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お父さんは、柱。

小6、男子、反抗期。
あるいは思春期、っていうキーワードで当時は何度も検索してました。
わかってるんです。
ネットの中に我が子の取り扱い説明書なんて無いって。
でもね、探しちゃうんですよねえ。。
何か、参考になればって。何か解決の糸口がつかめればって。

そういう足掻きも悩みも無駄ではないので、その時間は必要だったのだと
今は思っています。

小6になると、男子も女子も中学受験で塾通いする子の方が多くなり、
近くの公立中学に通う予定の我が子は、放課後遊ぶやつが少なくなったと嘆いてました。
学校に行き渋るのは続いていたものの、行ってしまえばそれなりに楽しんで帰ってきていたように思います。
それが、少しずつ変わってきて。
家族で出かけることを嫌がる。
なんだか知らないけど、不機嫌なことが多い。
舌打ちが増える。
目つきが険しくなる。
やだー、もう。
羅列してるだけで嫌ですよね。こんなの。
あんなにかわいかった長男が……自分に対してこんな態度をとる日がくるなんて。これから思春期を迎える親御さんがみたら悲しくなっちゃいそう。
まあ、でもこれは序の口でしたし、うちはもっと酷かったっていう親御さんはごまんといるでしょう。
ええ、うちはましな方でした。
それでもね。
母だって人間なので、傷つきます。
子どもだからって、なんでも許せるわけじゃないです。
むしろ、子どもに言われるからこそ余計に辛く感じたりします。
でも、これは親離れ・子離れには必要な試練の一つでした。

さらに長男の態度や口が悪くなり、生活態度を乱す原因になったのはオンラインゲームでした。
スイッチを買ったのは小3くらい。
それから度々、某バトルロイヤルゲーム「フォー〇ナ〇ト」をやりたいとせがまれていましたが、拒否し続けてました。
だって、良いこと聞かないんですよ。
ネットでも、周囲でも。
とはいえ、みんなやっていて自分も遊びたいのに許してもらえないから違う無料のそれっぽいゲームをしたり、ユーチュー〇やスク〇ッチでそのゲームの実況とか偽物の動画を延々と見るんですよ。
なんだかかわいそうになってきて。
秋に満を持して解禁したんです。

そしたら、まあ見事にドはまりしました。
暴言に拍車はかかるわ、負けたら周囲の空気悪くなるくらいキレるわ。
学校休んで半日ゲーム。
挙句の果てにはお年玉のほぼ全額を課金するという。。

良かったのは、オンラインゲームの歩き方を身につけられたことと、
慎重な長男は、ネットの中でも危険なところには近づかないということが
親も分かったことでしょうか。

とはいえ、この頃ゲームをしない日はありませんでした。
毎日長時間テレビ画面から銃声が聞こえ、苛々して攻撃的な言葉がばら撒かれる空間にいることは、正直辛かったです。
でも、小さな画面でヘッドホンつけて引きこもられる方がもっと嫌だったので、そこは我慢しました。
この時期に私がしたのは、
①夫と話し合うこと
②両親、子でゲームのルール作成
③親もゲームをやってみる
④外に行く(母子で映画、ご飯、お茶、買い物など)
などです。

親子の前にまず夫婦が子どもに対する考え方を共有することは大事でした。
同じような価値観を持っていたとしても、やっぱり違うところもあります。
夫はリモートワークではないので、平日は朝と夜しか子どもと接しません。
そうすると、必然的に知り得ない成長や変化がでてきます。
そこを、お知らせするという作業ですね。
これ、地味だけどかなり大切なんじゃないかと思っています。
日々子どもを見ているお母さんにとっては、些細な変化かもしれません。
夜、晩御飯作って片付けて、お風呂入って子どもが寝た後。
ゆっくりしたいですよね。
もうぼけ~っとテレビみたりしたい、という声もよーくわかります。
毎日じゃなくてもいいんです。
10分だけでも。
ネガティブなこともポジティブなことも含めて子どもの様子を夫婦で話し合うと、喋ってる私も聞いてもらってる安心感があったり、頭の中が整理できたりします。

世のお父様方。
どうか、思春期の子どもと格闘している奥さんを独りにしないであげて下さい。悩みを聞いてください。答えは求めてません。ごめんなさい。
でも、やんわりと違う考え方もあるよと提示してくれるのは歓迎です。
奥さんの心もささくれてます。
子どもと同じように喧嘩するわけにはいかないですし。
我慢してます。
もし、奥さんが泣いたり怒ったり不機嫌になっても、どうか大目にみてあげてほしいのです。
信頼できるあなたに甘えているのです。

これは産前産後の時とよく似ている気がします。
妊娠や産前、産後の女性はホルモン量が大きく変わります。
そうすると、情緒が不安定になっちゃうんです。
これは、生理学的なもので仕方ない部分もあります。
この時期にしてもらったことは、一生ものです。
共に子育てしたことや、家事をしてくれたり、労ってくれたこと、心底ありがたいな、と思ったことはずっと忘れません。
きっと、円満な家庭生活が長く送れますよ。
逆に、この時期に嫌だなと思われてしまうと……。
後はお察しください。

女性は毎月のリズムでもともとホルモン量は変化していますが、
子どもの思春期、つまり第二次性徴期と母の更年期も結構重なるようになってきてるのではないかと思っています。
もちろん人によって差がありますが、子どもが12~15歳ごろって
母が更年期の時期だったりします。
更年期も、思春期も、ホルモン量が変わる時期なんですよね。
つまり、母も子も情緒不安定になりやすい時期ってことなんです。
揺れる家族を、しっかり、あたたかく支えてくれるのはお父さんしかいないのかもしれない、と思います。

お仕事でいそがしく、疲れているとは思いますが、どうぞよろしくお願いします。

まだ①しか書けてないですが、長くなったので続きはまた次回に。




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