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年末に改めて【5S】を顧みる

間もなく大掃除の時期


清潔と清潔感を考える【5S】

◎清潔と清潔感

描きの「5つのS」 を参考にし、
自分の働く(居る)場所を見つめてみましょう。
5Sとは
整理(Seiri)
整頓(Seiton)
清掃(Seisou)
清潔(Seiketu)
躾 (Situke)

   ≒習慣(Shukan)
の頭文字Sを指します。

〇清潔と清潔感の違いを知る

 質問1. 清潔と清潔感の違いは何でしょうか?

〇清潔と清潔感の種類 (具体的に)
 質問2. お客様(大切な人)のための清潔とは何でしょうか?
 質問3. お客様(大切な人)が感じる清潔感とは何でしょうか?
 質問4. お店のための清潔とはどの様なことをさしますか?
 質問5. お店が与える清潔感とはどの様なことをさしますか
 
 質問6. あなた自身の清潔とはどの様なことをさしますか
 質問7. あなたが与える清潔感とはどの様なことをさしますか
 質問8. 店から受ける清潔感はどんなところから感じますか?
 質問9. 人から受ける清潔感はどんなところから感じますか?
 質問10. お店の清潔感はどんな風に表しますか? 

💚心の清潔感

人柄や行いが真面目で、嘘やごまかし
がないことを指し、誠実さを表わします。
表現するためには、けじめが必要です。 

【清潔さ】
あなたはトイレの清掃中、
お客様に使って欲しいのは、
洗ったばかりのトイレですか?
洗っていないトイレですか?
あなたがトイレの清掃係だとして、
お客様が清掃したばかりのトイレに入ったとします。
この時「折角清掃したのばかりなのに!」
と考えていたとしたら気持ちよく
お過ごし頂きたいと心得る『思い遣り』
に欠けていると言えるでしょう。
「清掃したばかりなのに、
 直ぐ人に入られてしまった」
とぼやきたくなる人は、
清掃をやらされている人です。

本来、清掃はお客様にキレイなトイレ
を使って欲しいと思い遣る心からです。

お客様のためにと言う心『思い遣る心』
で取組んでいれば
「どうぞ、こちらの清掃が出来た
 こちらをお使い下さいませ」
と言えるはずです。
清潔さ】は大切な人・お客様へサービス係
     の「思い遣り」を伝える《礎》です。
【身嗜み】
お客様に失礼が無いようとの意を表わす
思い遣り」の第一歩は身嗜みです。

身嗜みに最優先されるのは清潔感です。

お店は大切な方と触れ合う場、
飲食物を提供サービスする場です。
それには清潔・衛生・安全は
どうしても欠かせない行動です。

お店の持つ物質的な清潔感と、
人が与え持つ独自のに人間力の
清潔感とがお客様に安心感を与えます。
接客サービスするスタッフの明るく、
清潔感溢れるスッキリした清潔感の
ある身だしなみこそが大切なのです。

身嗜みと言うとリアルな表面的なことを
思い浮かべがちですがサービスマンの
「心の身嗜み」即ち、内面的な人間性や
勤務に対する心構えも反映するのです。

身嗜みの目的は「思い遣り」の心である
お客様に失礼が無いようにと思う心、
お客様と触れ合うために「目は心の窓」
である目の周りの眉にかからない髪型、
お客様のお話をキチンと聴く(聞く)の意を
形にした耳を確り出したヘアースタイル、
最近は忘れられている「黒子」の意を
表わす黒い髪の色と純白な着衣物、
主はお客様にある事を示すために、
こちらの個性を強く出さない(濃口紅)
さり気ない自然な姿で接します、
の意を表わすための薄めなお化粧など。

また、身嗜みには良し悪しに関らず、
心の健康管理、身体の健康管理が
即座に表れることを自覚しましょう。
大切な人、お客様へ私心の無い「思い遣り
を表わす形の一つが身嗜みなのです。

🔳大切な人の為の「5つのS」

整理~整頓~清掃~躾に向かうほど
実施、定着化の難易度が上がる。 
整理=Seiri<整頓=Seiton<清掃 =Seisou
<清潔 =Seiketsu<躾≒習慣Shitsuke・Shukan

🔳5Sの目的は
→お客様への感謝を表す心身の活動。
→お客様に対するお店の姿勢の表れ。
→お客様に清潔感、安心感を与えられる。
→お客様へのおもてなしの礎。

→安全の確保や向上につながる。
→店舗が綺麗になり、仕事がし易くなる。
→仕事が明るく、楽しく出来る様になり、
 サービスのクオリティーが向上する。
→無駄がなくなり、場所がすぐ分かるようになる。

