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【思考編-第6回】'01年リバイバルプランで早く高収益車を市場に出したい、’07年最高で唯一の日産フラッグシップカーを投入したい...

今回のテーマは“ 目的に応じた本質の捉え方とその使い方-その1” です。

全く違う目的の2つのタイプの自動車開発に於いて、どういうヒントや考え方で本質を捉え、そして実現していったか…フリートーク形式で話します。

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ケースーⅠ
2001年~2002年のたった2年間で、カテゴリーが異なる高収益5車種を市場投入し、目標以上の販売台数と収益でリバイバルプランの会社再生に大きく貢献しました。

何故できたのか……それは、
「高収益でトップクラスの商品力を持つクルマの開発と製造を短期間で実現」という命題に対して…本質を訴求し、今ではメルセデスを始め有力メーカーが採用している、「FM(フロントミッドシップ)プラットフォーム」というエンジンやサスペンション等を共通に使いながら、スポーツカーからセダン、そしてSUVやワゴン等の開発が編集設計と共通の製造設備で出来るプラットフォームの構造を世界で初めて提案し、採用したからです。

ケース-Ⅱ
たった2.5年で、世界に向け「日産自動車のフラッグシップとなるスーパーカーを開発し発売」 その内容と課題は…
・市場の評判で、世界の王者ポルシェを凌ぐ性能とブランド力を宣伝広告なしに実現する。
・従来の開発に対し「開発人員、開発費用、開発期間、設備投資等は50%(半分)以下」
・世界に例のない「速さと実用性を備える、新しいスーパーカーのカテゴリー」を創る。

2007年10月、日産R35GT-Rは発表され、それを実現しました。
何故それが出来たのか……?
「ピンポイントで世界超トップの商品を最小の資源で創り上げる」という命題に対して…中学生の理科レベルから本質を訴求し、「PM(プレミアムミッドシップ)」という世界初のプラットフォームを提案し開発したからです。

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ここから先は、画像の中でホワイトボードと併せお話します。

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