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0140 - ヒラガナ、片仮名、かんじ

t= 3 d= 7

できるだけ外出を控えなければならない日々が続いている。家に篭ったまま仕事ができる立場なので、その気になれば全く外出しない生活も可能といえば可能だが、この記事によると『お一人での散歩やジョギングは、問題ありません。』とのことなので、運動不足解消と気分転換を兼ねて毎日1時間ほど自転車で田んぼ道を中心に駆け抜けている。

ちょうど地元(静岡県西部地区)では桜が綺麗に咲いている。このところの天気の良さと相まって、眺めているだけでとても気分が良い。春という季節柄、時に強い風に煽られて桜が舞ったりしている光景にも遭遇する。

考えてみると『舞』の漢字は力強く品がある。風に煽られ舞う桜の姿は、漢字のごとく雅やかにひらひらと美しい。そう思うと『漢字』の表すイメージの影響力は大きい。

対して、ひらがなで書くとなかなかイメージが伝わりにくい。

『強い風に煽られて桜がまったりしている』

舞ったりの部分だけひらがなにしてみた。現実ではビュンビュンと風が吹いていたとしても、この字面からでは、桜が寝そべってくつろいでいるような穏やかなイメージを浮かべてしまう。日本語ってややこしい。

『河川敷で桜が舞ってる』

これなら河川敷に桜の木があってひらひらと舞ってるイメージになるが

『河川敷でさくらがまってる』

ひらがなで表すと、河川敷で『さくら』という女の子が誰かを待ってるという状況説明かもしれないし、もしくは、河川敷で咲く『ラガマッテル』という新種の花を見つけたよ報告なのかもしれない。パッと見では何を伝えたいのかがボヤけてしまう。ほんと、日本語ってややこしい。

少し話を逸らしてみる。

紙に『ヒラガナ』『片仮名』『かんじ』と書かれていたとして、音声で「どれがひらがなで、どれがカタカナで、どれが漢字でしょう」と質問されたとする。さて、どうやって答えようか。日本語って真面目にややこしい。

閑話休題。

ともあれ、ここ一週間ほどの地元の桜はすごく綺麗だ。例年のように花見としてワイワイと賑やかに集まれないのは寂しいが、こうして穏やかな気候の中、桜が並ぶ川沿いの道などを自転車で駆け抜けるのはとても気分が良い。

毎日のように自転車で走ろうという気持ちになるのは、人との接触や外出を控えなければならない状況から来る『怪我の功名』なのが正直なところ。これを機に運動するクセが身についてくれるといいな。

とかわざわざ考えている時点で、身につくかは怪しい気がしてならないが(笑)

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