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AO入試の志望動機書の書き方・#2: 確定と不確定(誇張)事項の割合

この点も前に書いた点と重なるのですが、どうも写実派?の絵画のように、全てを確実に書き上げる、ことを目指す受験生が多いです。(志望動機書はあなたという商品のコマーシャルである、という考え方に関連して)この写実的な描写の割合は8割くらい、という感じです。残りの2割は不確定事項、そして言い方を変えれば誇張・大風呂敷。国内の大学への志望動機書、なので、この誇張はそこまでは大きくなくてもいいと思います。
(* ですが海外大学へ、となると、その他の受験生全員が5、6割盛って来るので、自分もどんどこ盛らないと、同じ比較・競争のフィールドにさえ立てない、という状態が起こりますのでそれは気をつけていかないといけません。また海外大学進学対策、という形でも書ければ、とは思っております。)

写実的な確定事項の描写が、過去そして現在までの「起こったこと・したこと」について、となり、そして誇張の部分は、「現在〜未来」の事項と、そのことの説明の仕方、という意味の「HOW」の部分・描写が入る感じになります。

ここの誇張、というのはしかし決して「嘘・虚実」ではありません。あくまで誇張、大風呂敷、盛ってる……そういう表現となります。なので、「どこまで盛ったらいいのか」という自分の書いている文章に対する質問としては、「これは今私は『うそ』をついているのか?」と自問して頂いて、答えが(ギリギリ!)No、つまりギリギリストライクゾーンであれば書き入れる、となります。どストライクは簡単に打ち返されますのでダメ。あくまでボールギリギリの、ストライクゾーン限界まで誇張してください。

あと大学入学後、そして大学卒業後の将来のビジョンは何も契約書ではないのですから、志望動機書に書いた、そして面接時に語る将来の内容が、「入学したその日にたまたま変わる(!)」こともあるわけで、別に書いた内容を自分の将来への無駄なプレッシャーとさせることもまた不毛、不要なことです。どんどん後から変えてもいいです。そこは心配しないでください。

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