💖独自の心の礎(=在り方-心の軸)を築く

プロジェクト礎　基みのる

2022年11月14日 20:16

個性溢れる心の礎＝心の軸を築く

前置きが長くなりそうなので
お伝えしたいことを先に記します。

此処のところ、noteを書かれている
多くの皆さんの記事の内容に触れる
機会(時間)が多少なり増えました。

そこで、正直に感じたことは、
私達の若い頃に比べることも出来ない
独りの人間的な内容と取組み姿勢の凄さ
素晴らしい心である、と受止めました。

それは、とてもピュアで、今後の成長に
大きな可能性を持つとも感じられました。

その成長＝生き方のエキスと成るのは
心の在り方、即ち心の要素の理解と共に
具体的な心身の活動ではないだろうか？
と思いました。

現代の日本の社会環境はモノに溢れ、
足りるを知る＝知足の意識が年々
薄れつつあると感じています。

そこでこれからの日本を担う皆さんに
知得して頂きたいのは、
精神的な充足を求める日本社会ですが、
その中でも大切な意識とされている
考え方が仏教の教え｢少欲知足｣です。
これは仏教用語として広まりました。

今、多くの人が取組む断捨離やミニマリスト、
マインドフルネスの根底の考え方でもあります。
因みに、少欲知足の仏語の書き下しは、
｢欲少なくして、足るを知る｣です。

心身の活動【小欲知足】の解説、
＝欲が少なく、僅かもので満足する。

この｢少欲｣の意味は、
｢欲望をあまり持たないことで、
欲望のなすがままの生き方を戒める｣、
｢知足｣の意味は、
｢自己中心的に欲望に捉われる
生き方を見直し、自分の本当の
願いに気付て生きること」
を指し、表しています。

✨現代人の気付き➡足りるを知る＝知足

人生の後半になってから気付き、
学び得られた文言があります。

それは先ず【安分知足】
高望みをせず、自分の境遇に満足する。
と共に、足りることを知るを表わす
【知足】(ちそく)の言葉と語彙です。

著名な龍安寺のつくばい【吾唯足知】
人は欲を張らず、今現在の
自分を大切にしなさいの意味。

数日前、たまたまTVで大リーガーの
大谷翔平選手の特集番組を観ました。
彼の取組み姿勢の根底にあるのは
将来の彼の大きな可能性のために、
今の自分を知り能力ＵＰを図る
吾唯足知では？と感じ得ました。

さて私事で恐縮ですが、
この知足の言葉と語彙を学び
知ってからは思考、人への意識、
生き方、と共に触合う相手への
取組み姿勢が180度？変化しました

その一つが下図の善し悪しに関係なく
『人の心身を動かす元は我に有り』
の心、自分の足りなさを知らずです。

団塊の世代と言われる私達は(私だけ？)、
どうしても｢足りる｣ではなく、
｢足りない物やこと＝心身の活動｣
即ち、ダメ出しと言われる事象や
心、対人取組み姿勢、生き方に
不足していることばかりを追いかけ、
そのことをどのようにして補い、
修正し、正しく導くかと言うことを
柱にして生きて来たように思えます。

改めて、
若い頃から壮年迄の自分の姿を
正直に振り返り考えてみると、
接客サービスの担当者を見ては、
「あの人に、〇〇〇が足りない」、
お店については、
「あの店に、〇〇〇が不足している」、
並んでいる商品を見ては
「あの商品に、〇〇〇が足りない」
などと、ネガティブなマイナス要素
を見付けることばかりをしながら、
おもてなし、接客サービス行為や物事
を捉えて来てしまったような気がします。

今更思えば、ポジティブに人や物事の
優れている(足りている)処は敢えて
度外視して来てしまったなぁ、
と反省も含め受止めています。

日本の社会環境が欧米化してきた
２０世紀後半から優れている処を
伸ばすコーチングスキルが注目され、
普及しのもその表れと受け止めています。

もっと早く【知足利他】即ち、
知足の心と利他の行いに眼(意識)を
向けていたらきっと違う世界が見え、
現在までの生き方も変化したのでは、
とつくづく感じ取っています。

