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カウンセラーへの相談は難しい?

参加者:親方(弁護士)、夜山(心理士)、Sho1(公務員)、コウノ(心理士)、しおから(編集者)です。

1.ネットでカウンセラーを探すの難しい?

親方:カウンセラーの相談を実際にしようと思って、私の方で調べて見ました。その感想として、どうやってカウンセラーの相談を受ければいいのかわからなくなって、相談するの難しいなと思ったので、今日はそこから話を始めたいと思います。

親方:ホームページを見て思ったのは、なんかハードルがちょっと高いなって思ったのが一番でした。どんな患者さんが来るのかという記載で、鬱病だったり結構重めの症状が書いてあるんですよね。「今、私のこの軽めな悩み的なところで気軽に相談してもいい場所なのかな?」っていうような風に思っちゃったんですよね。

しおからさん、Sho1さん、カウンセラーのホームページ見て、どのような感想ですか?

Sho1:同じ認識です。今、僕は、横浜にあるカウンセリングルームのホームページを見ていて、相談内容に、トラウマや引きこもり等書いてあって、これは比較的色々な症状などが書いてあるので、例外かもしれないですけど、少し重いのかなという感じです。
あと、同意書、問診表が大変に感じました。相談場所で、ぱっと渡されるなら、そんなに抵抗なく読めたり、書いたりできると思うんですけど、ネットで見ると結構重く感じます。

親方:同意書、問診表をネットで見ると重いというのは、認識してなくて、新しい視点です!なるほど。私なんかはパソコンで契約書を読むことなんかに慣れているからか抵抗はないですけど、そういう抵抗もあるのは、重要な視点ですね!

次に、しおからさん、いかがですか?

しおからさん:そもそも精神科医がいないカウンセラーだけのところはあるんですか?

親方:ありますよ!まさに先ほど話に出たカウンセリングルームは、カウンセラーさんだけのところだと思います。

しおから:そうなんですね。今調べていたところは、ビジネスでの人間関係の悩みとか色々な相談ができそうですが、ホームページのデザインとか、天使?の絵とか、 ちょっと怪しげな感じですね(笑)

親方:確かに(笑)

2.値段と時間と信頼と

しおから:信頼できるところには行きたいのが一番で、行きやすいのはとてもいいと思うんですが、軽すぎても心配ですね。ちなみに、値段は50分8000円ってありますけど、相場くらいなんですか?

コウノ:相場ぐらいの値段だと思います。都内なら10000円ぐらいかもしれませんが。

親方:1回の相談は、相談の時間を含めて1人にかかる時間は大体どのくらいなんですか?

コウノ:検査があったり、内容が込み入った場合は所見まとめるのに時間かかることもあるので、そういった場合は2時間ぐらいかかる時もあります。あえて一般的な時間というのであれば、まあ、だいたい平均して1時間30分ぐらいかな?と思います。

親方:話前後しますが、問診表書くのはハードル高く感じますね。問診表書くのは一般的なんですか?

コウノ:問診表書くのは一般的ですね。フォーマットはそれぞれ違うと思います。

親方:問診表という呼び方が重くさせている気がしますね。他に少し軽い言い方とかあれば。。。

Sho1:事前アンケートだと違う気がしますね。

親方:確かに。アンケートなら、そこまで記載するのに重い感じはしないですね。

しおから:カウンセラーを選ぶにあたって、カウンセラーの顔写真がないのこわいですね。カウンセリングには、高い金額を出すので、どういう人が相手になるのか気になります。もちろん写真だけでわかるわけではないですけど、顔は知りたいので顔写真は欲しいですね。

親方:これはわかります。私も調べてみて、顔写真がないところも多いなという印象で、一方で1回で1万円近くは支払うことを考えると、顔は見たいなと思ってしまいます。他方で、弁護士の立場としてあえて顔を出さないことにも理由があるのかなとは思いますが、コウノさんいかがでしょう?

コウノ:顔を出さないのにも理由があって、例えば、カウンセリングは、特殊な環境なので、ほれられてしまうことがあったり、ストーキングの問題があったりします。こういう問題があるので、カウンセリングルームの住所も出さない場合もありますね。あと、顔出すことに抵抗あるのは、人によって違うけど、長くやっている人ほど抵抗あって、顔を出さないかもしれません。

親方:色々な問題があって、ちゃんと理由がある上での話なんですね。それでも、やっぱり顔写真があるといいなとは思ってしまいます(笑)

3.一般人の感想に対する心理士の驚き

親方:これまでの話を聞いて、コウノさんの方から逆に驚きだったという点はありますか?

