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新たな壁

ヴィヴァルディ計画

Text:Kei [Vn./Vla.]

結局初回の動画公開は、予定だったクリスマスから正月にずれ込んでしまって、でもそれはそれでみんな家族との会話のネタになったようで結果オーライ。僕の場合も、他のメンバー同様に一番喜んでくれたのは実家の両親で親戚中にYouTubeのリンクを送りつけているらしい。


大きな誤算だったのは、このプロジェクトに取り組むまでは「録り直しできるんだから、普段の本番よりはクオリティの高い演奏になるだろう」という目論見が完全に崩れ去ったこと。
いざ取り組むと、これがめちゃめちゃ難しい。「マスタ動画」と我々が呼んでいる、独奏パート+チェンバロの動画に各自合わせて撮るんだけど、イヤホンで音を聞いてアンサンブルを試みるも、どうも合わない。合ったと思ったら音を間違えてNG。
特に大変だったのが音程で、全員で同時に音を出せないのでハーモニーを想像しながら演奏せざるを得なく、動画を合体すると「あんまり綺麗じゃない。。」となることも度々だった。


そんな感じで、皆が言い訳をしたい気持ちをグッと堪えて、なんとか初回公開に漕ぎ着けてから早三ヶ月、ただいま第二回の収録中である。
今回の曲目は、同じく調和の霊感から作品3より第6番イ短調。ヴァイオリンを習っていた人は必ず演奏する曲だけど、コンサートでやる機会は意外に多くない気がする。
前回僕はソロをやらせてもらったけど今回はヴィオラで参加、前回ヴィオラで参加したAikoがソロを演奏する。
指揮者なしで演奏する協奏曲は、ソリストの趣味で全体の演奏も大きく変わるので、そんなところが楽しみだったりもする。

そして、今回は新たな壁が我々の前に出現した。それは年度末。メンバーはサラリーマン、教師、主婦など世間の動きをダイレクトにくらうのである。収録納期と本業の納期が重なり、皆が心を痛めながら、音源を提出出来ぬまま静かに納期だけが過ぎていく。。。会場を抑えている対面でのコンサートとは違い、幾らでも公開日を調整できてしまうリモート合奏の宿命を痛いほど知った我々である。

プロジェクト型の働き方到来が叫ばれて久しい昨今、我々もプロジェクト推進力を上げるべく、度々ミーティングを繰り返して、ラストスパートの体制を整えたところである。

ってことで、近々公開できるはずです。

長々と書いたけど、結論「公開目標日過ぎたけど、まだできてません!」という、ほぼ意味のない文章でした。

Text:Kei [Vn./Vla.]


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ヴィヴァルディ計画
コロナ禍で活動の場を失ったアマチュア演奏家達が、ヴィヴァルディの作品集「調和の霊感」全曲演奏するというかつての夢をリモート合奏で叶える(できるのか?)までのゆるい軌跡。