見出し画像

Step Upシート作成・活用法

Step Upシート作成意図、活用法、採点の手引き


Step Up-イメージ図

この採点の手引きは全社員用のS
Step upシート用に作成したものです。
全社員用項目などは後日記載予定です。
ステップアップシートはこちらをクリック👇

ステップアップシート

職位(職種区分)の定義・評価要素のウエイト

このシートは、全社員用の人事考課表・
ステップアップシート用に作成したものです。

■職位(職種区分)の定義(例)

(職務内容や職位による分類=職能基準書)

職位(職種区分)、下段は定義のサンプル
※職場により、各々の職位について
最低勤務期間を設ける場合もあります。

〇一般社員
日常業務の基本的な知識に
基づき実務者として営業方針、
指示に従い職務を行う

〇担当職=リーダー
日常業務に関する知識と経験に基づいて
指示を受け、営業、技術的な職務を行う

〇指導・育成職=キャプテン
業務全般において必要な知識と経験を
基に指揮を取りながら実践的な職務を行う

〇指揮・監督職=主任
上長、会社の意図に従って指示、命令を出し、
円滑な業務が行えるよう調整する
業務全般において必要な知識と経験に
基づき指揮、監督し実践的な職務を行う

〇管理職=マネージャー
状況判断の基に部下を指揮、監督し、
日常業務について実質的な責任を有する。
部下を掌握した上で、職務遂行管理
を行い適切な指示、命令をする。
営業分析、FL調整実務の中心的な役割
を果たしながら店長の補佐を行う。

〇総括職=店長
社針の元、
総合的な観点で部下全員を導き、
円滑な運営が出来る舵取りを行う
会社から命じられた営業実績を
達成することに向け全員を牽引し
成績・成果・人間力向上の施策を行う

■評価要素ウエイトー例

職種区分(職位)と別に
評価要素の占有率を定義します
🔲=職種区分、下段は評価要素の%です。
(数字はサンプル)

🔲一般社員
B=7%/S=6%/L=16%/О=55%/総合評価=16%/計=100%

🔲担当職≒リーダー
B=7%/S=9%/L=15%/О=52%
M=3%/総合評価=15%/計=100%

🔲指導・育成職≒キャプテン
B=7%/S=17%/L=23%/О=22%
M=13%/総合評価=19%/計=100%

🔲指揮・監督職≒主任
B=5%/S=16%/L=24%/О=22%
M=15%総合評価=18%/計=100%

🔲管理職≒マネージャー
B=0%/S=15%/L=25%О=20%
M=22%/総合評価=19%/計=100%

🔲総括職≒店長・部門長
B=0%/S=15%/L=24%/О=20%
M=23%/総合評価=18%/計=100%

【評価要素詳細】

=基礎知識(ベース)・・・・・・・・・・Base
=能力(スキル)・・・・・・・・・・・・Skile Capacity
L=情意(ロイヤリティー)・・・・・・・・Loyalty
О=業務実積 (オペレーション)・・・・・・operation
=管理・総括(マネージメント)・・・・・Management

職位の定義&職務の要素

🔲ステップアップシートの作成意図

このシートは
職務に関するスキルアップ、
職位の向上や職務を通して
各人の人間形成に役立たせる事
を目的に作成してあります。
仕事全般の教科書として活用して
頂けるよう詳細に渡り定義を設けてあります。
また、自己啓発や課題設定にも活用して頂けます。

1. 目的(予測される成果)

[本人]
① 職務内容、範囲の明確化(習得点の確認) 。
② 具体的な項目が明確化され今後の
     スキルアップに結びつく(能力開発の機会) 。
③ 職務基準の認識。
④ 目標職位の職務内容明確化。
⑤ 職責の自覚。
⑥ 企業人としての人間形成。
[採点者]
① 仕事の基準を持てる。
② 仕事の内容を細かく認識、確認出来る
③ 職責範囲、権限の委譲。
④ モチベーションの育成、保有
⑤ 一人ひとりの仕事内容に対する意識向上(育成意識) 。
⑥ 自己職務内容の向上(クオリティアップ) 。
⑦ 計画的育成が出来る(P.D.C..Aの実行) 。
⑧ 自己課題、目標の設定。

2. 実施時期(例)

毎年2回(サンプル)
△2月下旬に前年9月1日から
 当年2月下旬迄の期間、
△8月下旬に2月1日から
 当年8月下旬までの期間ついて行う。

3. 実施者(一次・二次)

評価は自己評価、第一次評価及び
第二次評価の3段階とする。
自己評価は被評価者自身が行い、
第一次及び第二次評価は
夫々所定の評価者が対象期間における
態度、実績について検討して評価を行い、
その結果を評価表に記入して行う。
評価者は、被評価者を指導、教育、
監督、管理する立場にある者が当たる。
 (部署によってはこの限りではない)
具体的には、被評価者の区分に応じて
次に定める者を以って評価、を原則とする。
但し、該当者が着任後3ヶ月を
経過していない者など評価者として
適当でないと認められる場合には、
会社の指示により評価者を決定する。

