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第35回 マウントをとりたい人の心理…なにがなんでも人に勝ちたいということは、実は負けを認めている?

 今日は、何かにつけマウントを取りにくる人について考えてみようと思います。こちらは普通に家族のこと、身内のこと、親しい友達のことなどを話しているだけなのに、とにかくあなたに張り合ってくる人っていませんか?

マウントを取りにくる人というのは、まずシンプルに承認欲求が強い。承認欲求が強いということは、他人に認められることで幸福感が得られる人です。この感情については、誰もが他人に認められるとうれしいわけですが、ここが違う!自分で自分を労ったり、褒めたりすることで自分を認め、受け入れることができず、満足できず、人に自分を認めさせたり、自分の方が誰かより上だと勝手に確認することで、幸福感を得て安心する人なので、自分で自分の機嫌を取ることはできない、脳内が幸せではない人ということですね。

ここで最近流行りの言葉がでてくるわけです。
そう、“自己肯定感”ですね。

私は個人的に、この言葉を多発するのはあまり好きではありません。“自分を肯定する”ということに変にこだわり、自分に正直ではない、無理をしている人がまぁまぁいるなぁと感じているからです。”自己肯定感”を無理に上げようとしなくてもいいと、私は思っています。

自分を客観視し、自分と対話して、まずは自分を知ることが重要!イケてる自分も、ダメな自分もです。その上で自分のことを受け入れられるか、認められるか、そして好きでいられるか…ということが幸せな人生に繋がると思っています。

またマウントを取りにくる人というのは、決して偉そうなわけではありません。そうしていないと自分の心理状態が保てない、安定しないので見栄を張って、虚勢を張って強く見せているのです。そして、いつも周りの人のことが気になるため、噂話が好きな人が多いですね。人のことを知りたがって、それをネタにして、人のことをあまり良く言わないということも共通点かも知れません。自分が勝っているかどうか確かめたいと思いながら毎日を過ごしていますから、自分からは負けにいかないわけです。

「◯◯さんて、いい人よね!」
と言ったとします。その返しは、
「うんうん、そうね。でもあの人、どこどこではあまり好かれていないらしいけどね。」
みたいな感じです。こちらが誰かのことを褒めたり、良く言った時は、それをしっかりネガティブバックしてくれます。どこの誰にも負けたくないという気持ちのあらわれですね。

でも実のところ、自信がありそうに見えてそうではなく、不安な人が多く、日々ストレスを感じています。そしてその不安を解消するために、常に自分が勝とうとします。勝つことで自信を得たように感じるのです。しかしそれは一過性のものなので、ある人とのある時の会話で「勝った!」と思って幸せな気持ちになっても、結局又別の人、別の話題となると、一生懸命次のマウントを取りにくる。

マウントを取りにくる人というのは、自分の内面にまつわる内容、例えば自分の生き方、思想や哲学、夢や希望などではマウントを取りにはきません。目に見えるものを利用します。

学歴、経歴が華々しい人は、それを使いますが、一方そこに強い劣等感のある人は、決して自身のそこにはふれませんし、ふれさせない。

もうマウントでも、自慢でも、なんでもありません!ただその時のその人との会話で、なんとかして相手に勝ちたいという願望だけになっているのです。

多くのネタは、所有物や外出時の出費に伴う内容となり、「モノ」については、そのネタはまぁまぁ決まっています。特にマウントを取りにくる人でステイタス主義の人の場合は車、ハイブランド商品、ペット、旅行、食事etc.といった感じでしょうか。

あとは夫の仕事、子供が通っている学校、それで負けるようなら、友達の夫の仕事と子どもの学校、友達でダメなら、なんか知り合いの家族のことで聞いたことがある名誉的なことなどなど。もはや、誰の自慢なのか分からなくなっています(笑)

本当にハイソサエティな人、そのレベルが当たり前の人、その生活が習慣になっている人にとっては何も特別なことではなく、人にいちいち言う必要もないということなので、とりあえずめんどくさい場合は、「スゴいね〜、素敵だね〜」と最高の笑顔で傾聴してあげてください(笑)

そして心の中で、あなたは何者ですか?
Who are you?ときいてあげてくださいね。

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