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日本のビジネス現場では、英語の前に「日本語力」が求められているのでは?という話

創業110年の老舗企業人事としての悩み。(悩みというか、「対処が必要かつ、興味深いテーマ」かな)

英語もSTEAM教育も大事だと思うんですが、リモートワークも増えチャットツール全盛の環境だからこそ、もっとベーシックなところで「日本語力」の底上げが求められていると思うんですよね。大半のビジネス現場では。


  • 内容が正確に伝わりやすい「論理構成」「文章構成」

  • 相手が受け取りやすいよう、情理にも配慮された「言葉選び」「(記号や顔文字等含めた)表現方法選択」

ができないと、不必要なコミュニケーションの往復や、感情的な摩擦がたくさん生まれてしまう。

さらにそこに、『「対面」「上意下達」の文化に慣れ切ったシニア層メンバー』と、『「オンライン」「フラット」の文化で育った若手メンバー』の価値観の違いとかも絡んできたりすると、、、まぁ大変(笑)。

※もちろん、自分も完璧にできていると言うつもりは毛頭無いんですが(ノ_<)、想像以上にレベルのバラつきが大きいなぁ、、、と。



まぁ突き詰めれば、求められるのは「想像力」なんですけどね。きっと。

読み手がどんな前提知識を持っていて、どんなメンタリティで読むのか。

それを想像したら自然と構成や言葉選びも変わってくるはず・・・なんですが、その「はず」に甘えちゃいけないんだなぁ、としみじみ感じてしまうような案件も色々起こっていて、こりゃ真剣に対策せねばという今日この頃。

そもそも、「非対面」「非同期」「短文」「高頻度」を前提としたテキストコミュニケーションの作法って、ちゃんと学ぶ機会なんて無かったしなぁ。
今の子たちは、そういう機会があるのかな?



でもって、そんな文脈の中、「80へぇ」くらい押したい(←古い!)記事に出会いました。

そうなんですよ。前提・価値観が違うんです。
でも一概に「価値観が変わってきてるんだから、若者に合わせようよ」という話ではないんですよね。

効率と能率を重視せざるを得ないビジネスにおいては、チャット文化に慣れている側も、
『「友人とのチャット」と「仕事上でのやり取り」は異なるんだ』
という前提に立って、相手の時間を無遠慮に奪ってしまわないような配慮
ができたらいいなぁと思っている派です。


まとめると、

①「日本語?改めて勉強する必要なんてないでしょ」と思わずに、日本語コミュニケーション力の底上げをするのが大事。

(特に、内容が正確に伝わりやすい「論理構成」「文章構成」と、相手が受け取りやすいよう情理にも配慮された「言葉選び」「(記号や顔文字等含めた)表現方法選択」

ちなみに、サイボウズさんが作った以下のスライドとか、超参考になります。おススメ。


②世代によって前提となるコミュニケーションスタイルが異なることを、若い世代もシニア世代もお互いに認識する。そのうえで、自社でのスタイルを定める。

こんな話も、おさえておくべきですよね。↓

これも、「なるほど!」と膝を打った話。↓



①も②も学べるようなコンテンツを自社向けに構想しているものの、もし既に効果的に学べる研修や動画コンテンツとかあったらぜひ教えてください!!m(_ _)m


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