見出し画像

叱り導き、気付かせる新手法

叱り導く-ポイント&テクニック

育てる-叱る・認める

現代社会では、
個人中心意識が強まり、プライバシー
重視
の傾向が広まりを見せています。

一方では、他者の目、思惑を過剰に意識
した言行態度も見られます。

同時に、
周りの人の目・思惑を気にする意識が
あるのに他人からの忠言、本人の今後
のために、何らかの参考や役に立てば
と考え、伝えたことを素直に受容れず
言われたことに敏感に捉え、冷静さを
失いその場その時の感情だけで受止め
判断する人も見受けます。

また、
叱られることに対し、素直に聞く耳を
持たずプライベート介入と誤って捉え
話してくれた相手へ感謝の気持ちを忘れ
言われたことに逆ギレすることもあります。

自己保身意識が強まり自分の為にならない
道理に反した行為や言動態度を見ても見ない
振りをしたり、逆恨みして陰口を言われたり
しないように自分の保身のためか?叱ること
を避ける人が増加し、人間力の基礎と言える
心の体力が薄れつつあると思える人が増え、
その「心の体力」の不足に因る、人間として
あるまじき様々な悲しい事件も起きています。

また、ちょっと叱っただけで直ぐに落ち込んで
しまい、ふてくされたり背を向けたりする人達
も増え、人の道、道理を厳しく解き教え導く人
が消えてしまい、一見は良い人ばかりになって
しまって来つつある社会環境があります。

この度のWBC優勝で話題になった栗山監督の
人材育成手法にも一方通行に叱る昔風の指導
より本人の自覚を促す育成管理の手法が表れ
選手個人のモチベーションUPにもなりました。

家庭生活では厳しい躾がされなかったり、
叱られなかったりする環境で育った結果、
モラルの欠如、社会のルールや様々なマナー
を知らなく、守らない人も増えて来ています。

これから迎える少子高齢化の厳しい社会環境を
生き抜く為には、寛大・忍耐力や挑戦競争力、
と言う「心の体力」を育くまなければなりません。

その為に、
人間力と言える愛情(思い遣りの心)を
個々人が備え持てるようなるために、
一人ひとりの人間力(魅力)となること
に本気で取組む活動を推進するために
心身の活動が必要とされています。

その一つとして、
叱り導く際の留意点とポイント(手法)を
多角的に色々と考えてみることにします。

叱り導く時は、その対象者の個性(特質)と
言える資質、性格、物の考え方、捉え方、
経験度、生活環境を意識し思い遣りの心を
持ち冷静沈着且つ平等の意識で導くことです。

例えば、
何度となく遅刻をしたり当日欠勤をする、
何度話して聞かせて導いてもその行為が
全く治らず改善されない人が自分の部下
に居た場合、導く立場にある皆さんは
どのように指導法を思考し行動しますか❓

ある会社では、
上司が部下を迎えに行き、職場に連れて来て、
現実に人が少ない現場(職場)を陰から黙って
職場を見させることに拠って気付きが生まれ
意識改革に成功したこと言う事例もあります。

また、
上司が自ら「認める」ことの大切さの認識を
怠っていたと誤りを伝え、謙虚に謝罪して
職場の不和が改善された事例もあります。
叱り導く方法に、立場転換意識は大切です。

💕叱り導くテクニック(手法)と心得

【診断評価 】
必ずしている=◎/はい=○・
まぁまぁ=△/いいえ=✖

1. 自信と信念を備え持ち、
 本気で真剣に叱り導く( )
2. 話ながら相手の反応に合わせて諭す
3. 解るまで根気よく気長に
 何回も説得し導き続ける( ) 
4. 対象者の職場での役目、役割と
 目的・効果・成果を話し聴かす( )
5. 何故無断で休んではいけないのか、
 その理由を一人で考えさせる( )

6. 本人の気付きに繋げる多角的な
 手段や方法を考える( )
7.ノミニケーションの場を設け説得する
 或いは気付きに繋がる会話をする( )
8. 何故の心で、叱責される原因や起因
 になることを思考(探す)しながら( )
9. 本人の資質、特性を思考してみる( )
10. 多方面から本人の人間力を顧みる( )

11. 家庭訪問し家族と様々な角度から
   相談する( )
12. 本人の職務適正診断をしてみる( )
13. 他者に対する思い遣りの大切さを
      理解出来るよう話し伝える( ) 
14. 役目や役割を本人に
      自覚させる様々な方法を取る( )
15. 傍観者の立場で観察させ、
     本人の自覚と気付きを促す( )

✅叱り導き方診断 

【診断評価 】
必ずしている=◎/はい=○・
まぁまぁ=△/いいえ=✖

1. 当事者の特性(特質)を弁えた上で
 叱り導いていますか?( )
2. タイミングを図りつつ
 叱り導くようにしていますか?( )
3. 本人の将来を考えた上で、
 色々な対処法を考え行っていますか?( )
4. 感情的なもの言いや態度を
 決して取らないように自制していますか?( )

5. 部下の間違いや失敗に気付いたら、
 本気で導き、フォローをしていますか ?( )
6. 叱り導く相手と同じ目線で一緒に
 考え、トラブルの原因を追究し、
 その後の施作や改善策を講じられるように
 出来るだけ本人が考えるようにサポート、
 アドバイスをしていますか?( )
7. 原因や起因の解明後、対処や
 次のトラブル防止のために
 指示を的確にしていますか?( )
8. その時の心理、心身の状態を察知し、
 感情的にならず冷静沈着に
 叱り導いていますか?( )

9. ポイントを弁え簡単明瞭に叱り
 導くようにしていますか?( )
 (説教ではなく)
10. 話した後で気持ちを切り替え、
   気持のけじめをつけていますか?( )
11. 部下のやる気を削がないように
      本気で真剣に伝えていますか?( )
12. 部下のトラブルの要因や環境、
   能力を把握し叱り導いていますか ?( )

13. 自らの態度や言動を指差しながら
   叱り導いていますか?( )
14. 時間を有効的に使う工夫をしていますか?( )
15. 相手の心の位置を察知しながら
   口調や言葉の使い方を工夫して
     叱り導いていますか?( )
16. 相手の態度や反応に合わせ
   叱り導いていますか?( )

💕叱り導き育むための基礎知識

認知&非認知能力

認知能力とは、
学力テストや知能テストで測定し、
指標化して「認知」できる能力。

非認知能力とは、
協調性や計画性、コミュニケーション能力
と言う数値で測りにくい能力のこと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?