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育休中は自己キャリアの棚卸し・見直しを

こんにちは、復職希望の専業主婦です(その後個人事業主となりました)。
シーライクスの受講を機にいろいろなオンライン講座を活用するようになったワタシ。

最近も2つ講座を受けました。

①育休中インターンなどの事業を展開している株式会社mog(以下mog)と

こどもの写真・動画サービスから、ママのためのキャリアスクールなどの事業を運営しているブランドFammのコラボイベントで

育休ママ・ワーママのためのワークショップセミナー「最強の自己PRを作ろう」という無料の講座。

私は会社を退職していますが、保育園申請中の自主育休中(本当は育休の給付金欲しかったな……)ということで、参加しました。

②シーライクスの「フリーランス女子の行動学」という会員向け講座。

料理家としてさまざまな事業を展開する「西尾樹里さんのこれまでの歩み」から学び「案ずるより産むが易し」精神でやりたいことがあるなら行動してみよう!と背中を押してくれた講座。

ワークショップでは2021年の行動計画を立てました。

今日は2つの講座をとおして学んだ育休中のママが自己キャリアを見つめ直すことの重要性について話したいと思います。


なぜ育休中に自己キャリアの棚卸し・見直しをした方が良いのか

ライフステージが変わり、子どもとの生活が基本となると、こどもを持つ前と同じように制限がなく働くことはなかなか難しいのが現実ですよね。

私もこれから経験していくことで実体験ではありませんので、①の講座で聞いた「mogの金子副社長がマミートラックにはまった話」と②の講座で聞いた「西尾さんが妊娠・出産を機にフリーランスとしての働き方を変えた話」をします。

①「mogの金子副社長が金子副社長がマミートラックにはまった話

金子さんは、2011年ごろ第一子出産後に復職した当時、いわゆる昇給の見込めない働くママさんポジションに配属されたそうです。

保育園に預けながら働くことに慣れてきた3ヶ月目ごろから、「今やっている仕事、子どもを保育園に預けてまでやりたいことなんだろうか…」というモヤモヤした気持ちになったそう。

保育園に慣れて楽しくなった金子さんのお子さん。「やりがいは置いといて、必死に仕事を終えてお迎えに行ったのに、子どもから『えー、もうママ迎えにきちゃったの?!』という反応をされ落ち込んだそうです。

超甘えん坊ママっ子なら「こんなに泣いてママと離れたくない子を預けてまで……」というパターンもあるでしょう。

「大切な子どもとの時間を削ってまでやりたい仕事なのか。」という内省は自己理解を進めるうえでとてもシンプルで直球な問いですよね。

この問いかけを育休中にしておかないと、育休明けにモヤモヤしてしまうことが目に見えている。

だから、育休中は自分のスキルの棚卸しやこれからどんな生活をしていきたいのかライフデザインをする時間を持った方がいい。

もし働き方を変えたくなった時のために、自分には何ができるのか?何をしたいのか?の軸を認識しておけば柔軟に対応ができるから、ということだと思います。

結局、金子さんの場合は社内でやりたい仕事に手をあげて新規事業を立ち上げに成功し、マミートラックから抜け出したそうです。さらにはその経験を活かして起業に参画することになったそうです。

②西尾さんが妊娠・出産を機にフリーランスとしての働き方を変えた話

妊娠前からフリーランスとして料理教室を運営されていた西尾さん。
妊娠で身重になって教室運営が難しくなり、教室運営からフードコーディネーターの仕事を開拓してシフトしていったそうです。

自分がやりたい「料理」の仕事を軸として、体は自由に動かせないけど頭をつかう仕事に切り替えていったとのこと。

メニュー開発やメディアの仕事など、自ら情報発信をすることで仕事を獲得していったそうです。

とてもしなやかな対応ですよね。かっこいい。

でもご本人は、子どもを産んではじめて社会から断絶された気持ちになり、不安や焦りを感じてフリーランスとしての働き方に悩んでいたそうです。

その悩みをご主人に話したところ、なんと「暇だから悩んでいるんだ」と厳しい言葉をあびてしまった……。

「なにくそ!」と思い「迷うより行動しよう」と前向きになり、小さいお子さんを抱えながらも新しい仕事を開拓できていったそうです。

西尾さんは「案ずるより産むが易し」精神で、行動しましょうとメッセージをくれました。


人間って当事者にならないと見えてこないというか、考えることを伏せている問題ってありますよね。

特に女性の場合は、結婚や出産がキャリアに及ぼす影響が大きいので、自ずとその問題に向き合わなければならない環境になる。

私も妊娠がわかって上司に報告した時、はじめて当事者として「ずっとこの会社で働きたいのかな?」と疑問に思ったのを覚えています。
でもその疑問は、妊娠する前までにも頭にはちらついていたけど、忙しくて考えないようにしていた気がします。

