《#MINTチーム合宿レポート》Project MINTコーチ集合研修実施!vol.1
9月中旬に二日間、福岡県糸島市にある、合同会社こっからのオフィス「そろそろ旅に出ますか」でProject MINTコーチたちと創業者の植山、パイロットフェローの有志たちが10月20日から始まる第1期プログラムに向け、集合研修を行いました。今回は、その様子をお伝えしたいと思います。
(当日はコロナウイルスが懸念される中での実施でしたが、体調管理をしっかり確認し、会場では換気を十分に行い、ソーシャルディスタンスを保った上で無事実施することができました。)
集合研修の目的は、普段オンラインでコミュニケーションし合っていたコーチ同士で初めて対面で会い、Project MINTのミッションを一人ひとりそれぞれの形で吸収し、互いに理解し合い、全員の共通ミッションの意図を創りあげることでした。
ファシリテーションをリードしてくれたのは、Project MINTの対話アドバイザーである黒川公晴氏です。合同会社こっからも経営をする公晴氏は、これからコーチ陣のコーチとして、受講生にコーチングを提供するコーチ同士がサポートし合えるようなメンタリングの仕組みを創っていきます。(コーチ陣紹介ページはこちら)
(個性豊かなProject MINTのコーチ陣)
ーコーチ研修の流れー
①お互いを深く知る
②自己を深く知る
③チームの未来を描く
3つのパートを2日間、じっくり時間をかけて行っていきました。
2日間のグラウンドルールは、対話(ダイアログ)を徹底的に大切にすること。本音で自由に、ジャッジせず、受け止め、「なぜ?」と背景を探るということです。
対話というのは普段忙しい日常で実践するのはなかなか困難ですが、相⼿の話に⾳楽を聴くように⽿を傾け、途中でさえぎらず、表情や声のトーンなど感性を使い、受け⽌めていきます。そして⾃分が相⼿になったつもりで、そのときの情景をイメージするように共感していきます。
対話はコーチングを行っていく上ではとても重要なことですが、普段のコミュニケーションで人と接していく上でも必要なことになります。
①のお互いを深く知るトピックでは、コーチのこれまでの子ども時代も含めた原体験をゆっくり対話を通してペアで語り合いました。
どんな環境で育ち、挫折を経験し、転機を経て今に至るのか。今仕事で生き生きしていることはなんなんだろう、どんなことに喜びを感じる?
コーチそれぞれ違う人生の歩み方の多様性に触れながらも、自分らしくありたい、人を励ましていくことに喜びを感じる、など共通のやりがいがあるコーチ同士もいました。互いの新しい一面に触れることができた時間でした。
その後は、共にProject MINTでコーチとして働いていくことになるにあたって、共通のミッションの理解を深めるフェーズに移りました。
Project MINTのミッション:
「一人でも多くの大人たちが何歳になっても、自分の内面を起点に新しくストレッチしたキャリアチェンジにつながる経験(躍進)をし、自己革新し続ける世の中を創る。」
について、MINTの描く世界を実現していく時に今の日本社会が抱える問題・課題についてそれぞれの意見を出し合いました。
問題・課題は、個人、組織、社会の3つのレベルで出していきました。
個人レベルでは、
会社をやめられない、無力感がある、自分が世の中を変えられると思っていない、等。
組織レベルでは、
ヒエラルキーが重視され多様性が価値とされていない点、正解主義に走り正解以外のアイディアは切り捨てられてしまうこと、個より集団の成果主義、等。
社会レベルでは、
様々なバイアスが存在すら知られていない、固定的なジェンダーロール、資本主義的成功の圧力、同質性重視、多様性の不寛容、短期思考、等。
メンバーそれぞれが持つ今の日本の根深い問題・課題について共有し、理解をしました。それぞれの問題意識の強さでヒートアップした会場。しかし、これはこの研修の本来の目的のほんの序章にしかすぎません。
ここから、この問題・課題に対しての見方が翌日、大きく変わることになるとはこの頃は誰もが予想していなかったでしょう。(笑)
後半は、次の記事でご紹介します。
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