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日本のキャリアの概念を変革する!人の可能性を信じ育む、協会CGO栗原が語る想いの源泉

プロティアン・キャリア協会のD&Iマネージャー島谷です。認定者の皆様の交流を進め、活躍の場を創出するために、イベント運営やラボ活動支援等を行っています。
今回は、協会CGO (最高事業成長責任者)栗原和也さんの活動をご紹介します。

協会CGO 最高事業成長責任者 栗原さん

ー協会CGO 栗原和也(くりはらかずや)さんプロフィール

外資系総合ITサービス企業にて、総合商社向けの基幹システム開発、業務変革(BPR)プロジェクト等に参画。2017年に人事部へ異動後は新卒採用担当として、延べ5,000名を超える学生との対話を実施。また、企業間の交流を行う『越境キャリアカフェバー』を立ち上げる。
2022年10月、プロティアン・キャリア協会/4designs株式会社CGO 最高事業成長責任者に就任。CX&Harmony代表。ユニクル株式会社 CEdO(校長)。

ープロティアン・キャリアとの接点、協会CGOに就任したきっかけを教えてください。

明確に接点を持ったのは2021年2月に参加した4designs株式会社(プロティアン・キャリア協会から認定を受け事業を行う法人、以下、4d)へのプロボノ活動です。エッセンス株式会社が主催する越境プログラム”itteki(イッテキ)”( )に参加した際に、プロティアン・キャリア協会の代表理事であり、4d代表の有山さんが受け入れ企業としてエントリーしていたのです。

当時、私は新卒採用担当として働いていたのですが、若い世代のキャリア観と組織に根付いた文化と先輩社員のキャリア観との、大きなギャップを目の当たりにしていました。本当に優秀で目を輝かせて入社した新入社員がこのギャップに直面し、エネルギーの発揮どころに迷う姿を見て、「彼らが環境に左右されず、しなやかに力を発揮できる方法はないだろうか」と悩み、書籍やHR関連情報を読み漁る中で巡り合ったのがプロティアン・キャリアでした。

4dは当時、「プロティアン・キャリアを広げる支援をしてほしい 」との形で受け入れをしていたので、迷わずエントリーして勉強しようと決めました。その活動がきっかけで認定ファシリテーター3期生として協会の活動に参加することになったのです。

 その後、新卒採用を継続しつつ、社内の若手コミュニティを立ち上げたり
、企業間交流ができる越境キャリアカフェバーを立ち上げたり、プロティアン・キャリア協会の若者ラボで活動したりしていたのですが、当時の会社は複業・副業が難しい環境でしたので、それができる環境を求めてベンチャー企業を中心に転職活動を始めていました。

そんな話を有山さんにした際に、「それならば、一緒にキャリア自律を世の中に広げていきませんか?」とお誘い頂きました。そのような機会を頂けるとは思っていなかったので、正直選択肢になかったのですが(笑)
考えれば考えるほど「組織とキャリアのあるべき形」にまっすぐ打ち込める機会に魅力を感じ、現職に至ります。前職も大いに成長チャンスのある会社だったのですが、外資系だったとこともあり、「もっと日本の企業へ直接貢献したい」という想いでキャリアを選択しました。志ばかりが勇み足に前進している私に対して、「日本を変えてください」と送り出してくれた前職の上司には今でも感謝しています。

ーいつも落ち着いた雰囲気の栗原さんですが、活動でご一緒すると組織と人の成長に対してとても熱い想いをお持ちだとわかります。その源泉はどこにあるのでしょうか?

自分では落ち着いていると思っていないんですけどね(笑)。でも、そういっていただけて本当に嬉しいです。「人の可能性を信じる」。この点に関しては譲れない強い想いを持っています。少し生い立ちを紹介させてください。

 私は東京生まれ東京育ちですが、「西多摩郡瑞穂町」という東京都内には4つしかない町の一つの出身です。通っていた中学校の通学路では狸も、野犬も、時にはサルの目撃情報も。少し動けば茶畑が広がり、電車は30分に一本といういわゆる“田舎育ち”です。地元の友人と集まるときはいまだにボールだけ持って自然豊かな公園に行き、子供の頃のように夢中で遊んだりします (笑)。父親はラーメン屋の店主として25年以上働いています。姉と兄を持つ3兄弟の末っ子ですが、みんなこの親父の積み上げた丼ぶりで育ちました。決して裕福な家庭ではありませんでしたが、子供3人を苦労して育ててくれた両親には感謝しかありません。

