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nicco
2024年1月29日 19:45
昨日の雪が溶けかけて霜柱にならずに凍りついた地面今なら簡単だねとキミは息を弾ませたモラトリアム最中の僕らの花は短いパステルカラーの思い出に塗りつぶされないように鼻を膨らませるあっけなく、忍び込んだ冬の校舎は白い息が邪魔になるけど響いている僕らの音その一瞬だけでも切り取りたいよ非常口の緑の下安心するねとキミは言う若者は大志を抱けだの恋をせよと言うけれど今は
2024年1月25日 07:32
真夜中の駅の改札の前ポツンとベンチに座る静まり返った改札口からやってくるはずのないまぼろしを待ち続けているずっと変わらない心で何気ない会話で満たされたいの震える唇を噛み締めて悴んだ手を温めているあなたはシャボン玉知らない間に弾けて消えたあなたはシャボン玉束の間の空に浮かぶあどけなさがどこか似てるコンビニの前で集まる若者たちの笑い声がらんとした空洞の中では自分