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通学コースαクラス「Re:古典 古典転生プロジェクト」生徒インタビュー!

プロジェクトN(N/S高)

2022年1-3月で実施したN/S高通学コースαクラス「『Re:古典』古典転生プロジェクト

日本の古典を現代の人にとって魅力ある形に再生し、表現するプロジェクトを株式会社 博報堂、株式会社KADOKAWAの協力のもと実施しました。

「Re:古典」古典転生プロジェクトは、日本の古典文化について調べ理解を深めること、古典文化という日本の資産を次世代に継承する方法を探究すること、既存のコンテンツに自分ならではの新たな表現や付加価値をつける工夫をすること、の3点をテーマにアート思考を通じ自分の感性を活かした二次創作作品の制作にチャレンジ!

そして、プロジェクト最後に実施した全国共有会で発表した22作品は、角川武蔵野ミュージアムに展示されました!

角川武蔵野ミュージアムの展示の様子

▲ところざわサクラタウンにある角川武蔵野ミュージアムの出口付近に特設ブースを設置し、生徒作品を展示しました

今回は、角川武蔵野ミュージアムに展示された作品を制作した3名にインタビューを実施!

<インタビューを受けてくださった生徒の皆さん>
(下)坂元さん/3年生 (上右)友岡さん/3年生
(上左)黒須さん/2年生
* インタビューはプロジェクト終了後の7月にZOOMで実施。学年はインタビュー時のもの。一部構成を変えています。
イ:インタビュアー

まずはRe:古典プロジェクトの感想を教えてください

黒須:最初はもともとβに移動しようと思っていたんですが、応募が間に合わなくてすごい落ち込んだんですね。αのテーマだった古典というお題もあんまりよくわからないし、個人ワークっていう点でも自分はアイデアを出すのがすごい苦手だと思っていたので、全然乗り気じゃなかったんですけど、最終的にこうやって全国発表とか展示をさせていただいたりっていう経験ができたので、すごくラッキーだったなって(笑)

友岡:3年間通ってて自分にとって初めての個人制作だったんです。グループワークだと、みんなの意見をまとめるとか、アイデアを組み合わせるのは好きだけど、自分のやりたいを詰め込んだプロジェクトはなかったんで、初めてやりたいことだけのプロジェクトですごい楽しく、ひたすら好きな作業できて本当に幸せでした。

坂元:3年間で初めての個人ワークで、もともと自分がグループワークは得意じゃなかったんですよ。何かあまり意見が通らなかったりとかで、ちょっと難しいなって思ってた時に個人ワークになったので、これは頑張るしかないってなと思って取り組みました。

今回のプロジェクトでは、今までグループで取り組んでいましたがオンライン授業に切り替わったため個人で取り組むプロジェクトとなりました


成果物を作るために、古典作品を選んだ経緯は?

友岡:なんか最初は全然関係ない歌とかを調べたのですが、あんまりぴんとこないなーみたいに思ってたら、みんなの調べたものを見る時間で宇治拾遺物語という、すごい長い漢字がいっぱい繋がったものを見つけて、たくさんお話が入ってて、話も短いのでささっと読んだ中で何かすごいインパクトをもらった絵仏師良秀を選びました。自分がすごい綺麗な絵を描くために、奥さんとか子供を助けるのを忘れて、その炎の絵を描いてたってすごい強烈にインパクトに残ったのが理由です。  

▲プロジェクト途中では、アイデア出しのフレームワークを使ったり、グループで共有しながらアイデアを確定していきました

黒須:私はそもそも古典に興味がなかったのですが、文学作品が一番身近で分かりやすいかなと思ったのが最初で、ただみんなも知ってて選びそうなやつはちょっとなと思い、みんなが題材にしなさそうな作品で面白いって思ったものを選ぼうと思い、江戸川乱歩の人間椅子っていう作品がいいんじゃないかと思って、あのテーマにしました。

坂元:公民館とかでやってる大会に出たりしてたので、最初に調べてたのが百人一首でした。ただ、他の人も百人一首を選択してたので、ちょっと変えたいなと思って。私はもともと絵を描くのが好きだったんで、浮世絵とか美人画とか調べてみた時に清少納言の浮世絵がありまして、それを現代風に書き直そうかなと思いました。ただ、ちょっと現代風に描きながらアレンジするのが難しいなって思ってたときにちょうどVtuberにハマってたので、現代の浮世絵って言ったらVtuberなんじゃないかなと思いました。ただ、原作にする上では清少納言は作品ではないので、枕草子っていうものを広めるためのVtuberを作ろうと思いました。

原作を二次創作する上で苦労したことは?

