◎働き方や暮らし方の多様化に合わせて学べる
◎この地域の事業者同士の出会いや繋がりを増やす
◎始める以上に「続けるために必要なこと」が学べる
◎創業支援以外の場でも頼り合える関係性を作る
◎学ぶだけではなく「実際にやってみる」機会の提供

創業支援は、どれだけの人が利用してくれたかの数も求められるけど、それ以上に圧倒的に重要なのは「実際に事業者が軌道に乗ること」だと考えています。その目的に向けたサポートとして、もし次年度も担当できた場合にやりたい事はこれです。

人数を絞って、事業者と半年ちょっとかけて『個別伴走』する贅沢なサポート

今年度の新たな取り組みとして『超実践コース』を設けました。少人数制で、明確な目的を持って、実際にやってみるということを軸にして、追い込むのではなく適切な負荷をかけるように「やらなければならない状況」を作っているのですが、事業者にとって大きなプラスになっているという手応えを感じています。

超実践コースはこちらで用意したスケジュールに合わせてもらう形式ですが、更に狭く深く『事業者の都合に合わせる』『その代わりに、もっと負荷をかけて頑張ってもらう』という仕組みへと深化させて、公共事業としてやってみたいです。

あくまで、プロトペラが来年度も創業支援事業を請け負えたら、の話ですが。

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その他、音声コンテンツ(つなげたいふたり)配信、イベント運営、まちづくり事業など、これまで行ってきたことも無理ないペースでこなしつつ『未来を良くする変化を生むブランディング企業』として、これからの時代に適応した「これもアリ」を増やしていきたいと考えています。

そうそう、ペースが限りなく鈍い商品(ゲーム)開発も着実に進めていかねば。

2024年も、多方面にご協力や企画提案でご相談させて頂くかと思います。これからも、プロトペラをよろしくお願いします。


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