さて此処で
「足りることを知る」を表わす
『知足』を含む四文字熟語を記します。
この熟語は、
教えられること、気付かされる
ことの多い熟語＝文言です。

【知足利他】
足ることを知ると言う心が齎す、
感謝と謙虚さを元に他人を
思いやる利他の行いをする。

【知足不辱】
自分の分を知り、それで満足をすれば
辱めを受けないということ。

【知足安分】
満足することを知らないと、
どんなに豊かであっても心から
安らぐことがないということ。
置かれている状況を自分に
見合ったものとして不平不満を抱かない。
即ち、足りるを知り分に安んずること。　　　

【安分知足】
高望みをせず、自分の境遇に満足する。

足る事を知る人は
「不平不満が無く、心豊かな生活を
　送ることが出来る」と言うこと。

このような『知足』は己を指さし、
その現況に見合った姿(分)を弁え、
人の持つ欲をその人の分相応に合せ、
抑制することを指すと解します。

また、その人やその組織(店舗)に
合わせた適切な取組方法や手段、
商品作りにも繋がると考えます。

今風に言えば、
独自のブランティングの創造にも、
『知足の精神』は必要であると思えます。

心の軸と礎

心の軸と心の礎は信頼され、
愛される人間力の源です。
最近数多くの文献やネットで
数多く見聞きする言葉に
心の軸と言う言葉があります。

現代社会は、有り余る他人や情報に
翻弄され易くなっていると思います。
大切なのは、他人や過大な情報に
惑わされない自分の中の「心の軸」
即ち、在り方を知得することです。

その自分の身の丈に見合う在り方
を持つことが、必要だと思います。
その為には自分の心身の活動に
自分らしさを確立するために
ブレない「心の軸」を持つことです。
人はお金や名誉、地位と言ったこと
だけでは幸せにはなれないと思います。

本当の意味で、幸せを感じるためには
一人ひとりが自分の中にブレない在り方
｢心の軸｣を築くことが大切です。

日本人は古より、自らが遜り
「人を許し、人を生かして、
　共に調和して生きようとする心」
を持つ国民性があると言われています。
一方で、
「和」と「輪」「環」即ち「調和」を
重視するばかりに｢曖昧｣な言動と共に、
意思表示になると言う弊害もあります。

この「調和」は、目的を同じくする
様々な集団を一体化し単なる要素を
組み合わせた総和を越えた想定外の
大きな創造力(ﾌﾞﾗﾝﾄﾞ)を生み出します。

このような私達日本人ならではの
「和」と「輪＆環」、「調和」
を図る上で日本独自の文化である
｢おもてなしの心｣と行為は大切です。

人は「先ず人を思う」ことで、
「和」と「輪」、「調和」を重んじ、
他者とその置かれた様々な環境を
大切にするようなると思います。
そしてその｢心の軸｣は、日々の出会い
や触合う人々、相手を思い遣る心です。

「心の軸」

人間が立って居られるのは｢骨｣があり、
その骨が軸となり、立っていられ、
歩いたり、走ったりすることが出来、
喩え倒れても、起き上がれるのは、
身体の軸となる骨があるからです。

逆に言えば、この骨がなければ、
立っていることさえ出来ません。

人の心も同様でありその安定のには、
確りした骨｢心の軸｣在り方が大切です。
心にその骨あることで、人の思惑や
世間の風に流さることなく生きられます。

それは、人間力と成り自分自身の
健全な精神と心の安定を保つ強力な骨(力)です。

そして、この軸が確りしていれば、
少々トラブルや困難があっても、
決して倒れることはありません。
では、心の軸とはいったい何でしょうか？
それは、生き抜くための人生の｢哲学｣で、
次の三つがあると思われます。
１. 生き方・姿勢・道　　
２.　信念・志・魂　
３.　ビジョン・夢・目標
この三本の軸があることで、
哲学と言う一本の太い軸が創られます。

