ハダメス・ニャタリの演奏(YouTube再生)回数についてのメモ

 コロナ期を境にYouTubeが一時的であれ活性化?した状況もあって、世界の色々な方々が演奏を披露、投稿する回数が増えた気がします。

 で、中でも断トツに多いのは【クラシック・ギター】関連の皆様(特に新規投稿)。だいぶ前の話ですが、日本の頂点的な意味で多くの尊敬を集めているクラシックギタリストの福田氏曰く
「クラシックギターの楽曲なんてピアノなんかに比べれば、そんなに多くないんだから。全世界で公開されているものは一通りさらってなんぼでしょ?」
みたいなご意見を伺いました。
クラシックギター界隈の状況は深く知りませんが、この発言がその通りであるかのように、演奏者のハダメス選択率は高い気がします。もちろん、楽曲の良さがあっての話は大前提ですが、それでも他にもある名曲の数々の中からこの作曲家を選ぶところには不思議な感覚を覚えます。

 そしてもう一つ、ハダメスの楽曲の難易度の高さ。これは知人のブラジル人ミュージシャンを含め、大多数が難易度高いよ!的な意見でまとまっているように思います。中でもピアノ、これはもうなかなか出会えないくらいの確率ですね。以前、サンパウロでお会いしたブラジルを代表するショーロ(CHORO)ピアニストHercules Gomes氏との話の中で、
「左のリズムの構成枠の内訳は、2つ以上なんですよ♪」
このポイントがとても大きく、なかなか譜面だけでは理解されないそうです。まあ、生活のリズムが違いますので、そこから更にその世界に浸透するべき状況って、なかなかの覚悟だと思いますしね。

Hercules Gomes YouTube

 そもそも、ハダメスのジャンルをChoroだとかMPBだとか、国によってはクラシックの畑で入ってますけど、基本彼のやっている事は【オリジナル】と思いますので、個人的にはそこはある程度で良いのではないのかな~?と(笑

 まあ、ざっくりですが近年の状況でハダメスにチャレンジされる方がもう少し他の楽器を含めて増えてくれると、もう少し面白い何かが出来るのかもしれませんね、という締めで今回はここまで。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?