黒須:私は授業内で行ったオズボーンのチェックリストを使って最終のアイデアまでたどり着いたんですけど、あのオズボーンのチェックリストっていうものを使ったときに、作品の中に入ることができたら楽しそう!っていうアイデアが生まれて、テーマパークのアトラクションを想像しながら、文学作品を楽しく体験できたらいいなっていう思いで作りました。
アイデアについては企画でしかないので、それをどこまでリアリティを出せるかというところでつまずいてしまって、普通に動画にするだけでは伝わりにくいのかなと思った結果、パンフレットを作成して、あたかもそのテーマパークが実在するかのようにするっていう方法を考えました。
アトラクションは3Dモデリング のTinkercadで作り、パンフレットはTinkercadとCanvaを使って制作しました。

黒須さんの作品『「文学の国」Newアトラクション』

友岡:最初はそんなに時間ないからイラストとかで終わらせようかなて思ってて。絵はあんま書いたことなかったけど、ちょうどそのときiPadを手に入れたので、それを使ってイラストにしようかなって思ったんですけど、授業途中で周りのみんなもイラストだなってなって、自分が描いても絶対埋もれてしまうって思ってTAさんに相談したら何か洋服とかも作ってみたいんですよねって言ったらめっちゃいいリアクションで。これは作るしかないみたいな感じで洋服を作ろうってなったんですけど。
洋服ってちょっとだけ自分でハロウィンの時に軽くちょっと作ったぐらいだったんで、どうしようみたいな感じでiPadにざっとデザイン何個か描いていいところだけ組み合わせて形にしました。作品はプレゼン前日に出来上がってので弟に協力してもらって、外で撮影しました。服自体は普通にミシンを使って制作しました。

友岡さんの作品『良秀』

坂元:どうしたら古典苦手な人が経済的な価値を感じるような作品ができるかなって考えた時に、Vtuberの投げ銭を見て、これはもう経済価値なのではないのかと思ったのと、人物の清少納言がVtuber化したていうのだけでも、ちょっと話題になるんじゃないかなと思いました。
Vtuber作るのがもうそもそも初めてで、イラスト描いたはいいものの、レイヤー分けてない、1からレイヤーを分ける作業があったりして、そこでくじけそうになったんですけど、せっかくここまでやったしと頑張んなきゃ見たいな。パーツ分けっていうか。このここはここのパーツってやるのは本当に簡単で、さすがAdobeだなって感じはしたんですけど、ちょっとやっぱそこのレイヤー分けが大変でしたね。

イ:ちなみにどのぐらいのレイヤーになったのですか?

坂元:レイヤーはもうすごかったですよ!46とかそれ以上。最後の発表1時間前くらいまでちょっと作業してました。こだわりたいっていうのがあって、動画制作をしようと思ったのが、その前日で(笑)
Vtuberとキーホルダーだけじゃ物足りないと思って動画を作っちゃおうって、機械にしゃべってもらうときにイントネーションを設定したりだとか、あと音声と別々で動きも取っていて…動きと音声、別々に録画して、後で音ずれがないようにとか色々してたら気が付いたら発表でした💦

坂元さんの作品『新人Vtuber「清少納言」』

アクリルキーホルダー

イzf:みなさん、発表間際まで制作を進めていたのですね!自身の思いを形にしたいという思いがとても伝わりました☺️
ではここから、プロジェクトN全体について質問させてください。


プロジェクトNで成長したと感じることはある?

坂元:プロジェクトN全体でちょっと成長したなと思うのはコミュニケーションです。こういうふうに話すとか、相手にフィードバックする時の考え方とか。フィードバックを他の人にももらいに行く時には毎回発表するので、今まで人前で話せなくて、他の人に任せたいっていう1年だったんですよね。ですけど、今回は個人というか自分が発表しなきゃいけなくて、どんどん他の人に意見を聞いていくうちに、人前で話すように話せるようになりました。今も、オープンキャンパスの担当になって発表もできるようになり、本当にコミュニケーション能力が本当に成長したなって思います。

友岡:最初発表をやりたくないからスライド作るって言ったりしてなるべく避けてきたんですけど(笑)でも、どんどん機会が巡ってくるじゃないですか。だからもうやるしかない!となり、最初はガチガチに緊張してたんですけど、今はいい感じに緊張して言いたいこととか、頭がまっ白にならないぐらいの緊張感を持ってできるようになったっていうのは成長したなって思ってます。
もう一つ、プロNではアイデアをたくさん出すので、今までだったらこれだけ言おうかなみたいな迷ってたのも、全部言っちゃうようになりました。どうしようかなって考えてる時間も、すぐアイデアを出すと次のアイデアが浮かんでくるので、すごいたくさんアイデア出せるようになったなって思いますね。

