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【リサーチ】Z世代女子はメイクの方法や情報を得るのに何を活用している?

自分でメイクを行う際、一度でも誰かに教わったり何かを見て参考にしたりしたことがあるという人は多いのではないでしょうか。メイク特集の雑誌やYouTubeのメイク動画、メイクの有料レッスンなど、メイクの方法を提供するサービスは巷にあふれています。そこで、Z世代の女性はメイクの方法の情報を得るためにどんなことを行っているのか、アンケートを実施しました!

<調査対象>
15~34歳の未婚女性395人
<調査実施期間>
2023年6月2日~6月6日
<調査方法>
インターネット調査



紙メディアからYouTubeへ メイク情報の参照ツールに変遷

まず、初めてメイクをした際にどのようなことを行ったのかを聞いてみました。

Q1 初めてメイクをしたとき、誰かに教えてもらったりレッスンを受けたりしましたか?

Z世代ではない25~29歳、30~34歳の1位が「学んだことがない・自己流」だったのに対して、Z世代の1位が教わったり学んだりしている点で、大きな違いが見て取れます。「YouTubeのメイク動画で学んだ・参考にした」は15~19歳の第1位で、なおかつ20~24歳の2位にもランクインしていることから、Z世代が初めてメイクを行った年齢の時にはもうすでにメイク動画が普及していたことがわかります。

また、Z世代は何かを知りたい時に雑誌や書籍よりもYouTubeで情報を得ていることもこの質問から伺えます。前述のとおり「YouTubeのメイク動画で学んだ・参考にした」はZ世代の上位回答でしたが、「雑誌や書籍のメイク特集を読んで学んだ・参考にした」は少数派です(15~19歳で4.5%、20~24歳で5.4%)。一方、30~34歳では「YouTubeのメイク動画で学んだ・参考にした」は4.7%、「雑誌や書籍のメイク特集を読んで学んだ・参考にした」は21.2%と、結果が真逆になっているのです。あらためて、情報源としての動画の重要性を感じる結果ですね。

Q2 日常的にメイクのやり方を知るために行っていることはなんですか?当てはまることを全てお選びください。

先ほどの質問は、初めてのメイクの時に限定したものでしたが、普段のメイクについても質問すると、こちらでは25歳以上もメイクの情報を得る手段として、メイク動画やSNSをフル活用していることがわかります。「YouTubeのメイク動画で学ぶ・参考にする」「Instagram・Twitterで学ぶ・参考にする」がダントツの2強で、それ以外の回答はどの年齢層でも分散しました。近年のメイク動画の流行や美容系インフルエンサーの台頭は、Z世代のみならず多くの年齢層に支えられていることがわかります。

Q3 メイクレクチャーやメイク方法紹介にて使われていた商品を購入したことはありますか?ある場合はそのアイテムを教えてください。

年齢層による大きな違いは出ませんでしたが、化粧下地やファンデーションの回答率が高くなりました。ベースメイクアイテムは肌の色との相性やテクスチャなどがさまざまで、なかなか自分の好みだけでは選びづらい、かつ、単価も安くないので慎重に選ぶという点から勧められた商品を買う人が多くなっていると推測されます。

化粧下地とファンデーション以外の他のアイテムの回答率も高く、多くの人が誰かがおすすめしているものを実際に試す意欲があることがわかります。そのため化粧品メーカーなどは、自社の製品のPRに美容系のインフルエンサーやYouTubeのメイク動画チャンネルとコラボをすると購入される機会が増えることが期待できるでしょう。

メイク方法を知るのに有料サービスは使ってみたい?みたくない?

Q4 有料のメイクレクチャーを受けてみたいと思いますか?受けてみたいと思う場合、予算の上限を教えてください。

全年齢層ではっきりと「お金を払って教わりたいと思わない」「3000円未満」に回答が集中しました。この質問の言葉通り、メイクを学ぶためにお金をかけたくないと思う人が多いということでしょう。「お金を払って教わりたいと思わない」の割合が年齢が上がるにつれて高くなるのは、多くの人が年を重ねるにつれてメイクの経験が増え、自分に合う、またはやりやすいメイク方法を会得していくからかもしれません。アンケート結果でも、15~19歳においては「3000円未満」(42.3%)が「お金を払って教わりたいと思わない」(28.9%)を上回っており、興味を持っていることがわかります。そのため、まだメイクの経験が浅い年齢層に向けて、低い価格でメイクの方法を提供する機会を作ると興味を持ってもらえる可能性は高そうです。

リサーチ結果のポイント

Z世代の買い物のスタイルについて、以下にポイントをまとめました。
①    メイクの方法を知るにはYouTubeのメイク動画やSNSが主流
②    レクチャーなどでおすすめされたアイテムを実際に購入したことがある
③    お金を払ってまでレクチャーなどを受ける気はない。15~19歳は3000円以下なら興味がある人多数

Z世代のメイクへの関心は高いといえます。有料でのレクチャーは敷居が高いのかもしれませんが、メイク動画は人気ジャンルのひとつとして不動の地位を築いておりアイテムの購入には積極的です。Z世代に向けたメイク関連のプロモーションでは、こうしたことを踏まえてアイデアを出してみてはいかがでしょうか?


電通プロモーションプラスでは、Z世代をターゲットとしたプロモーションの企画・実施やZ世代との共創のサポートをおこなっております。お気軽にお問い合わせください。
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