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~自分のポテンシャルを最大限に伸ばしたい~ #インタビュー 黒田垂歩vol.1

Project M’INT webマーケティング担当ランです。
今日は、大学生インターンのリオンさんと一緒に、Project M’INTβ版パイロットプログラムに参加した0期生フェローの1人、黒田垂歩さんにお話を伺っていきます。

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黒田 垂歩(くろだ たるほ)
富山県出身。北海道大学薬学研究科博士課程卒業、理化学研究所勤務を経て、ハーバード大学医学部に7年間留学。少年時代に生命科学の神秘に魅了された彼は、世界トップの研究機関へと羽ばたいて一流の研究者たちに揉まれ切磋琢磨しつつも、研究の世界と実社会の大きなへだたりに問題意識を感じていた。帰国後、三重大学医学系研究科で教職に就くも、「研究成果を実社会に役立てるプロデューサーになりたい」と2014年グローバル製薬企業へ転向。現在、アカデミアと企業のパートナーシップを通した創薬プロジェクト、いわゆるオープンイノベーション部門のディレクターを務める。本業の傍らBlockBuster TOKYOでのメンター、Venture Café TokyoでのLife Science Cluster Programのリードなど幅広く活動中。
Project M'INTでは「日本のライフサイエンス・エコシステム」について発表し、発表会で続々と協力者を募りコラボレーションの輪を広げている。複業先のFresco CapitalではImpact Partnerとしての活動も開始した。

ー「これは...学ばなきゃいけない。運命だ」

ーーProject M'INTに興味を持ったきっかけは何ですか?

初めてProject M'INTについて知ったのは、Venture Café Tokyoの仲間、小村隆祐さんの何気ない紹介からでした。当時、本業のほかに複数のコミュニティに関わっていたのですが、活動が散漫になって「自分て何者なんだろう?一体何をしたいんだ?自分はどこに向かっているんだっけ?」と少し迷っていました。Project M'INTの第一印象としては、「面白そうだけど、時間的に厳しいから無理だな」と思ったんです。それで、断るつもりだけど話だけでもと思い、Project M’INT創業者の植山智恵さんとお会いしたんです。1時間、話を終えた後には「これは...学ばなきゃいけない。運命だ」という結論に180度変わっていました。「Project M’INTで得られる学びや経験は、かけがえのないチャンスになる」と直感的に感じたのを今でも覚えています。

ー信頼しあえる仲間とともに学び「今の仕事と人生に納得感が出てきた」

ーーProject M’INTが実際に始まってみて、どうでしたか?

智恵さんの「学びの場作り」が素晴らしかったですね。同期のフェローはとても温かいハートの持ち主ばかりで、僕の経験上、このコミュニティは上手くいく、という感触がありました。最初の2週間は実際に集まっての自己認識セッションで、”濃い~”時間をみんなで過ごしたので、その後はオンラインセッションになりましたが心のつながりは維持できて良かったです。くしくもオンライン学習が盛んになるこのタイミングで、Minerva大学直輸入のアクティブ・ラーニングを体感できたのは超ラッキーだったと思います、頭に汗かきまくりでしたけどね...

ーー実際にProject M'INTではどのようなことを学んだのですか?

Project M'INTでの学びの95%は新しいことでしたね。Minerva大学のカリキュラムを基にした様々な思考習慣は、不確実性の時代を生きる上では強力な武器になると思います。また、ティール組織、U理論などを学び、端的に言って世界観が変わりましたね。例えば、最近の”Black Lives Matter”の世界的うねりは、単に白人vs黒人という対立構造ではなく、全ての人が幸福な社会への変革を求める”Great Reset”への希求の表れなんだろうな、と捉えています。このような自身の変化は日々実感しています。

ーー特に印象に残っている学びはありますか?

Project M’INTのプログラム全3構成のうちの、最初に行う自己認識セッションですね。素晴らしい講師陣によるワークショップを通して自分を深く掘り下げることで、自身の活動の原点となるものに立ち戻ることができました。人生をかけて自分が取り組むテーマに、仕事や複業がどういうピースとしてはまるのか。「複業をやることで、このビジョンを将来実現するんだ」という人生の方向性がとても明確になりました。さらに「今の仕事と人生に納得感が出てきた」という点から、本業にもこれまで以上に前向きに臨めています。

ーーProject M'INTでの学習以外にも良い影響があったようですね?

そうですね、直接的な学びに加えて、仲間のフェローやコーチ、サポーターらとの出会いはかけがいのないものでした。M'INTコミュニティのメンバーと話すことや、週一回のコーチングから、毎回何らかの気づきを得ています。特にフェロー同士の関係性は素晴らしく、すでに友達以上の絆を感じています。同期フェローの中にはファイナンスや起業に詳しい方がいるんですが、彼女とは現在も相互にメンタリングをしながら助け合っています。ミドルエイジまでに磨いたスキルをお互いに出し合って助け合えるような関係性、最高ですよ。

ーー大人になるとそのような信頼関係を築ける機会は少ないと思うんですが、それはProject M'INTならではですね。

そうですね。フェローが初めて全員で会ったときに、"みんなのカルチャー"を作ったんです。「本音で語る、相手を思いやる、そして今の自分を超える」といったルールを作ることで、学びに対する真摯な姿勢と好奇心を確認しあいました。あと、一緒に自己認識セッションをする中でお互いの素の部分をよく知り合えたので、「ここでは自分の鎧を外していいんだ」と思え、M’INTが精神的な安心ゾーンとなりました。信頼しあえる人が近くにいて、お互いが支えあえるような環境を提供できる、これはProject M’INTの大きな強みだと思います。

ーーほかのProject M'INTの魅力はどんなところですか?

プログラムの最終ステージとして、実際にアライアンス(複業)をやる、というところが素晴らしいと思います。フェローにあった複業先を一緒に探してくれて、半ば自動的に複業に足を突っ込ませてくれるんですね。そして複業をしながらも学び続ける。このように実地で経験を積みながら学ぶシステムは、他のビジネススクールなんかより一歩先を行っているのではないでしょうか。実は、僕はProject M'INTを知る3年程前から複業に興味があったのですが、ずっと行動に移せずにいたのです。そんな自分の背中を押してくれたProject M’INTにはとても感謝しています。


偶然の出会いから、Project M'INTに運命を感じた黒田さん。信頼する仲間とともに、プログラム最後のステップに入ります。次回vol.2では、「実際に複業ってどんなことをしているの?」「本業とのバランスは?」などなど、黒田さんの複業のリアルをご紹介します。


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