思い遣る心「想像力」
個人の感性=想像力を育む
自心を遣わす「思い遣り」を、
心身の活動で表現するために他者の心、
感情を想像する力を養わなくてはなりません。
この能力を、想像力(≒創造力)と呼びますが、
これを養うことは並大抵のことでは育めません。
この「想像力」は、色々な言葉や人と触合いを知り、
モノ(文化)や人の歴史を知り、それを意味する事実
や行動、態度に対して具体的に意味付けをする力を
数多くの人との出会い触合い、事象の体験から育む、
このようなプロセスを経て鍛えられて行くものです。
一人の心在る人間として、日々他者と関わる中で、
相手の仕草や行動、取り組み方、言葉の意味について、
「これはこういう意味だろうか?
こう考えているから、実際にこのような行動
や行為をするのだろうか?」など、
推測による暫定的なラベルを付けながら、
その結果と照らし合わせ育てて行くことです。
このような言動等に対して推測による暫定的な
ラベルとそれと同時に思考の活動の中で、
全く正反対の意味を持つ≒想定のラベルを
「意図的に生み出す」ことで想像力は広がります。
中でも読書は値段に対して上記のエッセンス
が多く散りばめられているのでお勧めです。
私達が生活する「世間」と言われる社会環境は、
文字通り世の中とも言われる、日常社会生活
での人と人との合い間にあります。
他人との触れ合いで互いの心に生れ出る、
善も悪も、真実や偽りも、愛も友情も美も、
総て「人と人との繋がり」の中にあります。
この「人」は、一見リアルに見えますが、
人と人との「繋がり」は見えませんから
「渡る世間は鬼ばかり」に見えるのです。
想像上の鬼を上手く想像出来る人が
「人と人の繋がりの世界=世渡り」
の上手い人、と言われます。
動物のように本能行動で成り立たない人間社会で、
人と人との間を繋いでいる心やもの≒金銭的関係は、
この「想像」という高度な心の働きのお陰なのです。
この人の気持ちを想像するためには、
過去の事実から将来の真実を推定する力が必要です。
この要素である※現実体験が豊富であれば
あるほど想像性の幅が広がります。
※現実体験とは、生の経験・実体験・
五感を十分働かせ得た体験のことです。
この「現実体験」と言える想像力を育むには、
広い視野、いち社会人としての義務責任感、
道徳倫理観、平らな気持ち、コンプライアンス意識
他人の痛みや苦しみを自らに置換え思考する
立場転換力、好き嫌いやその場その時の感情
や我欲を操る自制心、感情の理解・操作さの
体験や学びを通して自らの五感を磨くこと、
物事の正しい判断をする感性、共感力の原点
とも言えるコーチング力などが必要です。
結論として、
想像力はそれまでの経験や学びに頭脳を使い、
様々な体験を通して知恵を付けることで育ちます。
想像力の定義
(Wikipediaより引用)
想像力は、(英語: Imagination、仏語: imagination)
「想像する能力」
とも呼ばれ、心的な像、感覚や概念を、
それらが視力、聴力、または他の感覚を通して
認められない時に、作り出す能力である。
想像力は、
経験に意味を、知識に理解を提供の助けとなり、
人々が世界を理解する基本的な能力である。
そして、学習過程で鍵となる役割も演じる。
想像力のための基本的なトレーニングは
ストーリーの語りを聞くことで選ばれた語
の正確さが「世界の喚起」に基本的な要因である。
想像力は、我々が総てに出会うための能力である。
我々が触り、見、聞くもの全ては、
我々の想像力を通して「像」に結合する。
想像力は、
共有世界の感覚認識に由来する諸要素から、
心の内で部分的または全体的な個人の領域
を生み出す、生来の能力・プロセスである。
(以上引用終わり)
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