→店舗の有効利用ができる。
→時間の無駄がなくなりコストダウンにつながる。
→結果的に生産性が向上して利益率が上がる。
→会社の体質強化につながり、社員への還元も多くなる。

🔳5Sの内容

(1)整理。Seiri
 整理とは、
「要るものと要らないものの区分して、
 要らないものを一掃すること」。
重要性や使用頻度、購入単価などから
必要性を区分し、要らないものは職場から
一掃するレベルで、「もったいない」と言う
考えそのものを捨てる必要がある。≒捨舎利
整理とは、必要な物と不要な物を
区別して不要な物は撤去すること。

(2)整頓。Seiton
整頓とは、
「何を、どこに、どの様に置くか」
を決めて実施することの意です。

作業性・安全性・維持管理の容易性
を考慮し最も守り易い場所と方法を決める。
整頓とは、必要な時に、必要な物を
なるべく早く取り出せるようにすること。

(3)清掃。Seisou
清掃とは、
「ゴミ・汚れのない状態にする」。
「清掃は点検なり」という言葉があるが、
清掃しながら設備・工具などの異常を発見し、
早期に解決し、新品同様の状態にする
清掃とは職場のゴミを無くすると共に
汚れのない綺麗な状態にすること。

(4)清潔。Seiketsu
清潔とは、
整理、整頓、清掃が何時も維持されること。
清潔とは「ピカピカの状態に磨き上げる」こと。
⇔【クリンリネス】とも言われている。
清潔とは物が新しい事でも、
汚れが目立たない事でもなく、
傷ついていても埃の無い事、
光るべき物が磨かれ輝いていること。

(5)躾。(≒習慣) ShitsukeShukan
躾とは、
「整理・整頓・清掃・清潔の状態を
 常に保持≒維持すること」。
習慣とは、職場の規律やルールが
いつも正しく実行出来るようにすること。

🔳具体的な取組み(サービス業)

(1)整理
・お客様が触れる物、見るもの全てが対象。
・必要不必要の基準と整理の方法やルールを決める
・現状把握のため写真を撮る。(整理前と整理後)
・必要かどうか分からないときは場所を変えてとりあえず残す。
・残す期間を決めておく。
・必要なものの保管場所と最大量を決める。
(2)整頓
・お客様が触れる物、見るもの全てが対象。
・お客様のお世話に必要なものは、分かり易く、使い易く整頓しておく。
・基本的に目で見て分かる整とんをおこなう。
・保管場所の定位置化と看板などで分かりやすくする。
・使用場所や使用頻度とその移動方法で保管場所を決める。
(3)清掃
・まずは店舗や事務所をキレイに掃除をする。(床、壁、窓、設備、机など)
・特に出入り口の清掃は徹底すること。
・キレイになったところで区画線や境界線、位置表示を描く。
・設備に清掃点検チェックリストを作成する。
(4)清潔
・清潔の維持向上マニュアルを作成する。
・チェックリストを作り、定期的にチェックする。
「清潔」と「清潔感」の意味合いは明らかに違っています。
「主観」と「客観」の違いで「自分は清潔だ!」と言ったところで通用しません。
店舗、職場で与える第一印象の最も大切なのは清潔感です。
どんなに仕事が出来ても、将来有望でも、清潔感のない人は敬遠されてしまいます。
職場では、髪と爪を切り、スーツをクリーニングに出し、靴を磨きましょう。
女性はこの他に、化粧は薄くし、髪もしっかりと束ねるようにしましょう。(勤務業種により変わる)
(5)躾(習慣)
・社会人としての常識を身につける。
 (挨拶、身嗜み・癖にする、など)
・職場で決めたルールは遵守する

🔳5Sの管理法 

イ)対象となる各項目の点検目的を明確に
ロ)対象となる各項目の洗い出し
ハ)対象となる各項目の担当者、責任者の決定
ニ)各項目の点検、確認者決定                        
ホ)各項目の点検、確認サイクルの決定                    
へ)各項目の点検シート作成点検                      
ト)確認後の対処、処理など依頼書                      
チ)作成処理の点検・確認・定期的見回り

この5.Sには、リアルな大切な人、
お客様への心(取組み姿勢)が表われる
ことを心得て取組みましょう。

                                 

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