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<プレミアムプラン特典>水野が語る…「よもやま話-12」 衝突安全性の話-Ⅰ    衝突安全性の法規は万能か…?  規定を超えた領域では、FFとFRでは違うの…

所有する喜びや、移動する際のパートナーとして、日々の生活を支えてくれたり、 疲れた心を蘇らせてくれるクルマ。
 だが…その一方で、交通ルールやマナーの順守、そして 日々刻々と変わる環境やコンディションの中で性能限界を弁えた走らせ方も同時に重要です。
どのような理由や言い訳があろうと…一瞬でも誤った使い方をするとクルマは、凶器に変身するもう一つの顔を持っています。
 楽しさや便利さと、事故の怖さが表裏一体(表と裏)になっている事を自覚して上手く使い熟すのが「賢いカーライフ」です。 だから…「交通安全や事故の防止」これは本当に大切な言葉であり、いつも心に抱く戒めです。

しかし残念ながら、人間は運転で ミスや愚かな過ちをしますし、機械モノであれば不具合も起こります。結果として事故は起こります。 
そして、お聞きしますが… 事故やアクシデントが起きた場合「クルマは皆同じ !!」でしょうか ?  それとも、よく解らないので「どれもどうせ同じ」と自分に言い聞かせているのでしょうか ?

毎年国交省からは、その年に発売された幾つかの新型車の衝突性能実験の結果についてアセスメントは公表されています。皆さんはこれらに注目して、クルマを購入する時の参考にしていますか ? ➪此処が大切なポイントの一つです。
 アメリカではクルマを購入する時 約70%程度の人が、信頼性や不具合の発生、エコロジーの対応状況と 衝突安全性能などについて、メーカーや業界と切り離された第三者機関が発刊する、消費者情報誌「コンシューマーレポート」を参考にしています。
 残念ながら…日本のクルマ関係のメディアには この様な情報提供をしているものは無く、その殆どは「筑波が何秒だ!  とか、何処が好きで何が嫌いなデザインか! 」など、メディアやライターの興味と嗜好を中心とした「同人誌や趣味の領域誌」的な位置付けの発刊になっています。
また、その中で解説されているテクノロジーやメカニズム&性能等も大半は、規格や汎用教科書と人伝の話。そして、メーカーから出される宣伝資料が主体になっています。 更に言えば、メーカーは「購買意欲が削がれたり、PL問題への対処」などから、事故や衝突性能の説明などはあまりアナウンスせず、セールスの現場でも「どのクルマも法律で規定されているから皆同じ」等の案内を顧客には伝えています。

ですから、各車の衝突安全性を知りたければ「国交省のアセスメント」にアクセスして皆さんが自ら調べる必要があります。 しかし、実際には、何となく「クルマは皆同じはず…」という意識で曖昧にしているのではないでしょうか? 命というとてつもなく大切な要件にも拘わらず…… 

そこで今回の、水野和敏が語るよもやま話では、皆さんが「普段何となく 半信半疑でモヤモヤしている」と思われる衝突安全性について、
・法規の規定はどんな処まで想定しているのか、それが外れた領域では、どんな事が起きるのか…?
・FF車とFR車に関係なく、公表される法規の領域では同じような結果になっているが、法規と違う領域「高速道路での事故や、違う状況の衝突」でも安全性は本当に同じか、違うとすればどんな事…?
この様な観点も含めてセミナーをしました。

※ このように、社会に流れている曖昧な情報や、実際に起こっている様々な悲劇や出来事を、単なる情報や知識の消耗材として流してしまわずに、視点を変えて、大切な参考事例として自身の思考の「糧」にして活用すれば、日頃 幾つもの場面で役立つ知識や知恵になります。 楽しむと同時に「考える時の癖」にして有効に使いましょう…。
ここから先、詳しくは動画をお愉しみください。

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