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おじさん・ザ・エッセイスト 第17回 〜"戦争"を考える〜

"欲しがりません、勝つまでは"



こんにちは。
おじさんです。


お盆休みが終わりました。

台風の影響もあって、久しぶりに暑さを忘れる事ができましたね。
ニュースは飛行機や新幹線の運休でてんてこ舞いな人々を取り上げていましたが、今回の連休は自宅でのんびり過ごせたという方も多いんじゃないでしょうか。

おじさんも多くの時間を家族と自宅で過ごしました。
日課のリングフィットも嫁と一緒に頑張ってます。

子どもがプールで泳げる歳になるまでには、ポッコリお腹とオサラバしたいところです。


今日のテーマは「戦争」です。







ロシアとウクライナの戦争が始まってから、1年半ほど経ちます。
世界中に大きな影響を与えたこの戦争にも、今では少しだけ終結の兆しも見えてきたように思えます。


色んな意味で平和な国の日本ではありますが、対岸の火事という訳ではありません。
千島列島関連のゴタゴタで日本も戦争に巻き込まれるかも?といった懸念もあった程です。

そうでないにしても、二国との貿易がストップした影響を受けて海産物や小麦等の食料品、日用品の大幅な値上げが相次ぎ国民の生活は困窮、実質的に戦争の被害を受けていると言えます。

他にも、台湾有事や北朝鮮の核開発問題などアジア圏の抱える問題は山積で、決して平穏とは言えないのが実情ですね。


国家同士の規模の大きい戦争ともなると「どっちが悪いの?」っていう両極端な話になりがちですが、結論から言うとどっちも悪いです。

戦争にはいくつかルールがあるのをご存知でしょうか。
攻撃してはならない場所、使用してはならない武器等、ハーグ法やジュネーブ法といった国際法により細かく定められています。
なんだか、まるでスポーツのようですね。

ロシアとウクライナを例に挙げれば、ロシア軍はウクライナ侵略に際して病院や学校を攻撃するなどして多くの民間人を殺害し、武力紛争法に反したと言われています。
(これらは報道を見て得られる限りの情報なので、一部フェイクである可能性も否定できません。)

ロシア軍を擁護する訳ではないのですが、自らの生き死にが懸かった戦地においてルールがどうこういうのも非常に馬鹿らしい話です。
そんなものはお互いが厳守する前提がなければ成立しません。


また、この件に関しての報道のあり方には少し疑念を抱きます。
この戦争において、「ロシア人は悪」で、「ウクライナ人は善」なのでしょうか?

確かにロシア軍はウクライナの民間人に多大な被害を出しました。
しかしここ最近のゼレンスキーの動向を見ていると、NATOに加盟することで欧州諸国やアメリカに取り入って武器を強請り、正義の名の下に一気にロシアを叩き潰そうという思惑があるように見えます。
祖国を守る為といえば大義があるように聞こえますが、これではどちらが侵略者か分かりません。

ウクライナ軍とて、ロシア人を滅ぼす為に戦っている訳ではないはずです。





プーチンもゼレンスキーも、お互いが気に食わないのであれば一対一で好きなだけ殴り合えばいいのです。

世界中を巻き込んで、軍を動かし、たくさんの国民の命を散らして、自らは手を汚さずに敵対国を滅ぼそうとする。
そんな傍迷惑な存在が国のトップに立つ者に相応しいとは到底思えません。

子供の喧嘩と揶揄されても、その方が何倍もマシです。



話は変わって、我が国は今年で終戦から78年です。
毎年、この時期になるとテレビは思い出したように声高に叫びます。

戦争が残したものとは一体何か。

死んでいった者たちの想いとは。
祖国の為に戦ったのか?
自分の為に戦ったのか?
家族の為に戦ったのか?
未来の為に戦ったのか?

当事者や遺族の話を聞いた限りでは戦争に対する負のイメージは尽きませんが、見方を変えればそのような過去があったからこそ現在があるといえます。

戦争で一人でも多く死ねば、一人でも多く死ななければ、もしかしたら今の自分は存在しなかったかも知れない。
我々の過ごす「今」という時は、数え切れないほどの偶然の上にあるのです。

そしてその偶然により生まれた素晴らしい人や物というのは、きっと世の中にたくさんあるはずです。
そう思えば、たくさんの命が消えていった戦争も、決して無意味だとは言い切れないのではないでしょうか。



戦争を御涙頂戴の映画やドラマなどでコンテンツとして消費することに大した価値はありません。
人間という生き物の愚かさを、命が捨てられていく残酷さを、美化も風化もせず後世に伝えていくことが大切なのだと思います。

悔やみ、目を背けるのではなく、
向き合い、反省し、次に活かす。

歴史は繰り返されると言いますが、人間は過去に学び、未来の為に考えて動くこともできる生き物なのです。


それでは、今日はこのへんで。



author,  P
2023/8/17

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