読書日記#2 「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」

前回、読書日記を投稿してから随分と時間が経ってしまいました。

3月末に41年勤めた会社を卒業すると同時に、先祖代々の土地に建てた田舎の2所帯住宅を売却し、終の住処とすべくコンパクトで車に乗れなくなっても暮らせる場所に引越しました。その移住に物凄い労力がかかり、他のことをする時間が完全に止まってました。

そうは言いながら、先月からAmazon Audibleで週に2ー3冊のペースで本を運転やランニング中に聞いています。ただ、これだと本に線を引いたり、メモが出来ず、アウトプットしないので尊敬する樺沢紫苑先生の言われる「究極の無駄」をおこなっているような気持ちです。

そんな中、久しぶりにキチンと本を「読んだ」ので、アウトプットしたいと思います。

藤原和博氏はリクルート出身の著名な執筆家であり教育者。氏の考え方である1万時間をかければ、誰でもその分野の専門家(100人に1人、1%の人)になれる。ただし、その分野でオリンピックのメダリスト級の「100万人に1人」なろうとすると相当苦しい。

一方で、3つの分野で「100人に1人」となれば、「100万人に1人」と同じだけのレアな人になれるという。こういったレアな人になれれば、食べていける確率も高くなる。

氏は人は4つの領域に分かれるという。
A領域:「経済的価値を重視し、権力志向」(社長タイプ)
B領域:「経済的価値を重視し、プロ志向」(自営業タイプ)
C領域:「経済以外の価値を重視しつつ、権力志向」(公務員タイプ)
D領域:「経済以外の価値を重視し、プロ志向」(研究者タイプ)

そして、4つの領域で「100人に1人、1%の人」を目指すための共通の最初の3条件は(1/2x1/2x1/2=1/8):
1. パチンコをしない
2. ケータイゲームを電車の中でしない
3.本を月1冊以上読む

そんなに難しいことではないですね。

それでは、私が当てはまると思う領域B(自営業タイプ)の人が1%の人になる残り4つの条件は
4.  社内自営業者になれ
5. 1万時間で技術を身につける
6. 知名度を上げるために、小物にこだわる
7. 自由、寂しさに耐えられる人になる

とのことです。私はすでに会社を今年3月末に卒業しましたが、6以外はある程度できているかなと思います。

その他の領域の人についても、具体的な条件がありますので、ぜひ自分に合った条件を確認ください。

藤原和博氏の後の著作「100万人に1人の存在になる方法」では、3つのキャリアの掛け算をして「キャリアの大三角形」を形成した100万人に1人になった10人の具体例を紹介しています。

一般的なサラリーマンでも、20代で就く一つ目のキャリアで1万時間、30代でつく2つ目のキャリアで1万時間頑張れば、すでに1/100 x 1/100で「1万人に1人」になることは可能。

これらの底辺が決まったところで、次にどこへジャンプするかが将来の付加価値を決める。頂点が底辺から離れていて「高さ」が高いほど面積が大きくなる。この三角形の面積こそが、「希少性」の大きさを意味する。だから、できるだけ遠くへ飛ばなければならない。

これを実現できれば、オリンピックのメダリストの縦に高いピラミッドの頂点ではなく、ビジネスパーソンは、横にひらけた世界でただ1人、自分だけの「旗」を立てるイメージ。

このことを自分に当てはめて考えると、私は会社に入社して7年間の海外広報のキャリア、そして、残り34年間はアフターセールスでの改善活動をしてきたので、とりあえずは、2つのキャリアで「1万人に1人」は実現。

そして趣味で続けてきた英語、写真、旅行と定年後に取得した日本語教師、国家資格キャリアコンサルタントを組み合わせると、「100万人に1人」どころか、もしかしたら「オンリーワン」の存在になれるのではと自惚れています。ただ、人間誰しも同じ人はいないので、全ての人は「オンリーワン」なので、大したことはありませんが。

今後も、藤原和博氏の言われるように、読書を続け、いろいろな分野に挑戦して、「オンリーワン」として社会に貢献できる存在になりたいと決意した次第です。



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