※地元の方の山を走っていたら、カモシカに遭遇したこともあります

そんな環境で育ちましたが、高校時代は周囲にあまり心を開かない存在でした。笑い話はするがどこか冷めている。人と深く関わったりすることが億劫で、家に一台だけあったコンピューターを占有してずっとオンラインゲームばかりしていました。サッカー部に入っており、練習は真面目にやっていましたが、とにかく争いごとが苦手。
肝心の試合はいつも弱気で敵チームに呑み込まれていましたね。勝負に弱かったんです。自信が無い自分を認めたくない、指摘されたくない、という思いからか、表情が暗く、顔つきの悪さをよくからかわれていました。

※中学~高校くらいの栗原。今、当時の友人に会うと整形を疑われるほどです。

そんな自分が変わることができたのは、大学時代に出会った数々の先輩方の薫陶に他なりません。人の力は自分で考えが及ぶような小さなものではないと、心から思える出来事に何度も直面しました。詳しくはいずれお話しできればと思いますが、大学時代にはボーカルグループに所属し、メンバーと対話を続けながら歌を届け、メンバーの指導する側まで担当するようになったのです。私はそこで対話にはまり、大学4年間で延べ3,000回を超える対話を重ねました。

高校時代は「人なんて」と思い、人前で話すことも嫌になっていた自分が「人の力になりたい」と思うようになったのです。「励まされていた自分」が「人を励ましていきたい」と思えるようになり、今の自分を突き動かす原動力になっています。「人は変われる」のです。
それがマイパーパス「それでも人は素晴らしい」につながっています。
辛いことや苦しいこと、うまくいかないこと、人や自分を信じたくなくなることもありますが、この体験が自分を突き動かす原動力であり希望です。

ー現在は、協会の活動支援・イベント司会と4designsの研修事業・事業企画や講師等幅広くご活躍されています。仕事の楽しさや、やりがいはどのようなところでしょうか?

日本の常識に真っ向からぶつかり、キャリアの概念変革にタックルし続けることができる点が楽しいです!研修やイベントでも「絶対にこうなっていった方がいい」と思うことをまっすぐに訴えることができるのは本当にやりがいを感じています。もちろん、これまでの日本の「文化」「制度」「仕組み」などのぶあつ~~~~~~い(笑)壁には毎日直面しています。
だからこそ、ここをどうするか。いかにして変えていけるか。そして「チェンジエージェント」になる、キャリア自律の概念を進める仲間をどのようにして増やしていけるか。大変な取り組みですが、毎日脳みそに汗をかきながら充実した日々を過ごすことができています。

とはいえ、相手の期待に応えられないことや、悔しい思いを数えきれないほど積み重ねてきました。今はともに活動する仲間も増えてきて、どうしたら相互にシナジーを生み出せるか、日々頭を抱えているところです(先輩方、妙案があれば是非助けてください!)。

苦労と言えばそうかもしれませんが、それ以上に多くの方に励まして頂き、力を貸して頂きながら一年間を過ごしてきたので苦労とは感じていません 。プロティアン・キャリア協会も、4dのメンバーも懐が深く、良い先輩方が本当に多いんですよ(笑)。

数多くの薫陶と共に、多くの財産≒キャリア資本を蓄積させて頂いたという強い実感があります。振り返るとまだプロティアン・キャリア協会/4dに携わって一年なんだなぁ。。あっという間でした。

先日実施したイベントにて、協会代表の田中先生、協会顧問の永島さんと。第一線の先輩方に学びつつ、知識をアップデートする日々です。

ー  今後やっていきたいことを教えてください。

日本のキャリアの概念を変革したいです。もっとみんなが自分の可能性を心底信じられる世の中にしたいと思っています。可能性というと「成長」とか「挑戦」というようなイメージが浮かぶかもしれませんが、私の中では少し違います。「無限の心の大きさ」だと考えています。あらゆることに囚われず、自由闊達に、のびのびと働き、遊び、学び、語り、日々を過ごす。お互いを尊重しながらそのような人と人がつながっていったら、どれほど幸せな人生になるだろうか。そんなことばかり考えています(笑)。

特に私は若い世代の力になりたいという思いが強いです。これからの時代、未来を創る中心になるのは紛れもなく若い世代だからです。希望をもって、目を輝かせながら、遊ぶように活躍する若者を応援して、日本がもっともっと明るい、世界中から目標にされるような場所にしていきたいと思っています。今の常識や既存の枠組みを決して無視せず、しなやかに適応しつつ、したたかに変化を起こしていく仲間を、これからも一人、また一人と増やしていけたらこのうえない幸せです。

今回のインタビューは以上です!
栗原さんのキャリアストーリー、いかがでしたか?
プロティアン・キャリア協会では、一人一人が、それぞれの持ち場で力を発揮し、組織と個人のより良い関係構築の促進を応援しています。

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執筆者:プロティアン・キャリア協会のD&Iマネージャー島谷



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