💖サービス業の心【思い遣り】

この内容は
サービス業の応対初期研修に使いました。
此処に書いている基礎となる内容です。

おもてなしの心の礎💕思い遣り💕

｢認知・思い遣り・信頼・感謝

敬意表現・謙虚さ・誠実ささ｣

このそれぞれについて、
『○○○は具体的にどんなこと？』
と、聞かれたら、皆さんはどう答えますか？

ひとり一人の個性(性格・心・意識)に合わせ、
この問いに答えられるようになると
心が豊かに成り、同時に人の色々な心や
意識がより見えるようになると数知れなない
出会いがあった今迄の人生から体験しました。

私事ですが、
恥ずかしながら人生の後半になり、
心の基礎体力のひとつと言える｢利他心｣
言い換えれば人として｢先ず人を思う心｣
である｢思い遣り｣の大切さを研修の講師
をしてつくづくと痛感しました。

それは、ひょっとした御縁でサポートした
ある会社のスタッフの質問からでした。
「マナーは、思い遣りの心を表わす姿
　＝形(所作・仕草・態度)と前に話して
　いましたが、その思い遣る心とは一体
　どんなことを言うのですか？」
偶然にもサービス業に初めて就いた時も
先輩から｢マナーは、思い遣りの仕草｣と
聞かされていましたがうやむやのままに
４０代半ばに至る迄学ばずにいました。

この思い遣りと言う質問の答えである
正しい知識に乏しかった私はこの問い
に即答出来ず困惑してしまいました。

「人の大切な心に関係することなので、
　少し時間を下さい。調べますから。」
　とその場で答えました。

それからは、
仏教・論語など書籍や様々な参考資料を
見つけ出して一所懸命に勉強しました。

その結果、思い遣りの心と言うのは、
大変奥が深いことだと感じ取りました。

今迄、
サービス業に関わり生きて来た実体験に
照らし合わせるとおもてなしや接客応対
の殆どが思い遣りの行動態度、言葉遣い
だったと気付かされました。

そのような中で、
先ず一番先に感じたことが「大切な人」
と言う当たり前なフレーズでした。

次に「大切な人を独りの人として認める」
と言う認知について考えさせられました。

そして、数年かけて学び得たことを実体験
に照らし合わせながら、この｢思い遣り｣の
心を簡単な図👇にし、研修の現場て質問を
して来たスタッフに渡しました。

相手別－思いやりの図

思いやりの図

※上図ダウンロードに、お客様
　仲間・大切な人に分け載っています。

相手別思いやりの図－ダウンロード

後日聞いたのですが、
そのスタッフはその図を家に持ち帰り
家族みんなで話し合ったそうです。

「両親ともこれを見ながら話しました。
　親もこう言うことは中々学ぶ機会が
　無かった勉強になったと言っています。
　大変良く理解出来接客に役立ちます。
　本当に有難うございます。」

とお礼の言葉を頂戴した時、

「私も〇○さんの質問でとても大切なこと
　に気付きその心と本質を学べました。
　お礼を言うのは此方の方です。」
と私は素直に伝えました。

それ以来、他のスタッフともことある毎に
思い遣りの中身や表現について話し合いが
出来、接客サービス向上と共に個々人の
人間性向上にも役立ちました。

実はこの話には、続きがあります。

この図をスタッフ全員に渡し、
問いかけのあったスタッフに説明させました。

それから数ヶ月位経って
スタッフミーティングの席で、
リーダー格の年長者が口火を切り、
「思い遣りって知って見ると、
　接客業に関わる様々なこと
　を紐解けるキーになります。
　目配りや気配り、心配り、心遣い、
　気遣い、配慮は、全部思い遣りから
　生まれるのですね。これを知ってから
　お客様へのサービスの在り方について、
　色々なことが見えるようになりました。」

「そして、普段の仲間や人付き合いにも
　役立つことなのですね。心の指針に成ります。」
このような意見が、全員ミーティングで
度々聞かれ話し合えるようになりました。

「思い遣りは、おもてなしや接客サービス
　ばかりではなく、異性や同性に好かれ
「モテる」ための要素になり、
　ひとり一人が人としての幸せを掴む
　為の力に必ず成ります。」
と、ある時のミーティングで伝えました。

先年の震災後、
「自分の為より、誰かの為に」
「自分のためにすることは
　簡単に諦めてしまうけど、
　他人の為にすることは止められない。」
と言う利他の意識や行動が広まり、人との
結び付きや繋がりを求める未婚の方の婚活
が盛んになったのも表れだと思います。

また、現在の豊かな社会環境があり、
選択に戸迷う情報が溢れている
社会状況では誰かが勇気を持って
対人関係上の思い遣りの心の在り方や
武士道の精神である「礼儀・礼節」、
「日本のおもてなしの心」の表現方法
を伝えない限り豊かで幸せな社会に
ならないであろうし、一人ひとりの幸福を
掴むことにも繋がらないと考え、弱い心に
鞭打ちながら拡散の行動し来ました。

前記したように
利他の心・思いやりを学び知り、
心の目が持てるようになり、
多くの物事や事象、人の心や態度
と言ったことを分析、理解出来ます。

結論として言えることは、
利他の心とも言える思い遣るの心と行動
に目を向けそしてそれが何たるやを
理解し知ることが、惹いては「利他の心」
に繋がることであり、豊かで幸せな人生を
歩むことに繋がると言うことを学び知り、
体得することであると思います。