生き方・姿勢・道は「人生の歩み方」
とその時の｢姿勢・歩む道・道理｣です。

それが確立されていれば、
想定外のトラブルや苦難にあっても、
その姿勢や道を正しく戻して、
軌道修正をすることができます。

信念・志・魂とは言うまでもなく｢志｣、
ど真ん中にある自分が信じる｢魂｣です。

自分が信じていることがあるからこそ、
自信を持って発言・行動ができます。

迷いを断ち切り、自分に合った
判断が下せるようになります。

ビジョン・夢・目標とは、
目的や目的地のことを言い表し、
それが自ずと分かり得ることで
進むべき方向を自覚出来ます。

この三つの軸は、
人の心の安定に必要な心の骨です。
心の骨が確りしていれば、
他人から悪口を言われたり、
想定外のトラブルがあったりして、
喩え倒れても、立ち上がれるのです。

この軸が心にあることにより
人生の道を戸迷うことなく、
正しい方向に向かって、
一歩一歩前進出来るのです。

🎌日本人の心の軸

日本人の心

このぶれない｢心の軸｣を支えている
｢礎｣＝土台石の一つは認知の活動、
｢認める｣ことであると解します。

人を思い遣る心の軸(在り方)は、
この｢認める｣心身の活動と共に、
◎人としての正しい道は何なのか？

◎人として道理にかなっているか？

◎人として感情に流されていないか？

◎人として成すべきことは何か？

◎人として何が正しいことなのか？

◎人として適切な感性を備えているか？

◎人として受容の心で生きているか？

などと言うことを日々自問自答
しながら生きることでもあります。

人間力の原点｢心の礎｣は　

人の心の軸を支える土台石｢心の礎｣は、
どんなことで具体的には何でしょうか？

この｢礎｣は、一般的に土台石。
物事の基礎となる大切なもの。
また、その人。のことを言います。

それは、
思い遣りに溢れ、心の豊かな人に育み、
素敵で魅力的な人間力を育む土台石です。

そして、これからの少子高齢化社会の
日本にもなくてはならない大切なものです。

その心の礎は、自心に嘘をつかない、
言い訳しない、日本人としての大和魂、
武士道、道徳、モラル、人の正しい判断、
認める、筋を通す、感謝、受け入れる、素直、
謙虚さ、立場転換、誠実などと言った
様々な土台石(要素)によって作られます。

では、そのような礎＝土台石は、
どんなこと(語彙)でどのような具体的な
活動を言い表すのでしょうか？

その取組みをする際に心掛けるべきことは、
自分の当たり前や常識を総て金繰り捨てることです。

一例をあげれば「感謝」、
それはどんな語彙で、どういった気持で
具体的に表わし伝えるべきことなのか？

それには、先ず「感謝」がどんな語彙か、
その知識として確りと心に刻むことです。
そして具体的な心身の活動を知得します。

この「感謝」は、
一般的に相手に伝えるだけと考えがちですが、
その気持ちだけでは、心の篭った感謝の気持ち
を伝えることが出来ないと言うことを
心に植え付けて刻み込むことが必要です。

私心のない謙虚な心とリスペクト心で
「嬉しい・有り難い・お陰様で」
と深く念じてこそ自然に何気なく
伝える相手の心に通じ、心に深く響く
感謝の表現伝達の行為が出来るのです。
この感謝には、
「私心無き感謝と見返りを望む感謝」
があると考えられます。
「私心無き感謝」の一つの例は、
２０１１年の東日本大震災後、
今でも忘れられない被災者の方々が
話していた感謝(拝謝・深謝)を表し、
伝える「お陰さまで・とても有難いです」
この二つの言葉に表れています。

被災された人々が、心の底から感謝を
感じているからこそ自然にとても
重みのあるこの言葉で表現している
のだろうと推測し、感じ取りました。

人は心の底から本当に感謝を表し伝える時は、
「有難いです」
「お陰さまでありがとう御座います」
と自然と口に出るんだなぁと感じると同時に、
この言葉の重さ、大切さを思い知らされました。
振返るに普段の生活やおもてなし、
接客・接遇サービスの仕事の場で耳にする
「ありがとう御座います」のこの言葉に、
こんな重さがあっただろうか？無私の心で
見返りを望み、で伝えていただろうか？
とも改めて考えさせられました。

