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⑫転職活動本番

転職の時期
転職活動はいつ行なえばよいのでしょうか。本人が今の会社を辞める時期と、転職先へのおおよその出社時期を決めて、そこから転職活動期間を逆算すればよいのですが、転職受け入れ先企業側の都合も考慮しておかなければなりません。
 
まず、転職先会社の会計年度との関係が考えられます。1月あるいは4月といった、その会社の新年度の始期に合わせて、人員体制も整えたいと考えます。そこで、新しい人には期初の前後に入社してもらいたいと考える会社が多くあります。
そんなことから、毎年4月1日付け入社を設定して、採用活動を行なっている会社が多くあります。
外資系企業は12月決算の会社が多く、1月1日よりの新年度に合わせての入社という形が多いようです。また、会社によっては、新年度となる、1月以降に、中途採用計画が決まり、採用活動が始まるところもあります。
 
 
転職活動は3カ月
転職活動の期間は、通常3カ月から長くても半年以内です。1年後に転職しようと考えている人は、転職サイトへの登録、エージェントとの接触は、まだ、少し早いかもしれません。
企業側としては、欠員補充ならば、すぐに翌月からでも来てほしいところです。増員にしても、早めに組織体制づくりをしておきたいと考えています。
いつ頃入社できますか、と聞かれて、3ヶ月後とかあまり悠長なことを言っていると「それなら別の人にする」ということになってしまいます。
 
役員クラス、あるいはそれに準ずる幹部社員の場合は半年・1年といった形で比較的時間がかかっても許されます。
 
転職活動は深く潜行
転職活動をしていることは、社内には極秘、ごく親しい社内の友人にも絶対に話をしてはいけません。転職先から内定通知を受けて、自分としても転職の腹を固めるまでは、どのようなことがあっても口を割らない覚悟が求められます。
転職を考えていることが会社の誰かにバレてしまうとすぐに引き留め策が始まったり、社内での評価に影響が出てきたり、思いもよらぬ窮地に追い込まれたりします。
発覚してしまうルートとしては、会社パソコンやネットワークでそういったやりとりをしていたり、電話での連絡を取っているところを見られた、聞かれたということや面接などで、休暇・外出が増えたりしたとことからアシがつくことが多いようです。