見出し画像

0228 - 情報発信のために選ぶツール

t= 3 d= 7

スマホの普及に伴いFacebookやInstagramなどで情報共有する人も増え「SNSの時代」と言われるようになって久しい。

以前こんな投稿をした。

この中で、地元(静岡県西部地区)での情報媒体の影響力を数字で表すとこのくらいだろうと書いている。

2017年1月「テレビ7.5:新聞2:ネット0.5」
2019年12月「テレビ6:新聞1.5:ラジオ1.5:ネット1」

ここから更に半年ちょっと経ち、新コロの影響を経たこともあり「ネットで情報を得る人」の割合は増えているように見えるが、実際は「数」としては大して増えていないように思う。SNSで積極的に情報発信or情報取得している人の「深さ」は増しているとは思うが、まだまだ影響力でいうと、テレビ・新聞・ラジオに比べてネットは低いように感じる。

ここでの「影響力」というのは「その情報を得て何らかのアクションに繋げる割合」だ。リツイートやシェアするとかではなく、リアルな場で行動を起こすイメージ。

ネット特有の「共鳴して繋がりやすい」は大きな武器(強み)であることは間違いないが、これによって「自分と同じ価値観の人が世の中の多くを占めると勘違いしやすい現象」も起こりやすい。今後ますます世の人々の趣味嗜好は細分化されていくと思うので、その細分化していく「狭く深く」へのアプローチにはネットはとても効果的(有効)だが、ターゲットが「できる限り広く、多くの人」となっている情報発信は、まだまだネットでは圧倒的に弱い。むしろ、そういう「マス」に向けた発信で結果を得るためのツールとして「ネット」を選ぶのは、大量の魚を獲るための道具として網ではなくモリを選んでしまうようなもので、目的と特性が噛み合わない可能性が高い気がしてならない。

今回の都知事選の結果を見て改めて強く感じた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?