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💖日本らしさ-茶道

茶道の心「気遣い」と「思い遣り」

茶道-イメージ図

日本のおもてなしは、他の国に例のない
日本歴史であり唯一無二の独自の文化です。
それは、自然で何気ない相手に対する
気遣い」や「気配り」や相対する人への
さり気ない「思い遣りの心」として現われています。

この日本の茶道には、
主客一体 👈クリック解説
利休七則👇
一期一会👇
熟語の解説ダウンロード(利休七則・一期一会他有)

和敬清寂👇

と言った、茶席で人をもてなす際の心構えや意識を
説くキーワードとなる言葉が数多く存在します。

これらは総て、一つひとつがあらゆることに
心遣いや気配りをする為の大事な要素として
簡潔な言葉(四文字熟語)で表現されているのです。

このような夫々の語は、茶道を通じ、
人と人とが触合い生きて行く社会生活の中で
どの様な生き方をし、どの様な人間関係を
築いて行けば良いのか、自らがどの様な意識で
与えられた主人としての役割を果たせば良いのか、
と言った、自然も含めた万象の生きる目的や
考え方や心構え、生き方など、幅広い知識や感性
とその実践に必要とされることなどを説いています。

茶道は、とても奥深い日本の生活文化
としても発展してきた総合芸術とも言えます。
おもてなしの最高の舞台となった茶席では、
亭主(主人)と客人とが、常に相手を気遣いながら、
互いに思い遣りの心を持って、主人は様々な演出をし、
客人は一服のお点前を味わい楽しむのです。
そこから紡ぎ出されるのは、互いに思い遣り合う
心身の活動で相手との心の通った関係です。

そのような場面で、今をどう生きるかについて、
茶の湯の心から学ぶことが大変に多いと考えます。

まさにこの先人の英知とその後綿々と
引き継がれてきた日本人の心が
「茶道の側面とも言えるであろう、
 茶の湯の持つ人間関係形成力」
を創造しているのです。

茶の湯が教えている心は、
とかく人間関係が希薄、崩壊になりがちな
個人中心のプライバシーを重んじる社会環境、
核化社会とも言える現代にあって、
家庭、学校、職場、社会の場において、
忘れがちになっている思い遣り心である
人が人を大切にする心」に気付き、
改めて現代に蘇らせて来れると言えます。

このようなプライバシー保護の現代だからこそ、
誰しもが気付かなければならない調和=「日本の心」、
そして、今後の厳しい少子高齢化社会環境の中で、
成長著しいグローバルな社会環境下で生活をせざる
を得ない将来の日本を担う子供達の為に是非とも残し、
後世に伝承すべき日本と日本人の貴重な「」が茶道、
即ち「茶の湯の心」にあると認識しております。

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