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歌詞集

31
ここでは詩のなかでも歌詞っぽいものをまとめています。
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2024年1月の記事一覧

冬の校舎

冬の校舎

昨日の雪が溶けかけて
霜柱にならずに凍りついた地面
今なら簡単だねと
キミは息を弾ませた

モラトリアム最中の
僕らの花は短い
パステルカラーの思い出に
塗りつぶされないように
鼻を膨らませる

あっけなく、忍び込んだ
冬の校舎は白い息が
邪魔になるけど
響いている僕らの音
その一瞬だけでも
切り取りたいよ

非常口の緑の下
安心するねとキミは言う
若者は大志を抱けだの
恋をせよと言うけれど
今は

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シャボン玉

真夜中の駅の改札の前
ポツンとベンチに座る
静まり返った改札口から
やってくるはずのない
まぼろしを待ち続けている

ずっと変わらない心で
何気ない会話で満たされたいの
震える唇を噛み締めて
悴んだ手を温めている

あなたはシャボン玉
知らない間に弾けて消えた
あなたはシャボン玉
束の間の空に浮かぶ
あどけなさがどこか似てる

コンビニの前で集まる
若者たちの笑い声
がらんとした空洞の中では
自分

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