お釈迦様の耳が長いのはマッサージのし過ぎ!?✤作業の合間に「耳」を揉んでやる気スイッチをオンにしよう✤
……眠たい。そんな時は耳たぶを引っぱろう(-_-)zzz
大事な会議や授業中、集中しなければならない時に限って眠くなってしまう。そんな時は、耳たぶを指でつまんで真下に引っぱってみましょう。
あら、不思議。これだけで睡魔は一時撤退してくれます。
でも、退屈なものは退屈な訳で、しばらくすると再び睡魔が現れてうつらうつら。そのつど耳たぶをぐいぐい。
お釈迦様も修行中は睡魔に襲われる度に耳を引っぱっていたので、耳たぶがあんなに伸びてしまったのです(と、印度人のお友達が申しておりました)
お釈迦様の耳たぶエピソードが史実かどうかはさておき、耳には足の裏と並ぶほど有益ツボがたくさんあります。
細かいことは気にせず、全体を指で触るだけでも効果があるので、「眠いな、疲れてきたな」と思ったら気分転換に耳をもみもみしてみてください。脳が活性化して、やる気スイッチがオンになりますよ。
耳のマッサージは人目をひかないので、職場や通勤電車など、場所を選ばず気楽にできるのも利点の一つ。気持ちが良くて癖になること請け合いです。
また、慢性的に眼精疲労にお悩みの方には、耳を揉むだけではなく、耳を引っぱるのもお勧めです。
眼球を動かす筋肉は、こめかみにある蝶形骨に付いています。そのため、目が一番疲れない角度は水平位、自然に正面を見ること。
しかし、現代人は圧倒的にうつむいている時間が長く、目の筋肉に蝶形骨が引っ張られて、板状骨の集合体である頭蓋骨にストレスをかけています。この頭蓋骨のゆがみが、疲れ目や偏頭痛、ひどくなると自律神経の失調などを引き起こす原因のひとつに。
そんな眼精疲労にお悩みの方にお勧めしたいのが耳のストレッチです。耳は蝶形骨の後ろにある側頭骨についているので、耳の付け根をつまんで30秒ほど横方向(頭蓋骨に対して垂直方向)に引っぱると、蝶形骨につながる筋肉の緊張がゆるみ、頭蓋骨が正しい位置に戻ります。とても簡単ですが効果抜群。1セット5回を目安に、是非一度お試し下さい。
疲れ目でお悩みの方は予防の観点からも、パソコンの画面を高めに設置してみたり、なるべくうつむく時間を減らし、意識的に視線を水平に保つよう環境改善するのも大切です。
目は人生を彩るとても重要な感覚器官。定年後もバリバリ働いてもらえるように、若いうちから定期的にメンテナンスして労ってあげましょう。
やる気スイッチ・オン!!脳の活性化に効く耳体操(所要時間約3分)
前項で、耳を揉むと脳が活性化すると書きましたが、じゃあどれくらい効果があるのか気になりませんか?
そんな好奇心旺盛な読書さまは、これからご紹介する耳体操を試してみてください。同僚や友人、パートナーと一緒にどのくらい効果があるのかやってみるのもお勧めです。
お試し体操のお題は「立位体前屈で床を触ってみよう」です。身体測定でおなじみの立位体前屈。両足を揃えて立ち、膝を曲げずに両腕を床に向かって伸ばす運動です。
簡単に両手が付く人もいれば、膝までしか行かない人もいるでしょう。耳体操をする前後でどのくらい体の柔軟性が変わるのか?その効果を実感して下さい。
◎耳体操の手順◎
立位体前屈をして柔軟性を確認する。勢いをつけてはいけません。
左右同時に耳をほぐしていきます。まずは耳たぶをつまんで下に5回、リズミカルに引っぱります。続けて耳の真ん中をつまんで横に5回引っぱります。
次は、耳の上をつまんで上に5回、リズミカルに引っぱります。同じように、続けて耳の真ん中をつまみ横に5回引っぱります。
それが終わったら、耳の上部と耳たぶをくっつけるように折りたたんでつまみ、くるくると時計回りに5回、反時計回りに5回、リズミカルに回します。
お題を頭の中でイメージする。「立位体前屈で床を触った」や「手の平がぺたりとついた」姿を思い浮かべましょう。
立位体前屈をやってみて、前回との差を確かめる。
さあ、結果はどうでしたか?おそらく、1回目よりも2回目の方が深く曲げられたのではないでしょうか。この耳体操は脳全体を活性化させるので、立位体前屈(運動)以外にも効果を発揮します。
よし、やるぞ!と気合いを入れたい時に、この耳体操をやってみて下さい。最近よく耳にする、アファメーショーン(自己肯定感をあげる心理メソッドの1種)に活用するのも良いでしょう。
アファメーションは、スピリチュアルな香りがすると思われがちですが、文部科学省HP「心のケア各論/第2章ストレスへの対処/第6項リラクゼーション法」の中で紹介されている、割と信頼できるメンタル・コントロール方法の一つです。リンクをつないでおきますので、心のケアに興味のある方は読んでみて下さい。
次項では目や耳の疲れに効くマルマ(印医のツボ)をご紹介します。この先は有料記事になりますが、魔女の投稿をリツイートしてもらうとお得に読めます。X(旧Twitter)をご利用の方は、この機会をお見逃しなく★
秘伝★疲れ目や難聴を改善する頭部マルマ(死活点/印医のツボ)
◎マルマの基礎知識◎
マルマの和訳は、末魔(まつま)。よくサスペンス小説で見かける表現、「断末魔の叫び声を上げる」の末魔です。文字通りマルマは断たれると死んでしまったり、後遺症が残ったりする、人体の急所のことを指します。
しかし、毒と薬が表裏であるように、急所であるマルマも正しくケアして活性化させると健康増進につながります。
この記事では『スシュルタ・サンヒター』というアーユルヴェーダの外科教本を典拠にしています。部位の同定や効果効能には諸説ありますので、読者さまの既知情報と相違がある場合もございます。ご了承の上お読み下さい。
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学生時代から脳科学や心理学、代替医療に興味があり、薬や手術に頼らずに心と体を元気にする記事を書いています。アーリヤ神話(印度欧州語族の神話)や古い伝承も好きなので、ときどき箸休めに怪しげな魔女コラムを書きたいと思っていますので、宜しければお立ち寄りくださいませ★