ニッチクラフトと関係舎の辻本

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ニッチクラフトの定例会議 #1

小道具さん同士が小道具のノウハウについて話す、という機会は実際のところあんまりないので、せっかく小道具チームなのだから話し合ってみようよ(聞いてもらえる需要があるかは置いといて)という企画です。 第1回は「機械っぽさについて」。 お題募集について お題は下記のフォームから募集しております。匿名で投稿可能ですので、トークテーマを投げていただければ今後の定例会議で議題として取り上げます。

    • 評価の単位が「点」なら65、だけど「%」なら120だし「kcal」なら3800の演劇をみた。矛盾していても破綻していても不完全でも不安定でも美しいもんは美しいのよ、ってことをおかげで思い出せた気がした。

      • 夢で、「ブエノスアイレスにはジャズの概念がありません」をなんとか拙い英語で伝達しようと躍起になっていたけど、起きて調べたらそもそもそんな事実はない

        • 永遠の下書き/意識のデバッグ

          永遠の下書き 永遠であるところの下書き 永遠の下書き いつか永遠として公開されるための覚え書き 永遠の下書き 青年の上履き? サーモンの照り焼き? 母子ともに剣豪です 親しき仲にもレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン 退屈なパーティーを抜け出して僕と耳鼻咽喉科へ行かない? 耳鼻咽喉科、顔のパーツの約半分は俺に任せろみたいな感じがしてかっこいい 体調が悪いって言うけどアイツにもいいところはあるんだよ 必要悪としての体調 「ショートコント、人生」のつもりで

        ニッチクラフトの定例会議 #1

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        記事

          ニッチクラフトしてみたい vol.16

          おわび 「ニッチクラフトしてみたい」は、毎回、discord上でやり取りしたものをOBSソフトを経由して録画、必要に応じて若干の編集を加えたのちYoutubeにアーカイブとしてアップロードする……という手続きを踏んで開催してきました。 しかし、このたび辻本の「録画ボタンを押し忘れる」という人為的凡ミスにより録画ができておらず、vol.16は名実ともに幻の回となってしまったことをお詫びするとともに、今後はこのようなことが起こらないよう善処いたします。 われわれとしても非常に残

          ニッチクラフトしてみたい vol.16

          以前書いた記事、直接お会いする人たちの反応を見るにつけ、どうやら僕が「小道具としての看板をたたむらしい」みたいな感じで伝わってるっぽいのですが、それは間違いです。 ハードワークにならないよう調整しながら続けていくという意味です。 https://note.com/propmind/n/n7347ecc7ff4c

          以前書いた記事、直接お会いする人たちの反応を見るにつけ、どうやら僕が「小道具としての看板をたたむらしい」みたいな感じで伝わってるっぽいのですが、それは間違いです。 ハードワークにならないよう調整しながら続けていくという意味です。 https://note.com/propmind/n/n7347ecc7ff4c

          正なる誤読、精なる斜め読み、聖なる深読み。

          平泳ぎ本店の公演「若き日の詩人たちの肖像」が5月17日から始まる。野外で1日1ステージ、計3日間、日没の時刻を見計らって開演する。 毎度おなじみ「小道具協力」としてクレジットされてはいるものの、小道具の製作を協力するのではなく小道具を使って後方から協力すると言ったほうが適切なような、そんな特殊なポジションで関わっている。 まあ、けど特殊だなんだ言ったって平泳ぎ本店における自分の立ち回りとしてはそれこそ「毎度おなじみ」のやり方だし、いつも通りやるだけ、ではあるのだけど。 小道

          正なる誤読、精なる斜め読み、聖なる深読み。

          皆さんが静かになるまで10分かかりましたが、私の筋肉痛は治るまで丸2日かかりました。まだまだですね。

          皆さんが静かになるまで10分かかりましたが、私の筋肉痛は治るまで丸2日かかりました。まだまだですね。

          ニッチクラフトしてみたい vol.15

          本編 議事録(テキスト版ダイジェスト) ・始まりは孤独ということ ・2ヶ月ぶりの「ニッして」 ・今日は特別ゲストがいます ・ニッチクラフトの3人それぞれと同じ現場を経験した数少ない人物 ・カニのテレビ、いや、テレビのカニと言ってもいい ・浜辺でテレビが映るカニを探して ・予算はだいたい2万 ・いいカニもだいたい2万 ・横歩きするから見づらいのでは ・甲羅を開けるまでテレビの有無はわからない ・カニは甲羅を剥がしても生きられる? ・テレビのカニ ≠ テレビ内蔵型のカニ ・深

