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おじさん・ザ・エッセイスト 第26回 〜"未来"を考える〜

"明日また幸せであるように"



こんにちは。
おじさんです。



今年も残すところあと10日ほどですね。

一年間続けてきたこのエッセイも、年内の投稿はこれで最後になります。
とはいえ今のところは最終回にするつもりはないので、肩肘張らずにゆる〜く綴っていこうと思います。
ある意味最もエッセイらしい回になるかもしれませんね。

今回のテーマは「未来」です。



身の上話になりますが、下の子が生後半年を迎えました。
2人目ともなると少しばかりは慣れが出てくるもので、もう半年も経ったのかという気持ちが大きいです。
上の子の時と比べると夜泣きをせず、あまり手が掛からないのが理由のひとつかなと。
まぁ、寝かし付けは嫁がやってくれているので、おじさんは上の子と一緒に寝ているだけなのですが。

子育てをしながら、来年の夏ごろには3人目を考えてもいいかな、なんて夫婦で話し合っています。
おじさんはそこまで稼ぎがある訳でもないのですが、2人とも実家がやや太めというのもあって前向きに検討中といった感じです。
子どもが増えると家庭は一段と賑やかになり、記念日だったり思い出だったりにまつわる物や、写真のような形に残る物もどんどん増えていきます。

ですが、それに伴って家もどんどん狭くなっていきます。
いつまでも同棲用の賃貸で暮らす訳にはいきません。
子どもが大きくなってきたら部屋を設けてあげないといけないですし。

なので、35歳ぐらいでマイホームを建てたいなと考えています。
…書いていて気付きましたが、思ったよりも近い将来のようです。

庶民にとって、家は人生で最も大きな買い物です。
ローンの返済はとても荷が重いですが、これも単に家族の幸せな暮らしのため。
一家の大黒柱としての役割を全うする所存です。

それに、たった一人で背負う訳ではありません。
嫁は常日頃から早く働きたいと言っており、(何人目かはまだわかりませんが)末っ子が保育園に預けられるようになる頃合を見計らって社会復帰を目指すようです。
どんな仕事をしようかな、とか、いっぱいお金を稼ぎたい、なんて言ってくれているので心強いですね。


次に、11月から始めたポケカに関して。
現在は主に地元のジムバトルやトレーナーズリーグに参加することで腕を磨いています。
ポケカは想像を超えて奥が深く、まだまだミスも多いですが、少しずつ力を付けていければと思っています。
1月末にはシティリーグという少し大きな大会を控えているので、そこで勝つことが第一の目標です。

その次はチャンピオンズリーグ愛知という大型大会が4月に開催されます。
こちらはまだ抽選も始まっておらず出られるかどうかは不確かですが、全国各地からプレイヤーが集まるハイレベルな大会ということで、是非とも参加したいなと考えています。


また、そんな風に競技としてポケカを楽しむ傍らで、友達をたくさん作れたらいいなとも思っています。

大会に参加していく中で既に何人か友達を作ることができたのですが、その中には彼女や奥さんと一緒にポケカをやっているという方もいます。
デュエマをやっている時には全く感じなかった「層の厚さ」は、やはりポケモンというコンテンツの持つ魅力の賜物ですね。

大会は小規模でもだいたい2時間から3時間ぐらい掛かり、長時間家を空ける日が多いと嫁の負担が大きくなってしまうので、ゆくゆくはポケカ友達を家に招いてのんびり遊ぶことが出来ればいいなと考えています。


そして、子どもにもカードゲームを教えるかどうか。
地元の大会には親子でポケカをやっている方を見かけることも多く、羨ましいなという気持ちが少しだけあります。
自分が強くなった実感を得るのはもちろん楽しいことですが、ゲームを通して我が子が少しずつ上達していくのには、また格別な楽しさを感じられることでしょう。

しかし、カードゲーム歴が長いおじさんはカードゲームの持つ悪い側面ももちろん知っているので(ゲーム云々ではなくプレイヤーの問題なのですが)、そこは親としては慎重になるべきなのかなと考えています。



子育てに関して。
子どもが大きくなってきたら、色々なところへ連れて行ってあげたいです。
そして、行く先々で子どもの写真をたくさん撮ろうと思います。
写真というのは親が子どもの成長を段階的に振り返ることができるだけではなく、子どもがささやかな思い出の節々に、自分が与えられた愛情を確かめられる大切な物になるのではないかとおじさんは考えています。

行きたいところはいっぱいありますが、一番行きたいのは東京ディズニーランドです。
嫁はディズニーランドが好きなのですが、出会った当時はコロナ禍の真っ只中だったので遠出することができませんでした。
家族が増えた今となっては2人きりのデートという訳にはいきませんが、楽しそうにしている子どもの姿が見られるのもまた幸せなのではないのでしょうか。


子どもが小学校を卒業する頃には、おじさんは今よりもっとおじさんになっているはずです。

その頃には、子どもが学校で嫌な思いをしたり、失敗したりすることもしばしば出てくるでしょう。
そんな時でも子どもにとって何が一番大切なのかを考え、指図をするのではなく、なるべく見守るように心掛けたいです。
それでも、子どもの心身に危険が迫った際には自らの命を懸けてでも守る。
それがおじさんの目指す強く優しい父親の姿です。



子どもが大人になり、やがて結婚して子を育む立場まで成長した時。
自分が親にそうしてもらっているように、子どもの子育てを支えていきたいです。

子育てというのは、子どもが大人になるまで面倒を見ることではないと思っています。
たとえ人生が終わりを迎えても、親子の関係が終わることはありません。
親から自分へ、そして今度は自分から子どもへ。
時間が許すならば、子どもの子どもまで。
そんな風に家族を繋いでいくことこそが子育てというのではないでしょうか。



子育ても一段落しておじさんが退職する頃には家のローンの返済も終わり、ようやく落ち着ける頃だと思います。
第二の人生には、嫁と色々なところに旅行へ行きたいです。
あまり贅沢な暮らしはできませんが、ゆったりとした時間を過ごしたいです。

また、恐らくこの辺りで人生において重大な出来事があるかと思います。
それは自分の親の死です。

育ててくれた親を看取ることは、子どもにできる最後の恩返しです。
望むことは出来る限り叶えてあげたいと思います。
どうか苦しむことなく、安らかに眠ってくれるようにと願います。


そうして、やがて自分の人生にも終わりの時が近付いてきます。
長いようで短い人生を、写真や思い出の品などを眺めながら振り返りたいです。

嫁には「私より先に死なないでね」と言われているのですが、その約束を守ることは恐らくできないでしょう。

何人も、死から逃れることはできません。
家族の負担にならぬよう、晩節を汚さず、潔く逝けたらというのが老後のただ一つの望みです。




来年の話をすると鬼が笑う。
そんな言葉もありますが、明るい未来の話というのはすればするほど、自分でも気付かぬ内に心を温かくして、前向きな気持ちにさせてくれます。

未来のことは誰にもわかりません。
それでもおじさんは今日も、大切な家族との明日の幸せを願いながら生きています。




それでは、今回はこのへんで。

皆様、どうぞ良いお年を。



author,  P
2023/12/21

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