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2023年8月の記事一覧

明石の虚言王とリテラシー

マスコミの明石の虚言王こと泉房穂前市長推しが続いているが、取材者と多くの読者が「嘘・大袈裟・紛らわしい」を見破れるかのリテラシーチェックとして使える。 マスコミに推されていながら敵視されているようにアピールするのがこの人物のテクニック。単純だが「マスゴミ嫌い」には効果的である。 泉房穂の「凄さ」を示すものとして「2.38倍」が注目されるが、これがどの程度凄いのかを検証したマスコミの記事は全く見かけないまで代わりにデータを示してみる。 泉房穂は独自の分類を用いるために他の

日本経済は30年成長していない?

最近、前明石市長のような「嘘・大袈裟・紛らわしい」を平然と述べる人物が目立っているようで、世も末だと感じる。 ダウト。2002年1月~2008年2月は戦後最長、2012年11月~2018年10月は戦後二番目の長さの景気拡大期だった。 ダウト。イタリアは戦争・内戦していないが日本よりも30年間の経済成長率は低い。 30年間では人口増加率の差も大きいので、1人当たり(per capita)で比較すると、日本より実質成長率が低く、戦争・内戦していない国は幾つもある。 日本が

明石市は建設ラッシュ?

昨日の記事の続き。 泉房穂(前明石市長)によると、明石市では「5つの無料化」等の子育て支援拡充によって建設ラッシュが起こったというが、 これ👇のどこが建設ラッシュなのか。 「数字のトリックは簡単にできる」と公言するように、政治なんて騙したもん勝ち、嘘も方便という信念だが、確かに現時点では大成功している。 このような人物の嘘を暴くことがマスメディア(報道)の使命のはずだが、その逆に言いたい放題する場を与えているのが現状。

明石市のアカシノミクスは数字のごまかし

泉房穂(前明石市長)がアベノミクスは数字のごまかし・トリックだったと批判しているが、それを言うなら自画自賛するアカシノミクスはそれ以上のごまかしである。 この「子育て支援を起点とした経済好循環」のストーリーはいかにももっともらしく聞こえるが、現実には存在しない(詳しくは過去記事のその一とその二を参照)。全国の人口が減少する中、明石市の人口は増加しているが、市税収入や課税対象所得の増加率は全国(市区町村計)と変わりない。明石市の税収増は全国的な景気拡大→税収増の上げ潮に乗って