3Kチンピラ 2ページ目

「じゃ、今から向かいますんで。失礼しまーす。」いきなり電話して売ってくれるんだからいい先輩だな。そう思いながら茜は足取りも軽くウキウキしながら先輩の竜二の家に向かった。途中コンビニに寄り水とストロー付きの飲み物を買った。10分程車で走り住宅街に着いた。普通の一軒家の前で車を止め電話を掛ける。
「もしもし、着きました。」
「おう、今行くわ。」
少しして竜二が上半身裸で出てきた。両腕の7分目から胸にかけて龍の刺青が入っている
。竜二の瞳孔は開いて真っ黒だった。
「お疲れ様です。」
「おう、今女とちちくりあってたとこや。いいネタやぞー。ほれ。」
竜二が2cm幅程の小さいパケを茜に渡す。
「どうも。じゃ、1万円で。またお願いします。それじゃ失礼します。」
「またな。」
茜は胸がハカハカして便意を催したがアパートまで我慢する事にした。
20分後部屋に着くなりトイレに入り大便をぶちまけた。シャブをじらされるといつもこうだ。我慢できないので早速準備して左腕の静脈に打った。物凄い快感が背中から上がってきた。
「うお・・・。」
耐えきれない程の快感の溢れと戦っていると少し落ち着いてきた。力が漲るようだ。猛烈に何かをしたい衝動に駆られた茜はなんと部屋の掃除をし始めた。ゴミを分別し、掃除機をかけ、フローリングを水拭き、乾拭きした
。それだけで2時間近く経ち時間は11時をまわっていた。
その後旨いタバコを吸いそろそろデリヘルでも呼ぶかと思い夜のタウン情報誌を手に取る
。デリヘルのページをめくっていくといい身体をしている女の子を見つけた。顔も良さそうだ。
「もしもし、女の子一人お願い。のぞみちゃん。一時間かかる?別にいいよ。それじゃ頼むよ。」
女の子が来るまで音楽でも聴こうと思いユーチューブでテクノを検索してみた。アシッドテクノが良かった。イヤホンは付けずそのまま聴き始めた。早いテンポの四つ打ちのバスドラがテンションを上げてゆく。あっという間に1時間が経ちちょうどチャイムが鳴った。

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