一次評価者=直属上長・監督職(班長)
二次評価者=管理職(主任・店長)

4.採点上の留意事項(心得)

① 評価は絶対評価とする。
 (完成形を知っておく)
② 直近の職務内容に捕われず期間全体の評価とする。
③ 各項目の定義の内容を確実に理解する。
④ 評価者全員が同一の基準を持つ。
⑤ 各項目の指す範囲や職務の量を知っておく。
⑥ 各項目の答えや理想とする適正な言動を熟知しておく。
⑦ 採点を行いながら評価者自身も振り返る癖をつける。
⑧ 採点上で評価があいまい場合は下ランクの採点とする。
⑨ 評価表に掲げられた考課対象項目についてのみ行う。
⑩ 他人の意見にとらわれず、
 考課者自身が確認した事実に基づき、
 現実の状態、報告について
 私情を挿むことなく公正公平に行うこと。

5.評価手順

① 職能基準書の内容把握
② シートの内容を具体的に把握する。
③ 対象者へ自己評価シートの配布
 ⇒回収(一次考課の参考とする)
④ 一次評価者へシートの配布⇒採点⇒
 回収⇒一次評価点決定(一次評価者合議)
⑤ 二次評価者へシートの配布⇒採点⇒
 回収⇒ニ次評価点決定(ニ次評価者合議)
⑥ 一次、二次の結果により最終評価点決定
 ⇔自己評価も参考にする。
⑦ 評価結果を基に各人に対する目標、課題を明確にする。

6.評価内容

① シートの基本項目は必須知識の認知度合い
② 知識スキル項目は仕事に関する
 知識の認知度やスキルの保有度
③ 取組姿勢は職務遂行の実務状態の度合い
 (相対評価にならないように留意する)
  目標とする姿を明確にしておく
④ 業務評価は各人の処理能力と実務状態  
⑤ 管理実務は保守管理の処理能力と実務状況

7.評価資料

① 職能基準書
② 各種マニュアル(接客など)
 (基礎編・実務編・実践編)
③ 店舗管理チェック表
④ 各業務マニュアル
⑤ 電話・応対マニュアル
⑦服務ルール
⑧その他

8.記入方法

(集計P・Cへ打込み手順)(例)
1. .採点用ST-UPシートシート№
  ①総合へ一次二次評価者の採点記入 ☟(合議)
2. 採点用ST-UPシートシート№
  ②採点集計へ決定点記入  ☟(合議)
3. 個人別シート調整枠に調整点を記入し最終決定とする
 ⇒査定へ  ☟(合議)
4. 個人別シートのフィードバック項目記入
 (担当者) ⇔内容確認(上司全員)
※ 期別、個人別にデータとして保存

9査定(考課)

※各区分の基準点をクリアすることを
 合格、昇給、昇格の条件とする。
① 好き嫌いや個人的な感情は除いて
 冷静沈着に平常心で行う。
② 評価を査定として対価に表す場合、
 今後の将来性(期待度)やモチベーションの
 向上に結びつけられるようにする。
③ 査定内容は対象者に個別面談を行い必ず伝える。

10.フィードバック

① 評価結果に基づいたフィードバック面談を必ず行う。
 (内容についてはどの程度、
 どの様に伝えるかを前以て合議しておく)
② 各人に対する目標、課題を与える。
 (期間を明確に)
③ フィードバックした内容について
 定期的なフォローをする。
④ フィードバック時に対象者の意見を吸い上げる。
⑤ フィードバックアンケートシートを配布し後日
 (一週間以内)回収し内容を確認する

11.指導・育成・監督・管理の心構え

 指導から管理に至る各職務に共通する
 ことは正しい基準を持つことです。

 また何故行うのか、行った事により
 どの様な結果に現れ、
 どの様な成果が得られるのか?
 この様な目的を明確に示す事が肝要です。

 そのためには、職務に対し個人の能力に合わせた
 改善・習得点を指摘した上で、
 方法を教えていく事が肝要です。

12. 指導・育成・監督・管理の定義(例)

指導とは ⇒責任義務を果たすための手法、
     また目的の内容を教え、導くこと
育成とは ⇒指導やコーチングにより目的を完遂
     出来るように計画性を持ち育てること
監督とは ⇒部下をまとめ、指導、指揮し、
     また義務や責任を果たせるよう
     確認、指示、命令すること
管理とは ⇒職務、職責を遂行するために
     基準や規律を遵守させ全体を統制し、
     職域を保守維持すること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?