【クルマ編－第35回】SUBARU WRX S4 STI Sport R EX

　エモーショナルな感性を刺激してくれるホットなスポーツモデルは、海外ではVWのゴルフGTI や ルノーのメガーヌRS、更には MercedesのAMGやBMW のMシリーズなどに代表されるよう盛んに開発され販売されていますが、最近の国内マーケットでは、SUVやマルチパーパスが販売の主体になり、ホットスポーツは少し限られた市場になりつつあります。
そんな中で、スバルを代表する伝統的のスポーツバージョンWRXを冠にした、WRX  S4 が発売されました。
リヤにクーペ風の演出を取り入れた4ドアセダンに、275psまで出力をアップさせた、水平対向 2.4Lターボエンジンを搭載し、更にスバル伝統のAWDを組み合わせたスポーツモデルとして登場しました。

水平対向2.4Lターボエンジン(275ps)と大型化されたインタークーラー

早速、新緑の箱根でデザインや性能&機能性などを評価検証しました。オープニングとシルにSUV風のエッセンスを取り入れ「力強さと逞しさを強く演出した外観」とは裏腹に、走りは「紳士的な優しさと、何処でも使える高性能」を実現させたクルマでした。
確かに、スポーツモデルとして固めたサスペンションセットの硬さはありますが、ショックアブソバ―のセッティングで突き上げ感は上手くいなしています。　今までのWRXシリーズから一歩成長して大人のスポーツに進化していました。

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