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論理的思考を身につけるためには? 話のわかりにくい人の特徴

友人と一緒に「論理的思考を身に付けるには」というタイトルで座談会に参加しました。

ことの発端は、
友人がワークショップやセミナーを開催したい。
そのためには、
物事を人にわかりやすく伝えるスキルが必要。
だから、論理的思考を身につける、この目的のために座談会する
って経緯でした。

何を思ったか、お付き合いをしている中で、私の話し方を聞いて、魅力を感じてくれた友人が私に声をかけてくれました。

そんな話ができるかどうかは置いといて、
人から頼りにされる喜びを感じました。

感謝いたします💖

論理的思考との出会い

さて、論理的思考のタイトルのついた書籍はたくさん出ていますので、勉強するのにはこと欠かない時代となりました。

私が論理的思考を初めて目の当たりにしたのは、30歳の頃でした。25年前。

先輩から、”まこさん、これ読みなよ”、と渡された1冊のロジカルシンキング本でした。

正直、目から鱗が落ちるとはこのことです。

思考ってテクニックだったんだ!
マニュアルがあったんだ!
やり方があるなら、これを真似すればいいんだ!
こんな素晴らしいことが
今まで知らなかったなんて悔しい。

と思ったことを、今でも覚えております

ビジネスマンでしたので、ブレインストーミング、プランニング、課題抽出、問題解決といった会議は頻繁にありました。その機会を全面的に利用してロジカルシンキングのテクニック実践を繰り返しました。

それが身に付いたかどうかは正直分かりませんが、こういった依頼を受ける事は、1つの成果だと思って嬉しく受け止めております。

MBAとの出会い

アメリカ、イギリスでMBAを取得した友人を数多く持つことができたし、ボストンコンサルティング、マッキンゼー、アクセンチュアといったトップコンサルタントと一緒にビジネスを展開できたことも、今の私を作っている1つの土台になっております。

トップコンサルタントの頭の中を説明します。

彼ら彼女らの思考は、脳みそにたくさんのビジネスフレームワークを持っています。

それを駆使して、いや駆使するというよりは、脳内AIで瞬時に判断できるスキルを持っています。わかりやすく、論理的に思考が組み立てられるアルゴリズムのようなものを脳みその中に保持しているようです。

Q:コンサルタントの友人に私がした質問
「複雑に絡み合った事象を、どうして短時間に解釈して問題解決ができるんですか?」

A:友人のコンサルタントの回答
「頭の中に、たくさんの過去のビジネスケースレポートが格納されている。そして、白紙のビジネスワークフレームに、今回のケースを放り込むだけで、短時間に、いや、5秒で問題が解決するプランニングが出てくるんだよ」

Q:私の質問
「おっ、真似したみたい!
でも、どうやって身につけるんですか?」

A:友人の回答
「がむしゃらに、脳みそに汗をかく毎日をおくりましょう!」

と回答をもらったので、会議に参加すると、決定事項に至るプロセスに常に注目して、優秀な同僚が、どんな発言をしているかに注目して参加するようになりました。会議が楽しい時間に変わりました。

