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【クルマ編-第34回】RENAULT MEGANE R.S.《マガジン(レギュラー)》

「鋭く隙のないハンドリング・レスポンスで、ドライバーに正確なドライビングをクルマが求めてくるホットなコンパクト・ハッチバック」
こんな言葉が、乗った瞬間に浮ぶクルマ RENAULT MEGANE R.S.

日常生活を支えるクルマとして、フランスのみならず欧州全域でよく見かけるコンパクトなハッチバック RENAULT MEGANE。
初期のモデルでは、その独特なデザインから若干の違和感も感じられたが、進化して熟されてきたデザインは寧ろそれがスタンダードな雰囲気になっている。日本でもスズキのスイフトなどがその流れにのっている。

大衆車をホットスポーツな仕様にバージョンアップして、走りを楽しむ代表格のRENAULT MEGANE R.S.。 CIVIC Type Rとの「ニュルブルクリンクサーキット FF車最速」の争いはこのクラスで話題の中心。
今回は、最高出力を同じにしたMEGANE R.S.シリーズの中から最もスタンダードなモデルの MEGANE R.S. 仕様の評価と検証をしました。

245/35-19という メルセデスのEクラスやBMWの5シリーズに匹敵するようなタイヤ仕様や 1.8Lの排気量から絞り出す300psのターボパワー、そして大衆車の面影を残す外観とは裏腹に床下にはスーパーカー並みに空力処理されたフルアンダーカバーが装着されてR.S.の走行性能は造られている。
2.0Lの排気量から320psの出力を生むターボエンジンと、床下の空力処理にあまり重点をおいた改造がされていなかった CIVIC Type Rとは対照的な仕様となっている。

前型に比較して、恐ろしいほど鋭く全く遊び代の無いステアリング・レスポンスはまるでレーシングカーのハンドルを握っているようで、ルーズな運転は許されない。そして 踏み始めに若干の応答遅れがあるエンジンレスポンスは、2500rpmを超えたあたりから一気に吹き上がる。
ダッシュ周りのメーター処理やスポーツシートのホールド感と併せて「大人が楽しめる趣味のクルマ」の色合いが増々濃くなっていた。

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