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ミニマリストと倹約家

ミニマリストを目指している私ですが、もともと倹約家であり、お金を貯めて増やすことが得意な方です。

一般的にミニマリストはお金が貯まりやすいと言われてますが、私の場合はミニマリストを目指す前から倹約家で、ミニマリズムに興味を持ったという流れです。

ミニマリストと倹約家には共通するポイントがあり、お金が貯まりやすいのではないかと感じています。

このことについて、私なりの考えを整理してみました。

倹約家思考

倹約と節約との違い

倹約という言葉は少し馴染みがなく、一般的には節約の方が使われる言葉なのではないかと思います。

私が考えるのは、節約はただ単に支出を切り詰めることを指すのに対し、倹約は無駄なものは削りつつ、本当に価値があると感じるところにはお金をかけるというイメージがあります。より目的に合わせて賢くお金を使うといった感じでしょうか。

辞書を見てみましょう。

節約
むだ遣いをやめて切りつめること。

デジタル大辞泉

倹約
むだを省いて出費をできるだけ少なくすること。また、そうするさま。

デジタル大辞泉

同じやないか。。

まあ、倹約は無駄なモノや重要性が低い支出を抑えるということで、あまり生活の満足度は下げずに支出を減らすという言葉として私は捉えています。

元々節約する性格

私はもともと節約思考を持っています。
子供の頃からお金を使うことに抵抗がありました。

お金の大切さが染み付いているのは、親から影響を受けた結果だと思います。

その前を辿ると、私のおじいちゃんやおばあちゃんは戦争・戦後を体験しており、欠乏の時代を生き抜きました。

その影響を受け、親もお金やモノに執着があるように感じます。

お金を使うことで得られる体験が減ってしまうなど、お金を使わないことには機会損失のデメリットもありますが、お金を貯める習慣が身についたという点では良いと感じています。

いわゆる倹約的な支出

大学生のときにアルバイトを始めてからは、洋服などにお金をかけられるようになりました。

高校生のときはアルバイトをしたことがなく、月に数千円のお小遣いしか手に入れられず、お年玉も貯金していました。

アルバイトを始めて月に数万円も手にして世界が変わりました。大学生の時期が一番お金に執着せずに使っていたように感じます。

社会人になってからも基本的には節約思考でしたが、身につけるものを少し上質なものにするなど、必要なところにはお金をかけていました。

金銭感覚は大学生の頃と変わらず、その結果お金は貯まっていきました。

ミニマリスト思考

30代半ばからは洋服に対する興味も薄れ、自分にマッチするスタイルが見つかったことから、洋服の最適化に意識を向けるようになりました。

毎日着る洋服を選ぶ時間を省くため、あらかじめ着るものを決めておき、例えばボトムスは黒の細身を履くなどの私服の制服化を導入しました。

これは、スティーブ・ジョブズが毎日同じ服を着ることで思考のエネルギーを事業に集中するために取り入れたアプローチに触発されたものです。

お金にフォーカスしているかモノにフォーカスしているか

 ミニマリストがお金が貯まる理由としては、単純にモノを買うお金が不要になるということに加えて、そのモノが今本当に自分に必要かどうかを考える 習慣ができているからと考えています。

ミニマリストはモノにフォーカスして、不要なものを取り除くというプロセスを踏みますが、倹約家はお金にフォーカスして、無駄な支出を取り除きます。

ミニマリストと倹約家は、モノへのフォーカスとお金へのフォーカスの違いがあるものの、本質的には似通っており、両者とも自分にとって必要なことを考える習慣があるため、ミニマリストがお金が貯まりやすいのかなと感じます。

逆に稼ぎはあるのにお金が貯まらない人は何に使ったのか、何に使うべきかを見直す習慣がないため、そうなっているのだと思います。

ミニマリストと倹約家の本質

私はお金を貯めることに執着している人、モノを捨てることにこだわっている人になりたい訳ではありません。

ミニマリズムの本質は、重要性が低いこと・モノを手放して、自分にとって大切なことにフォーカスし、精神的に豊かになることだと考えています。

倹約も無駄な支出を抑えつつ、価値が高いと感じることにお金を使うことで、生活満足度を高くすることが本当の目的だと思います。

重要なことに集中して豊かに暮らすことを目標に、私が考えるミニマリストと倹約家の本質に迫っていきたいと思います。

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