少子化と婚外子
最近の日本経済新聞は、ジェンダーイデオロギーに歪曲された少子化関連の記事が目に付く。
「多様さ認めるデンマーク、家族の形を37種類に分類」
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) November 21, 2022
「フランスなど婚外子の割合が高いほど子供を産める」
日本は伝統的家族観から多様化が進まず、広がったのは未婚化でした。
【人口と世界 わたしの選択①】
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事実婚やシングルマザーなど様々な親子がいますが、婚外子の割合が高いほど家族のかたちにかかわらず子供を産めるといえます。低いほど伝統的な家族観に基づき、結婚と出産の結びつきが強い傾向です。「人口と世界」第5部はこちらから。#婚外子 #出生率 https://t.co/e44ZjLZ71D pic.twitter.com/Yf4BQ1d1Ph
— 日経ビジュアルデータ (@nikkeivdata) November 22, 2022
伝統的な家族観だけにこだわることなく、多様な家族の形を認めることが、少子化問題を解決するためのひとつ方策になり得る点を北欧などの例は示しているようです ーー 「まず結婚」が招く少子化 北欧は婚外子5割、支援平等 https://t.co/hLphoRf9dr
— 清水功哉(日本経済新聞) (@IsayaShimizu) November 21, 2022
家族の多様性を認めることと、出生率やGDPの高さについての記事です😃「まず結婚」が招く少子化 北欧は婚外子5割、支援平等: 日本経済新聞 https://t.co/voZXl0bZLP
— 駐日デンマーク大使館🇩🇰 (@DanishEmbTokyo) November 21, 2022
日経のアンケート結果が衝撃的。「結婚はした方が良いと思う」と答えた20代、30代の女性は僅か40%。男性も50%を切っている。出生率の高いフランス、スウェーデン、デンマークなどの欧州の先進国では婚外子が5割超。日本は2%。このままだと少子化の加速は確定的。
— 細野豪志 (@hosono_54) November 22, 2022
出生数が激減。「結婚はした方が良いと思う」という20代、30代の女性は僅か4割。出生率の高い欧州の先進国では婚外子が5割超。日本は僅か2%。婚外子も支える仕組みを作らないと日本が滅ぶ。 https://t.co/4CxB1XEVOK
— 細野豪志 (@hosono_54) November 27, 2022
#日経新聞 からついに核心を突いた記事が出始めました。
— 石丸伸二(安芸高田市長) (@shinji_ishimaru) November 25, 2022
>当たり前を問い直し、家族観と制度をアップデートしなければ、深刻な少子化から抜け出すヒントはつかめない
「結婚の推奨は少子化対策にならない」とまず政治家が理解するべきです。https://t.co/LNNyBWt2zB#安芸高田市 #少子化 @nikkei
西洋諸国の婚外子の割合が大きいのは、結婚がキリスト教の教会や神と関係するもので、その縛りがきつかったという歴史的背景の反動で、1960~70年代から本格化した脱宗教化・旧来の社会規範からの解放(性解放もその一部)では「婚姻制度からの解放」も進み、それが婚外子を急増させた。
一方、日本を含む非西洋諸国でも脱宗教化・旧来の社会規範からの解放は(時間差はあるものの)進んだが、婚姻制度からの解放には結びつかないので婚外子も西洋諸国に比べると少ない。
「婚姻制度にとらわれない」ことの意味が西洋諸国とそれ以外では異なるので、西洋諸国の出生率と婚外子割合の関係を日本に当てはめることはできない。
婚外子の多さが高出生率につながるという説にも無理がある。北欧でもフィンランドとノルウェーでは出生率の低下が懸念されており、南欧では婚外子が急増しているものの、低出生率が続いている。長期的に見れば、家族の解体は出生率の上昇ではなく低下と対応している。
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注目されるのがハンガリーで、近年では出生率の上昇と婚外子割合の低下が同時進行しているが、これには少子化対策に熱心なオルバーン政権が北欧とは逆にキリスト教ベースの伝統的価値観に基づく家族を基本としていることが関係している。
![](https://assets.st-note.com/img/1669301283656-sqaGsqtHgH.png?width=1200)
Hungarian Parliament has amended the constitution to enshrine protections for family and children. Read the details on my BLOG: https://t.co/pfUrtQmlY4
— Zoltan Kovacs (@zoltanspox) December 15, 2020
結婚の第一義的な意義が繁殖にあるのは自明である。
結婚とは父親の「産ませ逃げ」を防ぐための社会制度(女の取り合いを防ぐ意味もある)。
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