女の自殺の増加とskin in the game

7月・8月の女の自殺の増加がこの専門家が言うように「女性が経済力を求められるようになった」「女性の社会進出が進んだ」ことと関係しているのだとすれば、それはタレブ的には女が"skin in the game"するようになったことを意味するので、正しい方向である。

女性を取り巻く状況は大きく変化していますが、中でも大きいのは、女性が経済力を求められるようになったことでしょう。
女性の社会進出が進んだことで女性にとっても経済力は重要だという感覚が広まりました。それ自体は正しい方向だったと思います。ただコロナ禍で社会の経済状況が悪化した時に、『自分の役割を果たせていない』と感じる女性が増えたのだと思います」

社会的・経済的成功者と経済的要因による自殺者がどちらも男>女なのは、社会的地位や財力を争うゲームの参加者数が男>女であることを反映している。男は事実上の強制参加だが、女は不参加や途中退場が認められていた。

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女がゲームに本気で参加するのであれば、当然、男と同様にダウンサイドリスクも引き受けなければならなくなる。オプションの売り手になるのであれば、プレミアムの受け取り(≒社会進出して稼ぐ)と引き換えに、買い手の権利行使に応じて巨額の損失を背負う(→最悪の場合は死を選ぶ)ことを覚悟しなければならないことと同じである。

国や地方自治体が進める男女共同参画支援とは、ゲームが得意な(一流の)女が

◆ダウンサイドリスク回避のためにハンディキャップを要求する
◆不得意な(二流の)女をカモにするために参加を強制する

ことが目的であることにカモは気付いた方がよい。ゲームが得意な女がこのように(⇩)煽る裏には、カモに「ダウンサイドリスクを取りたくないのでゲームに参加しない」という選択をさせないという邪な動機が隠されている。

賃金が上がらないといっても、外食せずに家で鍋をつついて、100円レンタルのDVDを見て、ユニクロを着ていれば、十分に生きて行けるし、幸せでしょう?

『動物農場』の🐷に相当するゲームの得意な女たちは、家事・育児の次には出産までもカモに押し付けようとしている。

付録

医学部入試の「女差別」も、女が男よりもダウンサイドリスクを嫌うことが原因である。高い所得や社会的地位を得られる代償として激務を受け入れる傾向は男>女なので、入試段階で統計的差別しなければ医療のマンパワーが不足してしまう。

現在では、各種ミスコンに入賞する女医やバラエティ番組で活躍するタレント女医は増える一方である。「医師夫と都心タワマンで暮らすセレブ女医」のようなメディア記事も多い。
「優れた医者になりたい」というよりも、「日本に残された数少ない既得権層に入る手段」として受験勉強に励んでいるような姿に、「なんだかなぁ……」という思いでいっぱいになった。

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