「見返りを望む感謝」は、
ある意味、感謝は人を引き寄せる、
自分から感謝しない人が一方的に
他の方から感謝を受け取れない、
と言ったことも当て嵌まります。

また、見返りを望む利己的な自分の損得、
個人的な好き嫌いの感情、親交の度合い、
年齢や上下関係、社会的地位などで
感謝の伝達の要不要を判断する人も居ます。

私心無く他人に感謝することと、
その人への感情や想い、損得勘定は
全く別なものだと思います。

大人になり、善し悪しに関わらず
「見返り」と言う言葉の持つ意味を知り、
よく子供の頃に見かけた親達が
お世話になった方々に忘れずに何らかの
お返しをしていたことを思い出しました。

日本では、何かをして頂いたり、
土産物・物品を頂いたりするなど、
こちらから感謝をしなくてはならない時、
何らかり形でその心を込めたお返しをする
風習(お中元・お歳暮)の行為があります。

凡人は、他人の出来ないお世話をしたり、
何らかの物などを差上げたりした時、
人は無意識の内に感謝と言う見返りを
望み求めてしまうものです。

折角、他人に親切にしたのにも関わらず、
何も感謝の言葉や態度を示されなければ、
一般人はがっかりしてしまいます。

時に、感謝の言葉や態度が示されず、
その人を許せず縁が途切れることもあります。

但し、人として当然｢礼｣として成すべき
感謝の心身の活動が示されない場合は、
疎遠になっても仕方ないと思います。

我欲の一つとされる「見返り」を望み、
求め期待する気持ちを持たないように
心掛けることは実際、頭で判っても、
中々実行に移せないと実体験もしました。

人は、
｢自分が先に親切にした｣と思うから、
感謝の見返りを期待してしまうのです。
では、どうすれば、見返りを求めずに
他人に感謝することが出来るのでしょうか？

他者への感謝、愛情、善意、情けは、
いつか何らかの形で必ず自分の元に
返って来ると体験からも思います。

相手から直に感謝されなくても、
巡り巡り、他の誰かが返してくれます。

行為そのものが返ってくるというよりも、
そういう態度や心掛けが幸せを引き寄せます。

折角他人に親切やお世話をしても、
感謝されなければ、やはり損だ、
親切が無駄になるのは馬鹿馬鹿しい
などと見返りを考えて尻込みして
しまうのも無理はないと思います。

しかし、自分のした親切を
「感謝の見返りを求めて、
　親切やお世話をする」のではなく、
「過去に受けた親切やお世話に恩返しをする」
と考えるようすれば良いと思います。

感謝は、見返りを望まず、私心の無い
真心を込めて伝えるように心掛けましょう。

感謝と別な道理や筋を通す、
苦難から知ること心配や不安を
与えないも「心の礎」の一つです。

このような「先心の行為」即ち、
先に日本人や人としての心の知識を知る
と共に、「後技」で「語先後礼」の表すため
の礼の形や言葉、仕草を身に着けることで
心に通い、響く感謝の表現が出来るのです。

このようなプロセスを前記した
日本人としての大和魂、武士道、
道徳、感謝、認める、誠実など
夫々に当て嵌め、学び知りそれを日々
積み重ねることを継続し己の素晴らしい
魅力的な人間力を育むことが出来るのです。

そして、確りとした「心の軸」を支える
「心の礎」を作ること、言い換えれば、
個々人に合わせた魅力的な人間力を
身に着けるには、先ず「心の軸」の土台石
となる様々な「心の礎」の要素を学び知り、
その一つひとつ創り上げて行くことです。

心の在り方＝心の軸を築く➡具体的な取組み

下図の空白部分を埋めて完成させると
あなただけ、独自のブレない感性・
判断力育成【心の在り方＝心の軸】
が造り出せます。
(自分の為です、頑張ってチャレンジして下さい)

作成教材は以下に有ります。

この記事内にある
【心の礎の手引き】のダウロード内容有。

📄上図のダウンロード

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？