
傷寒例第三 04
九月霜降節後.宜漸寒.向冬大寒.至正月雨水節後.宜解也.所以謂之雨水者.以冰雪解而為雨水故也.
至驚蟄二月節後.気漸和暖.向夏大熱.至秋便涼.
従霜降以後.至春分以前.凡有觸冒霜露.体中寒即病者.謂之傷寒也.
〈ポイント〉
・二十四節気の移り変わりと傷寒の時期
この続きをみるには
この続き:
746文字

『傷寒論』は急性熱病の治療書で、病の変遷が書かれています。 その理論の中核をなすのは、「三陽三陰」であり、病位です。 経絡経穴で治療する鍼灸師(特に経絡治療家)には、この考え方が不足しており、これを学ぶために『傷寒論』を学ぶ必要があるのです。 『傷寒論』を学び理解することで、病気が立体的にとらえられるようになります。 本連載では、経絡治療家がどの様に『傷寒論』を読めばいいかというテーマに挑戦したいと思います。【大上勝行】