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⑪資格は武器になるのか

いずれ転職の際に役立つのではないかと思い、現在の仕事と関係のない、さまざまな資格の取得に励んでいる人がいます。しかし、こと転職という観点から考えてみると、あまり推奨できるものではありません。
転職の場では、資格よりも実務経験の方が重視されます。仮に多くの資格を有していて、その資格名が職務経歴書にたくさん記載されていたとしても、ほとんど評価されません。
むしろ、この人は「ずいぶん暇だったのだな」とか「これまで真剣に仕事に取り組んできたのであろうか」といったマイナス評価される可能性があります。
もっとも、法務関係では弁理士・司法試験、経理では公認会計士試験・税理士等、その資格がなければ一定の専門的職業に就くことができないものについては、社会的に価値があります。
また、仕事にほぼ直結する資格、経理ならば簿記何級、不動産業界では宅地建物取引主任者・不動産鑑定士、金融ではファイナンシャルプランナー・証券アナリストといったものは、転職の際に間違いなく有利です。
 
一方、英語が使えるというのは、大いに武器となります。
しかしながら最近ではネイティブレベルか、TOEIC900以上でなければ、英語能力が高いとは認められません。