コウノ:同意書に抵抗があることも驚きでしたが、一番は、病気の対応ができることでハードル高くなるということでした。資格を持っていて、それによって病気の治療をできるはずなのに、そこでハードルが高くなるというのは、ショックを受けましたね(笑)

4.心理士の選び方と弁護士の選び方の比較検討

親方:ありがとうございます。しおからさん、今日のお話踏まえて、何かありますか?

しおから:私は、カウンセラーの相談を受けたことがあるんですけど、信頼できなかったです。最初の入り口が悪かったのか、とりあえず2回やってみても、変えるべきなのかがわからないまま、相談するのをやめてしまいましたね。

親方:使ったことがあるんですね!しおからさんの発言に関連して、コウノさんに伺いたいのは、心理士さんの選び方ってあるんでしょうか?

コウノ:正直、すごい難しくて、自分に良い心理士さんかは、運の要素があります。強いて言えば、SNSの発信を見てみて、確認するぐらいの方法はあるという感じです。
逆に、弁護士の選び方って何かありますか?

親方:弁護士の選び方として、もし知り合いに弁護士がいれば、その知り合いの弁護士に紹介してもらうのが一番いいと思います。もしいなければ、弁護士を知っている知人とかに、弁護士を知らないかを聞いてみるのもいいかもしれません。多少は周りに弁護士を知っている人がいなければ、法テラスや名前を知っているような事務所に行ってみるしかないかと思います。

夜山:なるほど。働く人を医療機関に紹介したい時に、産業医を持ってるところを紹介する、に近いかも。医療機関探しの際に、の話ですが。

親方:なるほどですね。そしたら、夜山さん来たので、いい心理士の探し方について、話聞いてみましょうか。

夜山:いい心理士・・・・難しい。「いい」とは?って感じですよね

親方:いいって曖昧ですね。私の考える「いい」心理士は、うつ病とかの症状のある状態よりも前に、仕事とかでちょっとキツイなという状態でも信頼して話をすることのできる心理士さんのことかなというイメージです。

夜山:ビジネス上のそういう話っていうと、コーチングとか、そっちの方があるのかもですね。対人関係とかの相談としても、キャリアカウンセリングの人がその辺やりそう。非医療的な相談=キャリアコンサルタント、とか産業カウンセラーみたいな。そんなこと全然ないんですけどね。産業カウンセラー取りたがる人は、企業の人に多いです。

親方:コーチングの方向は確かにそうですね。ちなみに、別にうつ病でなくとも心理士さんに相談してもぜんぜんかまわないんですよね?

夜山:全然かまわないですよ!

5.ビジネスの悩みを解決する療法は行動療法!

夜山:それと、ビジネスの悩みとかは人間関係が多いかなというところで、行動療法とかの方が相性はいいかもですね。対人関係療法とかも、その辺の人間関係のこととか、強くないですか?コウノさん、どうでしょう?

コウノ:確かに精神分析よりも行動療法の方が相性がいいですね。行動療法は、問題やルートとかも明確にしていくのが得意なので、相性がいいと思います。一方で、対人関係療法は、「病気を治す」ということが目的の心理療法なんです。ですので、人間関係に強いっちゃあ強いけど、対人関係療法そのものを直接ビジネスの悩みなどに適応することはできないんです。

親方:対人関係療法というと、正に人間関係を扱うものかと思っていたのですが、そうではないんですね!

コウノ:そうなんです。一般の認識とは違う言葉で、ちょっとわかりづらいですよね。

6.まとめ

今回はネットでカウンセラーを探す話をしてみましたが、いかがだったでしょうか?現代社会で、まず何かを探す際には、必ずネットで調べると思うのですが、調べたい情報についての知識がちゃんとないと調べることができないのが、ネットの調べものです。。。本末転倒な部分がどうしてもありますが、本記事が皆様が検索する際の手助けになるとともに、私たちの活動がどんなものかを少しでも知っていただければ幸いです。


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