これからの勉強の進め方
先日お伝えしたように、各論からは『傷寒雑病論類編』を底本としてやっていきます。参考資料として、
①内藤希哲1(医経解惑論,傷寒雑病論類編1-解説・寺師睦宗-/名著出版)
②意釈傷寒論類編(小曽戸丈夫/築地書館)
③方術説話(荒木性次著/方術信和会刊行)
④傷寒雑病論(小曽戸丈夫編/谷口書店)
⑤傷寒論ハンドブック(池田政一/医道の日本社)
⑥傷寒雑病論類編 13巻〔内藤希哲(師道、泉庵)編註・小島瑞(盛菴)纂註〕(京都大学附属図書館所蔵)
を用います。
『傷寒雑病論類編』は『傷寒雑病論』の条文を組み替えて、内藤希哲が解説したものです。その原文は①⑥で、
のようになっています。これが各論の最初のページです。
この原文の読み方としては、
まず最初に「章題」があり、その後「内藤希哲の解説」が続きます。ここではこの章全体の説明をしています。
その後、しばらく「解説」が続き、
ここで『傷寒論』の「条文」が出てきます。その後、その「条文」についての「希哲の解説」が入ります。
このマガジンでは、この文を解説していきます。この原文自体は添付いたしません。なくても分かるように解説します。原文を直接勉強したい方は、⑥で閲覧できます。
見出しとして、
〈傷寒論条文〉
〈希哲解説〉
〈大上解説〉
をつけていくので、上の原文の形が元になっていることを、頭に置いてください。
〈希哲解説〉については、①②を参考に大上が書き下しし、漢字は現代のものとできるだけ差し替えます。緒論あるでしょうが、読みやすさを優先します。
〈傷寒論条文〉については、使用漢字は④を参考にします。
上記について〈大上解説〉を入れていきます。②③⑤を参考にしています。
以上に基づいて進めていきますが、途中で不都合があれば、変更していきます。まあ、ネット連載のいいところとして、ご容赦ください。
大上勝行
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