残念ながらその妊娠は叶いませんでしたが、私は1度目の妊娠がきっかけでキャリアを見直すことになり、相当悩みましたが退職を決意、実行しました。

退職の一番の理由は自分の家庭環境とのミスマッチでしたが、正直にいうとその他にも理由はありました。
所属していた会社でもやはりママさん用キャリアが存在していて、育休明けは数ある部署の中でどこに配属されるかわからないという現実があり、自分もそのレールに乗るのか?という疑問があったから。

会社には理念があり、どの部署もその理念に紐づいていて意味のある仕事です。でも、やっぱりやりたくない、向いていないと思うジャンルもありますよね。

①の講座では、自分が得意なことだけではなく、嫌いなこと、苦手なことを素直に認識することも大事と言っていました。
自分のやりたいことに欲張りになっていいんだというメッセージをもらいました。

西尾さんも会社員時代に組織に属して働くことにすごいストレスを感じて、苦手なことを手放し、フリーランスになったとおっしゃっていました。会社員時代は自分のアウトプットが社会に与える影響が見えづらく、「自分の手でつくりあげたもので、目の前にいる人を笑顔にしたい。」と思ったそうです。

私の場合、自分の思いにわがままに、ひとまず生計面は主人の世話になり、回り道をせずにやってみたいことをやろうという気持ちで退職しました。
でも家庭環境とのミスマッチさえなければ、会社に残りやりたい仕事に手をあげて、楽しく働いていたのかなぁ……。

どんな悩みも行動していくことで、解決の糸口が見つかるのだと思います。


自己分析のフレームワーク「WILL・CAN・MUST」を使って考えてみよう

一度は耳にしたことがあるでしょう。自己分析をする時に有効な考え方です。
①の講座では、このスキームを使って自分のスキル(特にどこでも通用するポータブルスキル)の棚卸し、どうありたいかを考えるワークを行いました。
②の講座でも、このスキームを使って 2021年に叶えたい自分の姿になるための「月間・週間・日々の行動計画」を作成しました。


Will=自分がやりたいこと
  (Wantと言い換える場合も。またはbeどうありたいかとする時もあり。
   WillがなければFunから考えてみてもよし)
Can=自分ができること
 (Can Only=自分にしかできないことも考えてみるとよし)
Must=やらなければならないこと
 (Should=やるべきこと、期待されていること)

この3つの部分が重なる部分が一番満足度が高く、モチベーションを保って力を発揮できる領域です。やりがいと言えます。

自分が本当にやりたいキャリアの方向性は、WillとCanが重なるところにあります。

使い方はたとえばこう。

●まだ今はできないけど、本当に自分がやりたいこと(Will)はこうだから自分に足りないスキルはこれだなと(Can)を考えることができます。
そしてそのスキルを身につけるためには、これをしなければならない(Must)と考えることができます。

●やりたいこと(Will)がわからない時は今自分ができること(Can)を見つめ直しそこから考える。
日本人は謙遜が文化ですが、謙遜してはいけません。
必ず自分ができることがあります。
自分が思うより2割増しで、自信を持って洗い出してみましょう。

WillをFunに置き換えて、何をしている時に自分は楽しいのかから掘り下げて、自分ができる貢献領域を検討し、やるべきことをみつけて、いずれWillを明確にしていく方法もありますね。

●今いる組織のやらねばならぬこと(Must)が、自分のやりたいことと違う、やりたいことはわかっているのにそれを発揮する環境にいないと思ったら転職するという方向性になります。

●就活の志望動機にも活用できます。
自分はこの会社でこれがしたい。なぜなら、Willがこうだから。自分の強みはこれ(Can)。この職にはこのようなMustが求められるので、強み(Can)を活かしてこのようなスキルを身につけ貢献したい。

また、Can、Mustを考える際は、社会人基礎力の12の要素を参考にすると自分にできること、足りないところが洗い出しやすいそうです。
(参考文献:https://hr-trend-lab.mynavi.jp/column/human-resource-development/basic-social-skill/1235/

まとめ

「WILL・CAN・MUST」のスキームを使って未来のありたい姿を想像して、行動計画に落とし込むこと。また、自分のスキルを認識しておいて、今後生じた問題に自分のできる範囲で柔軟に対応していくことができます。

女性はライフイベントのたびに柔軟に対応していくことが求められます。
このスキームを使って、育休中は自分の現状を確認してみたら、より良い未来が描けるのではないでしょうか。

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自分のキャリアは自分で切り開いていくしかないと行動しているワタシ。国家資格キャリアコンサルタントとして、女性限定のオンライン相談をココナラで始めました。

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