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ゲームウィンドウ作成

 「HSPを使ったゲームプログラミング」では簡単な画像の表示方法を紹介しました。今回は「ゲームウィンドウ」の設定方法を紹介していきます。

 「HSPを使ったゲームプログラミング」では画像を表示できましたが、ウィンドウのサイズが小さくてゲームで遊べる大きさではないことが分かります。そこで、HSPスクリプトエディタの一番最初でウィンドウのサイズを設定します。

 「HSPアシスタント」を起動して「画面の操作 > ウィンドウを初期化」を選択してみます。ウィンドウには設定できる項目が多くて混乱するかもしれませんが一つ一つ確認していけば大丈夫です。ショートカットF1キーで表示できる「HSPキーワード検索」も併せて利用して下さい。

ウィンドウid:設定したいウィンドウの番号
初期化する画面サイズx:作成したいウィンドウの横幅
初期化する画面サイズy:作成したいウィンドウの縦幅
初期化する画面モード:設定したい画面モード(いくつかあります)
ウィンドウの配置x:あなたのモニター上の左からの距離に表示
ウィンドウの配置y:あなたのモニター上の上からの距離に表示
ウィンドウのサイズx:実際に表示されるウィンドウの横幅
ウィンドウのサイズy:実際に表示されるウィンドウの縦幅

画像1

ウィンドウid

 ドキュメントによるとウィンドウidはデフォルトでは0ですが、ウィンドウidを1以上にすることで新しいウィンドウを作成できます。例えば下記のようなコードを実行するとウィンドウが2つ表示されます。

screen 0 , 320 , 240 , 0 , 0 , 0
screen 1 , 320 , 240 , 0 , 400 , 0


初期化する画面サイズ

 あなたが作成したいウィンドウのサイズを設定します。横幅を640ピクセル、縦幅を480ピクセルにする場合は下記のようなコードになります。

screen 0 , 640 , 480 , 0 , 0 , 0


初期化する画面モード

 この項目については、初めのうちはあまり気にしなくても問題ありません。今は0(フルカラーモードでウィンドウを作成するモード)を設定して下さい。ゲームを作成する分には0のままで良いでしょう。


ウィンドウの配置

 このパラメータを使うとウィンドウをあなたのモニター上のどこに表示するかを設定できます。左から100ピクセル、上から200ピクセルの位置にウィンドウを表示したい場合は下記のようなコードになります。

screen 0 , 640 , 480 , 0 , 100 , 200


ウィンドウのサイズ

 おそらくこのパラメータを理解するのが難しいのではないでしょうか?実際に表示されるウィンドウの横幅と縦幅という考え方に躓くことがあります。「初期化する画面サイズ」でも同じくウィンドウの横幅と縦幅を設定しました。ここで設定するのは「初期化する画面サイズ」の表示したい画面サイズを設定するようです。通常はこのパラメータを設定せずに省略して良いことになっています。

 下記の例では、実際にはウィンドウは横幅640ピクセルですが、表示されている横幅は480ピクセルということになります。残りの160ピクセルは別のコマンドによってスクロールさせることができるようです。興味があれば挑戦してみてください。

screen 0 , 640 , 480 , 0 , 0 , 0 , 480 , 480


最終的なコード

 ウィンドウの設定方法について紹介しましたが最終的には下記のコードで進めていくことにします。一旦、画像を表示するコードは削除しています。
 ウィンドウをモニターの中央に配置したいという方もいると思うので次回はそれについて紹介します。余力のある方は自分で挑戦してみて下さい。

screen 0 , 640 , 480 , 0 , 0 , 0


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