          ニッチクラフトしてみたい vol.15

          無い青春

          夢で、 高校時代に仲のよかった友人と高校時代を送っており、昼休みに中古ゲームショップ(当時通っていた平成8年のファミコンランドではなく令和6年のゲオだった)で「ワルキューレの冒険」を買う。 見つけたのは友人だったがお金を出したのは自分で、だから当然所有権も自分にあると思っていたら友人が「ひととおり遊んだら返せよ」などと言ってきて軽い口論になる。 教室にある自分の机は真ん前に壁があってエアコンの操作盤がついており、気が付くと42度に設定されていた。もちろん友人の悪戯だ。何度

          ライク・ア・グローイング・ストーン

          のちに辻本は述懐する。 「お化けでも、人間でもない。結局ぎざぎざの石が一番怖い。」 いきなりbelowな話で恐縮ですが、かれこれ1週間ほど尿管結石を患っており、タイダンもいいへんじもキャンセルせざるを得なかった。ぎりぎりまで悩んだのだけど、結局いつ来るかもわからない痛みに怯えながら劇場の椅子に1時間以上座っているのは自分にも周囲にも不安しか与えないだろうと判断した。申し訳ないし、悔しい。また次の機会に傑作を見せてほしい。 最初の違和感は3月15日の深夜、正確には3月15日

          ライク・ア・グローイング・ストーン

          持続可能な復調(やや大切なお知らせ)

          突然ですが、みなさんは小道具をつくる僕のことを「どんな発注にも応えてくれる人」だと思ってくださっているでしょうか。 もしそうだったら嬉しいです。僕も、僕のことを常々「どんな発注にも応えられる人」でありたいと思っているし、その気持ちは小劇場に携わるようになった初期からずっと不変です。しかし、当時のようなパフォーマンスを発揮できない年齢になったのだと痛感する機会が増えました。もう若くないから云々、なんてことは口が裂けても言いたくなかったのですが、この際、裂けます。ごまかしきれな

          持続可能な復調(やや大切なお知らせ)

          ニッチクラフトしてみたい vol.14

          本編 議事録(テキスト版ダイジェスト) ・オープニング曲ができました ・おや?見知らぬ名前が…… ・↑という台本でいくはずだったのに ・仕切り直しの襲名披露 ・規則に従えば次の改名は…… ・火垂るの墓を小道具で再現 ・多摩動物公園 昆虫館の蛍 ・電飾かムギ球か ・火災のリスクについて ・バブルマシンの夢 ・スチロールビーズの夢 ・蓄光石で眠りたい ・そもそも蛍について調べる ・光ファイバーを調べても出てくるのはWi-Fiばかり ・Amazonの安すぎる商品は危ない ・バズ

          ニッチクラフトしてみたい vol.14

          おまえにはいつまでもわからないまま

          こどもの頃、とくに反抗期、「おまえにもいつかわかる時が来るよ」という言葉が大嫌いだった。 主に、どうしようもなく存在する現実の理不尽さや、どうしようもなく妥協せざるを得ない社会の仕組みなどについて、若さによる知識と体験の欠如を主な理由として常套句のように用いられてきた言葉だった。世の中そんなに甘くないんだ、今お前は学生だから許されているだけだ、社会に出れば嫌でもわかる時が来る。 その予言めいた言い回しも気に食わなかったのだろう。占い師でもないくせに、何を偉そうに他人の未来

          おまえにはいつまでもわからないまま

          時そばAny%

          私の父が比較的エキセントリックな人物であった話は以前にも一度しているから、それについては以下の記事を読んでいただくとして(それなりにプライベートなことも書いたこっ恥ずかしさゆえ有料記事にしてあります)、 わかりやすく目立つ父のエピソードの影に隠れているだけで、その父亡き後、なかなかどうして母も負けず劣らずの人間性を遺憾なく発揮している(そして私がこの二人の子である)ということを帰省して早々に思い知らされている。

          ¥300

          ノスタルジック減価償却

          2019年以来、実に4年ぶりの帰省、4年ぶりの奈良にいる。 4年もあれば色々変わる。小学2年生が卒業する。わかりにくいな。大学生がストレートに入学して卒業するまでの期間だ。こっちのほうがいいな。どうして最初に小学生の話なんか持ち出したんだろう。 まあでも、ひさしぶりに40分近くかけてバスで帰宅したからかもしれない。 小学生の頃はバスで通学していた。自宅から学校まで片道約15分。うちは最も山奥に位置する始発駅(バス停)で、朝は途中から友達がどんどん乗ってくる。帰り道はその