にわかルーティン
にわかフリーランスになってから、数日が経つ。
あえてにわか、としているのは、前職の引き継ぎや残してきた仕事がまだ残っているから。体調不良も相まって、チビチビと進めていたここ数日。申し訳なさで穴があったら入りたい。そのまま3年は寝たい。
そんなぬるっとしたフリーランスの始まりではあるものの、最近感じているのは「ルーティン」の重要性。数年前にラグビーで有名になったアレである。(情報の鮮度が古い)
当たり前に送っている日常の中には、どうやら見えないルーティンがいくつも隠されている。
私の場合、朝起きてまずコーヒーを淹れ飲むこと。白湯がいいらしいのだけれど、限界カフェイン中毒者はそこに辿り着くのがなかなか難しい。
通勤中の車の中で、爆音で音楽を聴くこと。帰ってきたらまず洗濯機を回して、炊飯器のボタンを押すこと。食事をとったら、温かい飲み物を淹れること。寝る直前に明日の予定をサッと見て、明日着る服を考えること。
何気なしに過ごしている毎日の中には、自分の無意識下で行なっているルーティンがいくつもあった。
ところが生活する環境が変わり、状況が変わり、仕事の仕方も変わった今はこのルーティンがどこかに飛んでいってしまった。そりゃそうだ。
そのおかげで、なんだか足回りが常にふわついている感覚。
慎ましく生活は送っているのだけれど、なんとなく誰かの生活を借りて身に纏っているような、そんな偽物感を感じてしまっている。
早急に、でも丁寧に、第二章版の生活を整えなくては。
そう思って今日から、またコーヒーを淹れてみることにした。きっと好きなことから始めるのがいいだろう。ちょっとだけいい豆を買って、一息つく。
さて、今日は何から始めようか。
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