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本が読めない

いつからか小説などの少し敷居の高い分野の本を満足に読む事ができなくなってしまった。
正確に言うと時間をかければ読めるのだが、とても時間を要するようになってしまった。
文字を追うのだが、どうにも内容が頭に入ってこない。
おそらく何かしらの軽度な障害に該当するのかもしれない。

小学生までは文章を読むことについては特に不自由がなかったように思う。
むしろ国語は得意だった記憶がある。

調べてみると「ディスレクシア」という学習障害が存在するらしい。

発達性ディスレクシア(Dyslexia)とは
ディスレクシアとは、知的に問題はないものの読み書きの能力に著しい困難を持つ症状を言います。
充分な教育の機会があり、視覚・聴覚の器官の異常が無いにも関わらず症状が現れた場合に称します。
大脳の仕組みによってそのような症状が出ると考えられています。

NPO法人EDGE
https://www.npo-edge.jp/whats-dyslexia/

いわゆる識字障害のことらしい。

読み書きの能力に著しい困難…
書くことに関しては特にそんなに苦労していない気がする。
最近ペンを握る機会がめっきり減っているから分からん。

視覚・聴覚の器官の異常が無いにも関わらず症状が現れた…
これはその通りかも。

小学校に入ってからでないとはっきりわからない、ひらがな、カタカナそして漢字と学習が進んで行く中で、困難さが顕著になる場合や、英語の学習が始まってから、大学に進んでから困難さが顕著に出ることもあります。

読み書きが困難だと疲れやすく、自信を失いがちになり、対応を怠ると学習の遅れだけではなく、心身の不調につながることがあります。
現在ではICTの発達やいろいろな方法で補うことにより、文字を読んで手書きするということがすらすらと正確にできなくても、以前と比べるとそれほど大きな問題ではなくなってきています。

NPO法人EDGE
https://www.npo-edge.jp/whats-dyslexia/

ディスレクシアとは
ディスレクシアは、学習障害のひとつのタイプとされ、全体的な発達には遅れはないのに文字の読み書きに限定した困難があり、そのことによって学業不振が現れたり、二次的な学校不適応などが生じる疾患です。1896年に英国のMorgan先生が最初に報告しました。

国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
https://www.ncchd.go.jp/hospital/sickness/children/007.html


うーん。学生時代は自覚なかっただけで実は不自由していたのか。
得意だと思っていたけど。


さらに調べると有名人にもこの障害を抱えている人が多いらしい。
トムクルーズや、ジョンレノン、ポールマッカートニー、スピルバーグがそうだったらしい。
(アインシュタインやエジソンもそうだったって書いてあったけど本当??)
加齢とともに突如発症することってあるのだろうか。

アルベルト・アインシュタイン
トーマス・エジソン


ということで小説を読む気はあるのだが、まったく今まで読んでこなかったため二の足を踏んでいる。
過去なんとか苦労して一冊読了を果たしたのは田山花袋の蒲団くらいか…。
他に記憶がないから多分そう。

田山花袋

知り合いに最近芥川賞候補に入ったもの凄い人がいたのだが、その人の作品も発売日に買ってずっと手元にはあるものの、いまだ読めずにいてとても心苦しい。
読みたいのだがどうにも読めない。

ペン(現代はパソコンか)を用い文章を武器に戦っているあの人に一度嬉しい言葉をいただいたことがある。
『センスがあるかどうかは分からないけど君は文章力それなりにあるよ』、と。
誰にも言われた経験がなく自分でも意表をつかれた言葉だったので、あの人は特に他人への観察眼がずば抜けている人だったんだろう。

なんとか読めるようになりたい。

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