ロジカルシンキングは後天的なもの

会議中に問題提起をされると、コンサルタントのメンバーは、5秒で客観的事実とそこから考えられる仮説とそれに対する対策、そして実行プランが浮かぶようです。

その姿に憧れて、かなりトレーニングして実践してきました。そして、5秒とはいきませんが、1日〜数日でできるようになってきました。

今回のロジカルシンキング座談会で友人達に私から伝えた事は、”努力すれば必ずできる”  ってことです。 5秒でできなくても、時間をかければできるようになる。

つまり、個人的経験で、努力をして、実践のトレーニングを繰り返していくと、だれでもできるのが論理的思考です。学びを得るための書籍はたくさんありますからね。

生まれ持っての得意な事、論理的思考の素地がなくても大丈夫です。後天的に身に付く技術が論理的思考です。

もし、あなたが、そうなりたい、一生懸命努力している状態で、論理的思考わかりやすい話ができないことは、冷たい言い方ですが、単純に努力不足です。

*   *   *

空雨傘話法とは

さて、具体的にどんな話をしたかと言うと、PREP話法を例に挙げました。PREPは、座談会で話したので、このnoteでは、空雨傘話法を例に挙げて説明します。

私もいつも気をつけていることは、客観的事実と、そこから考え出された主観的な解釈を分けることを心がけています。

空雨傘話法は、客観的と主観的の要素が盛り込まれた話し方なんです。

ねぇ、空が曇っているよ
だから、雨が降りそうだね
それなら、傘を持っていくべきだね

どうですか? この文章。
理解しやすく、すっと頭に入ってきませんか?

日常会話で、疑問を持たずに、フムフムと納得できますよね。

*   *   *

空雨傘話法の解説

空が曇っているのは事実です。
事実と言うのは、データに裏付けされていることを意味します。
この場合には、80%以上を空が雲で覆っているなどといった定義です。

でも、通常の日常会話には10人中10人がそう思う主観の集まりが、客観的事実と置き換えて問題はないでしょう。

事実は空が曇っている。10人中10人がそう思えばOK。

次に雨が降りそうだの部分は、
仮説というビジネス用語だったり、個人の解釈のこと意味します。これは主観的なものです。
主観的なものというのは、個人によって解釈が変わることを意味してます。

この解釈は、事実から大きく飛躍していないかどうかがポイントになります。

「空が曇っているので、雨が降りそうだ」 この文章は、大きく飛躍しているわけではないので、多くの人がこの主観的解釈に納得できそうですね。

「空が曇っているから、(気圧が下がるので)、頭が痛くなりそうだ」

これだと、主観的解釈に疑問符がおきますね。
カッコ内を話さないことも多いので、飛躍しすぎて、会話が成り立たなくなります。

この事実に基づいた仮説から、雨が降りそうだを導き出すと、自ずと次は、じゃあどうすればいいかと対策・行動が思い浮かびますね。

外出することを想定するならば、傘を持っていくべきだという主張は、当然ですね。

対策・行動は、
雨が降りそうだから、レインコートを持っていく
雨が降りそうだから、外出しない
雨が降りそうだから、地下鉄直結のレストランに変更する

など、人それぞれです。

客観的事実と主観的解釈がしっかり固定されているので、対策・行動は、討論の余地があることが理想の会話となります。

ねぇ、空が曇っているよ (→事実)
だから、雨が降りそうだね (→解釈、仮説)
それなら、傘を持っていくべきだ(→対策・行動)

*   *   *

話のわかりにくい人の特徴

さて、話のわかりにくい人と言うのは、事実の中に自分の解釈や想像が主観的に入り込んでしまう人。

事実の中に、 
個人の解釈が入り込んで、主張されると、
私はそう思わないけどな〜?? と相手に思わせてしまい、話が通りにくくなる傾向にあります。

話す時の口調としては、客観的な事実は、躊躇なくハッキリと言い切ってしまって大丈夫です。お伺いを立てる必要は全くなく、相手に気を使う話し方は、回りくどいだけです。

その上で解釈・仮説は、主観的なものなので、ちょっと控えめに、”私はこう思います” と柔らかい語尾を入れることです。

客観的事実と主観的な解釈を分けて話すことを心がけるだけで、無駄な修飾語や、飛躍して解釈が減り、自分の伝えたいことが、相手に伝わりやすくなりますよ。

友人との質問に答えながらの座談会(おしゃべり会)でした。
あっという間に2時間が過ぎました。

他にも、会議の効率的運営方法などでは、Planning Meeting→Action→Review Meetingも話し合いました。利害関係のない友人とビジネス手法を話すので、気楽で楽しいものです。

幸せには3つあって、
・してもらう幸せ
・できる幸せ
・してあげる幸せ

私は、ただ経験を話しただけなのに、
”してあげる喜び” を感じました。

セカンドライフを楽しむには、
もってこいのレジャータイムでした。

傾聴スキルの高い友人たちに感謝🤗


フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com