黒須:この1年を通してプロジェクトを通してとにかく自己表現ができるようになったっていうのがすごい成長だなと思っています。
この成果物を作成するとかプレゼンするとか他の人に自分の意見を言うっていうのは、今の私には当たり前になんですが、それを入学前の私からしたら絶対無理!みたいな感じだったと思うんですね。
成果物とかも今はスライドを趣味で作れるって言ってたんですけど、1年前の1Qのやつを見返すと、めちゃめちゃ文字が多かったりとかとにかくダサいなって思ってて。なので見返すたびに成長を感じてます。
プレゼンもそうですね。プロジェクトNやオープンキャンパスなどでもプレゼンをたくさん経験したので、最初はがっちがちに緊張してて台本見まくりみたいな感じだったんですけど、今では本当に台本はちょろっと見るぐらいで大丈夫だし、緊張もガチガチになってやばいっていうものじゃなくて、どっちらかというと、楽しみっていう方になってきているので、すごく成長を感じています。


今後プロジェクトNを取り組む方へのアドバイス

坂元:やりたいことを自分から挑戦していくのがいいかなって思います。N/S高以外の学校だと授業で絵とか描いてたら、落書きって言って怒られるじゃないですか。でもプロNは落書きじゃなくて普通にイラストとして見てもらえるので、自分のスキルを生かせる授業だと思ってるんです。せっかく自分の好きなことができるので、テーマに添いながらやりたいことをどんどんやってみるといいかなと思います!

友岡:武蔵野ミュージアムに飾ってもらうっていうのを目標に頑張ったので、1個目標を持っておくと、これ大変だなとか時間がないなと思ってもこんな大きい成果が待ってるっていうのを思って頑張れたんで、何か目標設定して頑張ると楽しめるのかなって思いました。

黒須:私はちょっと2人とは違う感じなんですけど、私はせっかくだからやってみるっていう気持ちが大事かなって思っていて、N/S高ってかなり特別な授業とか活動とかが多いと思うんですね。中国語受講したりとかALとかβとか特進とか、それこそ部活動とかたくさんあると思うんですけど、そういうのになかなか積極的になれないこととかってあると思うんです。こういうのって参加費がかかったりとか認定基準があったりとかするので、なかなかチャレンジしづらいっていうことがあるかなって思うんですけど、私はそういう基準とかお金がかからないでできる、一番身近な特別な活動っていうのがプロジェクトNかなと思っていて、通学コースに所属している人だと当たり前にやる授業なので、私はプロジェクトNを頑張って、積極的な人間になれたよっていうことがあるので、せっかくの縁でN/S高に所属してるから頑張ってみようかなっていう気持ちで飛び込んでくれたらいいんじゃないかなって思います。

今後のご自身の活動について目標や抱負を教えてください

友岡:今年度のプロNではβに入ったので、全国でプレゼンしたいのと優秀賞ほしい!将来は、洋服のブランドを持ちたいなって思って、今は進路についていろいろ頑張ってます。

黒須:私は今2年生なので、受験生になる前にいろんなとにかくいろんなことにチャレンジしたいなって思っています。
大学見に行ったりとかAL活動で行っている語学、デザイン系とかもとことん自分がやりたいようにやっていこうって思ってます。
プロジェクトNでは1Qからβに所属していて、自分のキャンパスは前回の1Qのβの人数が少なかったので、もうすでに先輩っていう立場立っています(笑)ファシリテーションのスキルをつけて、グループを明るく楽しい雰囲気にして会話を円滑に回せるような人になりたいなって思って、これから頑張ります!

坂元:本当に興味があることに何でも手をつけてしまうんですよ。手を付けてる間に他に興味があることができたりして、中途半端になってしまうことがちょっと最近多いなって思ってきたので、スケジュール管理を今後しっかりしていきたいなと思ってます。

イ:なるほど!皆さんのこれからの目標も聞けて素敵な機会となりました。
プロNも引き続き楽しんでくださいね!ありがとうございました。


インタビュー後記

みなさん、最初は古典と聞いて「うっ」となっていた様子ですが、プロジェクトを通して古典に興味を持ち、好きな作品を形にしたことで感じた楽しさや達成感が伝わってきました。
最初は苦手と思っていた発表も、今ではN/S高内でのイベントにも積極的に参加しているとのことでスキルを身につけながら学校生活を送っているようでした。
今後も成長を促せるような機会を増やせるようプロジェクトNを制作していきたいと思います!

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