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自分の機嫌は自分で取る、それが大人のたしなみ

好きなアクセサリーを買っていますか?

私は好きなアクセサリーを買うのにとても抵抗がありました。
年齢的な側面で「もう歳だし…」というのもありましたが、
アクセサリーだけでなく、服やバッグ、旅行…あらゆるものにお金をかけるのが怖かったんです。
もともと健康不安が強くて、安定した仕事を希望するくらい自分の健康には自信がなくて、「いつか体を壊して生活が出来なくなってしまう」とまで考えていました。

なので、いつ何が起きてもいいようにお金を備えていたかったので自分のために何かを買うということが上手に出来ませんでした。

例えば、すっごくかわいいアクセサリーがあっても「なくても困らないし、こんなにお金は出せない」と諦めていました。でもよくよく考えるとその価格は、これから自分の人生を大きく左右させるような金額ではありません。でも自分が我慢すれば済む出費は自分自身が許すことが出来なかったのです。

そういった我慢の積み重ねは、仕事や人間関係でも発揮してきます。むしろそちらのほうが我慢の積み重ねは大きいかもしれない。だからこそ、自分のプライベートは自分が楽しいように作っていかなきゃいけないんですよね。
我慢が板につくと、我慢している自分にさえも気づけなくなってしまって楽しいことや不快なことさえも分からなくなってしまいます。

そうすると知らず知らずのうちに、ストレスをためてしまうんです。
そして我慢をする自分が当たり前になると、ストレスで弱くなっている自分も「これくらい我慢しなきゃ!」と思ってさらに我慢耐性が強くなってきていまいます。

私はいつかお金がなくなって困ってしまう自分をイメージして、その不安を解消するかのように仕事をしていました。

そして、「病気になったときに困らないように貯めたお金」をきちんと病気で使えるように、私は体を壊したのです。ある意味夢が叶ったのかもしれません。

確かに借金するほど、お金に困りませんでした。でも、「だからやっぱりお金を貯めてて良かったよね。これからもそうしよう。」とは思いませんでした。

なぜなら、これまでの我慢や無理の積み重ねで体を壊してしまったと分かったからです。

今になって思うのは、その頃のクローゼットの中身は自分の好きなものではなく、社会で困らないものばかり。私らしさの全くないものでした。

あの頃に比べると今は完全に収入面は下がっていますし、
社会的ポジションもあの頃のほうが上だったと思います。

でも、今の方が自分には合ってると心から思えるのは、
自分の好きなものや嫌いなものをはっきりと言えるようになったから。

快、不快が分からないのはとっても危険。
だって熱いものがあったら避けるじゃないですか?
危険を察知する能力があるからこそ、自分が心地よく生きられるんですよね!

自分の好きなもの、欲しいものに対して「これは無駄な出費」と思い始めたら、自分の気持ちを我慢している危険信号なのかもしれない、そう思って今は生活しています。

お金を使うことで自分を窮地に立たせてしまうのでは?と、これまでずっと思っていましたが、自分のためにお金を使うこと、それは自分の意思や自分そのものを大切にしていることに他ならないと思うのです。

なので欲しいものを買った自分を責めるのでなく、「自分のためにきちんと買ってあげてる私、えらい!」って褒めてあげるほうが自分のために、それが巡り巡って周りの人のためになるのかなと思います。
だって自分責めしてたら、自分が元気なくなって周りの人も気を使っちゃうと思うから^^;

自分の機嫌は自分で取る、それが大人のたしなみだと思います。


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